乾電池は燃えるゴミOK?間違えると爆発の元!処分は正しい方法で

色々な乾電池生活

色々な乾電池

 

使い切って使えなくなった乾電池・・・、どのように捨てて良いのか疑問に思ったことはありませんか。

 

昔は細かい分別がなかったので、『燃えるゴミ』『燃えないゴミ』『粗大ごみ』の3つにしか分けられていませんでした。

 

乾電池自体大きいものでもありませんし見た目からも燃えるとは言い難いので、燃えないゴミと一緒に捨てていましたよね?

 

しかし、燃えないゴミの回収は一ヶ月に一度しかありません。

 

その日を逃してしまって気づいたら何本も溜まっちゃった、なんてよく聞く話です。

 

乾電池は『危険物』や『有害物』として扱われていますので、燃えるゴミの中にポイッ!なんてことをしたら大変のことが起きるかもしれません。

 

そこで今回は、使い切った乾電池を、実は燃えるゴミに出しちゃっても問題ないのか?乾電池が爆発するって本当なのか?乾電池の正しい処分方法をまとめました。

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乾電池は燃えるゴミOK?

使用済みの乾電池。

 

こんなに小さいものだし、燃えるゴミと一緒に出してしまいたい衝動に駆られてしまう瞬間があります。

 

しかし乾電池は『不燃物』となりますので、燃えるゴミとして捨てることは絶対に出来ません。

 

不燃ゴミとして出すか、若しくは家電量販店やホームセンターの入り口付近などに『乾電池専用のゴミ箱』が設置されていますので、そのボックスに入れるようにしましょう。

 

以前、乾電池を製造する過程で、『水銀』を使っていたのをご存知でしょうか?

 

今でこそ国産の乾電池には水銀を使うことはなくなりましたが、1990年より以前に製造された乾電池には、微量ながら水銀を使用していました。

 

乾電池を安全に使うためには仕方がなかったのです。

 

水銀を含んだ乾電池を燃えるゴミとして出してしまうことで、燃やした時に出る煙に乗って空気中に水銀ガスが排出され、また焼却炉内も水銀で汚染されてしまいます。

 

水銀ガスは、一旦大気中に出てしまうと気流に乗ってぐるぐる回り、地球環境汚染物質として地球をグルっと覆い尽くしてしまいます。

 

悲しいことに、撒き散らされた地球環境汚染物質は薄まることも消えることもないんですね。

 

廃乾電池から出てくる水銀による環境汚染の懸念が高まったことで技術開発され、1992年以降の生産分からは水銀未使用の乾電池が出回るようになったのです。

 

「水銀含んでないなら汚染物質で大気を汚す心配ないんだから、燃えるゴミに出して良いじゃん!」

 

というのは安易な考えです。

 

乾電池は『危険物』『有害物』と位置づけられていますので、燃えるゴミとは一緒には出さないようにしましょう。

 

乾電池は本当に危険で、もし発火してしまった場所が燃えるゴミの中だとしたら、大きな火災に繋がるかも知れないのです。

 

使用済みの乾電池は『不燃ゴミ』として出すか、乾電池専用の『回収ボックス』に持って行くようにしてください。

 

また、地域によって乾電池をゴミとして出せる日やルール・出し方は様々です。

 

ご近所の詳しい人に尋ねてみるか、市役所などに尋ねると良いでしょう。

 

乾電池は燃えるゴミに出すと爆発の元!

「そんなこと言われても、もう出しちゃった!」

 

ご心配なく。

 

既に燃えるゴミとして回収されてしまった乾電池は、ごみ焼却炉に入れられて燃えてしまいます。

 

もしかしたら焼却炉の中で燃えきれずに残ってしまうかも知れません。

 

場合によっては爆発することもあります。

 

でも、焼却炉は24時間絶えずゴミを燃やし続けており、中に人が降りていくことはないので人命に影響を及ぼすことはないでしょう。

 

現在製造されている乾電池には水銀が含まれていませんので、毒性に関して心配には及びませんが、だからといって大量に乾電池を出してしまうと、爆発の衝撃で焼却炉が故障する可能性があることは念頭に置いておいてください。

 

火災につながるとは?

既に回収されてしまった乾電池はどうすることもできません。

 

何事もなく焼却炉の中に入ってしまえばギリギリセーフですが、焼却する前の集められた焼却待ちの山の一角から発火する可能性があり、その場合は集積所にご迷惑をお掛けすることになります。

 

発火する原因は、乾電池のプラスとマイナスがショートし電流が流れ発熱することによるものです。

 

また、使い切って時間が経過した古いものでも、電池容量が残っていれば発火する可能性はあると言えます。

 

しかしながら、そう簡単にショートはしないということなので、深刻に悩む必要はなさそうです。

 

回収される前の火災の原因にも?

発火の原因は、電気が流れることで起こり得るとご説明いたしました。

 

燃えるゴミの袋の中で、この現象が起きたとしたらどうなるでしょうか。

 

ゴミの中にアルミニウムのような電気を通すものがあったとすると、接触することでゴミに燃え移り、小さな火種が大惨事に発展するとこがあるのです。

 

乾電池を間違って燃えるゴミに出してしまう人は一人や二人ではないでしょうから、今度から注意すれば大丈夫です。

 

乾電池は『不燃ゴミ』として出すか、『回収ボックス』に入れるようにしてください。

 

乾電池の処分は正しい方法で!

使用済みの乾電池は、全部使い果たしたと思っていませんか?

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「だって、リモコンが動かなくなったし」

「だって、時計の針が止まったし」

「だって、ガスコンロが作動しなくなったし」

 

だから『空っぽになった』というイメージがありますよね。

 

でもだからといって、完全に使い果たしたとは言えません。

 

電池チェッカーなどで数値として見ない限り、空っぽになったかどうかなんて判断出来ないはずです。

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もし少しでも容量が残ったままになっていると、他の金属や乾電池同士が触れてショートする恐れがあります。

 

想像してみてください。

 

先程もご紹介した通り、何かの拍子でショートしたことによる火花が原因で、火災にでも繋がったら目も当てられません。

 

「あの時、ちゃんと処理しておけば・・・」という、後悔の念に駆られてしまいますよね。

 

そうならないためにも、自身で出来ることはちゃんとやっておきましょう!というお話をします。

 

乾電池を処分する前にやっておくこと

ショートして発熱や破裂を防止するために出来ること、それば『絶縁』です。

 

乾電池の端子部分(全てのプラス極とマイナス極)に、セロハンテープやビニールテープを貼ることで絶縁することが出来ます。

 

簡単ですよね。

 

不燃ゴミにするにしても、回収ボックスに入れるにしても、どんな形状のものでも例外なく絶縁するようにしてください。

 

乾電池は通常、リサイクルされるか埋め立て処分されるかのどちらかが一般的とされています。

 

燃えるゴミで出して良いという地区は、あまり多くないのではないでしょうか。

 

『乾電池』という独立した分類や、『危険ゴミ』に分類する地域もありますよね。

 

一概に『乾電池は不燃物として出して良いですよ』とは言い難いので、やはりお住いになっている地域の処理方法を調べて捨てるようにするのが一番確実ではないでしょうか。

 

注意

『ボタン電池』や『充電池』は、自治体では回収していない場合が多いので、家電量販店などに設置されている『乾電池専用の回収ボックス』に持ち込むようにしてください。

 

ボタン電池

ボタン電池は未だに水銀が使用されています。

 

また、国外で製造された輸入乾電池に関しては、『水銀0』と記載されているものでも調べてみるとバッチリ水銀が入っている・・・なんてことがあります。

 

乾電池を捨てる時に「これはゴミとして出せるのかな?」と、迷うのであれば全て『回収ボックス』に持参することで解決しますよ。

 

使用済み乾電池なんて一年で大量に出ることはないですので、貯金箱のような廃乾電池入れを作って置いておき、ある程度溜まったらまとめて回収ボックスに持参するなどと、ご自宅で決まりをつくっておいたら良いですよ。

 

乾電池は燃えるゴミOK?間違えると爆発の元!処分は正しい方法でのまとめ

使い終わった乾電池は、ショートによる火災となる恐れがあるので決して燃えるゴミとして出すことは出来ません。

 

ゴミの分別ルールは市町村ごとで異なりますから、ゴミに関して不明な点はお住まいの地区の市町村役場のHPで調べるのが一番です。

 

ボタン電池・輸入の乾電池などは水銀が含まれていますので、産地や形状にこだわらず『電池関係は全て回収ボックスに入れる』と、決めた方が良いかもですね。

 

回収ボックスで回収された乾電池は、専門業者さんが処理してくださるので安心です。

 

そして必ず絶縁することを忘れないようにしたいですね。

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