乾電池の種類でマンガンとアルカリの違いは?充電式の知られざる秘密!

乾電池生活

乾電池
日常生活を送っていると、目覚まし時計が鳴らなくて寝過ごしたとか、テレビをつけようとしてもリモコンが動かないとか、ウォークマンから流れる音が突然途切れるという不測の事態に陥ることってありませんか。

ありますよね。

本当にどうしようかと思いますけど、起きてしまったことをどうこう言っても始まりませんので、慎重かつ大胆に『乾電池を買ってくる』という選択肢を選ぶことになります。

ホームセンター(100円ショップ)で一目散に乾電池売り場へ向かうのですが、ここで二種類の乾電池を手に取り、こう考えると思います。

『マンガン電池とアルカリ電池。どう違うんだろ?』と。

形状は同じなのに名称が違う乾電池を両手に握りしめ思い悩むこと10分。

結局決めては電池の色が可愛かったり、なんとなく長持ちしそうな名称の方を選んだりしていませんか?

それ、もったいない選び方をしていますよ。

マンガン電池にはマンガン電池の、アルカリ電池にはアルカリ電池の良さがありまして、使い方次第でその乾電池を長持ちさせたり、寿命を短くしたりするのです。

そこで今回は、乾電池のことをご紹介したいと思います。

これで明日からは『マンガン電池にしょうかな?アルカリ電池にしようかな?』という、素朴な悩みから解き放たれることでしょう。

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乾電池の種類 ~マンガン電池~

乾電池の突起したほうの正極(プラス)に二酸化マンガンを、逆側の負極(マイナス)に亜鉛を、中の電解液には弱酸性の塩化亜鉛を使って製造されています。

乾電池の元祖と言えばマンガン電池となります。

大電流が非常に弱いので、電力の消費が小さい機器に使うのに適しています。

使用に適している機器
●時計
●リモコン
●懐中電灯
●携帯ラジオ
●インターフォン
●電池で動くぬいぐるみ
ちょこっと使って放置、使わないことが多い機器に最適です。

電池の消耗とともに電圧は落ちていきますが、休み休みに使うことで電圧が少し回復するという特徴があります。

ですので、電力消費が大きい機器で使用すると、電池はすぐになくなってしまいます。

一番大切なのが価格ですね。アルカリ電池に比べると約半分くらいの値段で手に入れられます。

継続的に電池を使わない場合は『マンガン電池』を使うようにしましょう。

乾電池の種類 ~アルカリ電池~

アルカリ電池を一言で説明するなら、『マンガン電池をパワーアップさせた乾電池』です。

正極(プラス)に二酸化マンガンを、負極(マイナス)に亜鉛を使っていますが、その量を増やしています。

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中の電解液もグレードアップさせ、強いアルカリ性の水酸化カリウムを使用し製造しました。

アルカリ電池はマンガン電池よりも長持ちしますし、大きな電力が必要な機器で力を発揮してくれます。

使用に適している機器
●CDプレーヤー
●ポータブルDVD
●デジカメ
●ラジコン
マンガン電池がパワーアップして進化した姿がアルカリ電池。

わかりやすく『ビックリマン』で喩えるなら、ヤマト王子がヤマト神帝にパワーアップしたようなもので、十字架天使がクロスエンジェルにパワーアップしたようなものです。

大元がマンガン電池に変わりありませんので、アルカリ電池の正式名称は『アルカリ・マンガン乾電池』と言います。

マンガン電池・アルカリ電池注意点など

基本的に、小さな電力で動く機器にマンガン電池でもアルカリ電池でも、電力の差はありません。どちらも1.5Vです。

そして、どちらも低温に弱いので保管の仕方には注意しましょう。

休み休みに使うのがマンガン電池。
長期で継続して使うのがアルカリ電池。

しかし、どちらを使うのか判断し兼ねる場合は、まず標準のマンガン電池を使ってみることをおすすめします。

満足のいく結果がえられなければ、アルカリ電池を使うようにしてみてください。

使用済み乾電池は『乾電池は燃えるゴミOK?間違えると爆発の元!処分は正しい方法で』を参照ください!

充電式乾電池の種類

乾電池にはマンガン電池・アルカリ電池という一次電池の他に、充電式の二次電池があるのはご承知の通りです。

ちょこちょこ買いが面倒な人にとっては充電式電池はうってつけですね。

ニカド電池

正式名称をニッケル・カドミウム蓄電池といいます。

電圧は1.2V。ニッケル水素電池同様、アルカリ乾電池と互換性があります。

電池を頻繁に交換して使用する機器には非常におすすめで経済的な電池です。

ニカド電池は、空っぽになるまで電池を使い切ってから充電するのが長持ちさせる秘訣です。

ニッケル水素電池

上記のニカド電池と同じです。

唯一の違いは、同じ大きさの電池で二倍の電力を発揮することです。

リチウムイオン電池

電圧は3.7V。ニッケル水素電池などの3倍の電圧を秘めています。

軽くて大きな電力を持っているので、携帯電話・ノートパソコン・デジカメなどで活躍です。

上記のニッケル水素電池とリチウムイオン電池は、電力を使い切ってしまう前に継ぎ足し充電を行ってください。

マンガン電池とアルカリ電池の選び方・使い方のまとめ

乾電池は、あの小さな体で常に電気をつくっています。

機器に装備していない乾電池でも自己放電を行っていますので、自己放電を抑制するためにも、高温多湿を避け、冷暗所に保管してください。

お店の乾電池を目の前に、どっちを買おうかと時間の無駄遣いをしていましたが、明日からは悩まず、サッと選んでレジへGO!ですね!

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