花粉症の症状って?予防で花粉知らずに!江戸時代にはなかった症状

杉花粉
2月に入ると、早い地域ではアレの症状が表れる人がチラホラ見受けられるようになります。

通勤中の電車・バスの中や職場など、あなたの周りにもいませんか?

くしゃみや鼻水が止まらない人。

そうです。花粉症です。

花粉症は寒さが和らぐ時期から春に掛けて続出する疾患です。

「私は大丈夫」と豪語しているあなた。本当に大丈夫と言い切れますか?

一度花粉症を発症すれば、来年も再来年も、毎年毎年くしゃみ・鼻水・鼻づまりに苦しめ悩まされることになります。

そのくしゃみ、本当に風邪でしょうか。もしかしたら花粉症の症状かもしれませんよ。

そこで今回は、花粉症を発症したらどんな症状が出るのか、どんなことに気をつけるべきなのか、そして花粉症はなぜ急激に増加しだしたのかについて説明したいと思います。

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花粉症の症状とは?勘違いしやすい風邪との比較

「『花粉症』と聞くだけで目が痒くなりそう」なんて言っているけど、実際に発症してみないとその辛さはわかりません。

しかし、その辛さがわかった時は花粉症が発症した時となり、一生涯かけて付き合っていかなければならない病気となります。

今くしゃみをして鼻水をすすっている人、風邪だと思っていませんか?

花粉症と風邪の症状は良く似ていますので、初めて発症した人は風邪だと思い込んでしまうそうです。

まずは、花粉症と風邪の症状を比較していきます。

風邪をひいた時の症状

・・・発熱します。体の侵入したウイルスと戦っている証拠です。
鼻水・・・サラサラから粘性のあるものへと変化していきます。
くしゃみ・・・それ程ひどくはありません。
鼻づまり・・・左右両方の鼻が詰まることはありません。
・・・痒みはありません。

●天候の影響は受けません。
●一週間程度で症状は和らぎ、回復に向かいます。

花粉症患者の症状

・・・出ません。稀に微熱が出ます。
鼻水・・・水のようにサラサラした透明の鼻水が止めどなく出ます。
   (鼻から侵入した異物・花粉を洗い流そうとする働き)
くしゃみ・・・発作のように、連続して何度も出ます。
   (鼻水と同じく、異物・花粉を追い出そうとする働き)
鼻づまり・・・症状は重く、左右が同時に詰まることがあります。
   (鼻の粘膜が腫れて、空気の通り道が狭くなる状態)
・・・痒みがあります。

●天候に左右されます。特に晴れた日と、強風の日は症状が強く表れます。
●花粉が飛散しているシーズン中は症状が治まりません。

風邪をひいた時の鼻水をすするだけでも頭がクラクラするのに、花粉症を発症すると数ヶ月間、蛇口が壊れた水道のように鼻水が流れっ放しになります。
くしゃみをするとその鼻水を撒き散らすでしょうし、呼吸も困難になります。

目からも涙が止まらないので、しんどい毎日だろうと思います。

この『くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒み』は花粉症の4大症状と呼ばれています。

花粉症とは

花粉症は、杉やヒノキなどの花粉(抗原)が原因となって起きるアレルギー疾患の一つです。

本来は無害である花粉ですが、大量に取り込むことで体の中では『害のあるもの』と認識すると抗体が作られ、再び侵入しようとする花粉を排除しようと過剰に反応してしまうことを言います。

数年~数十年かけて花粉を吸い込み・浴び続けると、抗体の許容範囲が満たされ、満タンになると花粉症のアレルギー反応を引き起こす準備が整ったことになり、遂には発症に至るという仕組みになっています。

良く言われる『花粉症のコップが花粉でいっぱいになり、花粉が溢れ出すと発症する』と言われていましたが、正にその通りでした。

しかし、ここで朗報です!

花粉症のコップを持っている人と持っていない人がいるのです。

「え?じゃあ花粉症にならない人が存在するの?」

そうなんです。驚きました。花粉を浴びても発症しないという人が存在するなんて。

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花粉症は『抗体』を作ってゆくゆくは発症にいたるのですが、抗体を作るには『アレルギー素因』というものが必要となるのです。

アレルギー素因、持っていないことを願うばかりです。

花粉症予防!花粉を吸い込まないためには

アレルギー素因を持っているのかいないのかも良くわからないし、仮に持っていたとしても本当に花粉症にならないのか・・・なんて疑いますよね。

どっちにしても花粉を吸い込まないようにするのが一番の得策です。

日常生活の中で出来ることから始めましょう。

手洗い・うがい

花粉は空気中を浮遊しています。

花粉まみれの手で、口や目・鼻に触れることで取り込んでしまっています。こまめに行いましょう。

口の中も花粉が付着していますので、うがいをする前は一度ゆすぐようにしましょう。

体や粘膜についた花粉を洗い流すという意味では、帰宅後は顔を洗ったりシャワーを浴びるのも効果的です。

マスク・帽子・メガネの着用

外出時は目や鼻・喉の粘膜に入ってくる花粉をブロックしましょう。

マスクは、鼻・顎・ほほに隙間ができない形状のものを選びフィットさせていないと効果はありません。

普段コンタクトレンズの人はレンズと瞳の間に花粉が入ると悪影響を及ぼします。メガネに切り替えるのがベストですが、どうしてもコンタクトレンズを着用するなら、ワンデータイプを使用し清潔に保つことが大切です。

家の中に持ち込まない工夫

衣類の素材

ナイロンやシルク素材など表面がツルツルしたものを身に着け、服に花粉が付きにくくします。家に入る前にサッと払いましょう。

換気

天気が良いと窓を全開にして換気をしたくなりますが、花粉シーズンは極力控えるようにしましょう。

洗濯物

外に干した洗濯物には花粉やほこりがついています。取り込む前に払い落としましょう。
柔軟剤を使って洗濯をすると静電気防止効果で花粉やほこりの吸着を軽減してくれます。

加湿

完全にシャットアウトは出来ていない花粉は、部屋が乾燥していると舞い上がり浮遊します。湿度を上げ水分を含ませると床に落としやすくなります。

掃除

こまめに掃除機をかけましょう。
フローリングは、花粉やほこりが舞い上がらないように固く絞った雑巾で拭いてから掃除機をかけます。
カーペットなど毛足の長いものには花粉が絡んでいるので念入りに行います。1㎡に20秒間十文字に掃除機をかけましょう。

健康な体づくり

不規則な生活や偏った食事をしていると、体の免疫機能が低下し花粉の許容範囲が狭くなります。

花粉症発症のリスクを高めることに繋がるので、健康な体づくりを心掛けましょう。

免疫力を高めるのに有効とされる乳酸菌を取り入れ、腸内環境を整えましょう。

花粉症はいつからあるの?江戸時代に遡ってみる

栃木県の日光街道は杉並木として有名です。全長37㌔に渡って約12,000本もの杉の木が道の両サイドに植栽されています。

今から400年も前から存在していますが、江戸時代の人々の間で花粉症に悩まされたという記録は残っていません。

それもそのはず、花粉症が発見されたのは1963年と極最近のことなのです。翌年の1964年(東京オリンピック開催の年)に、その事実が論文で発表されます。

花粉症は次第に増加、1979年には毎年日本列島を襲撃する『国民病』として社会問題となりました。

何故このような事が起きたのか順を追って簡単に説明します。

第2次大戦で敗戦した日本は戦後復興期に突入します。復興のために日本中の山の木という木を切り倒しました。

すると、木がなくなった禿山にほんの少しの雨が降っても、大洪水を起こすようになったのです。

「これはいかん」ということで、洪水対策として一斉に杉・ヒノキが植林されたのが1950年頃の話です。

功を奏し、見事洪水をコントロールすることに成功しましたが、これが日本に花粉症をもたらす原因となってしまいます。

日本の山のほとんどが杉・ヒノキで覆われ、木はすくすくと成長しました。成長した木が花粉を飛散するのが樹齢30年といわれています。

1950年から30年経つと1980年となり、ちょうど『社会問題』となった時期と合致します。

花粉症のまとめ

出来ることなら一生知りたくない『花粉症』の背景には、戦後復興が絡んでいたとは、驚きました。
どんなに過去を思い返しても、現状を変えることは出来ません。

今はなんともなくとも、今後いつ花粉症の症状に見舞われるかわかりません。もしかしたら明日かもしれないし、10年後かもしれません。
「私は大丈夫」なんて変な自信は捨てて、花粉症対策はしっかり取りましょう。

もしも花粉症を疑う症状が表れたら、すぐに耳鼻科を受診してください。
アレルギー患者にとって、自分に合った処方薬との出会いが大切になってきます。

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