アメリカのCNN『日本の最も美しい場所31選』トップ5にランクインしている河内藤園は、1977年の開園当初はご近所さんがポツポツと来園するばかりでした。
それは多くの観光客が押し寄せることで、根元が踏み固められて藤を傷つける恐れがあったからです。
告知をせず、コマーシャルの一切を断っていました。
それでも2012年、転機が訪れます。
海外から訪れた観光客が「とても美しい藤だ」とネットで紹介した事がキッカケで、またたく間に『日本の藤の名所』として知られるようになりました。
藤の咲く頃と、紅葉が萌える時期にした開かれない河内藤園。
ここ数年で爆発的に人気になったスポットですので、道路渋滞が懸念されます。
現在の渋滞状況をまとめてみました。
参考になれば幸いです。
河内藤園に自転車で行くと?
河内藤園の最寄り駅は八幡駅となります。
ここから藤園までの距離は約10キロメートルで、歩けば2時間弱もかかる道のりです。
2015年、藤の見頃を迎えるゴールデンウィーク後半に驚きの大渋滞が起きました。
美しい藤のトンネルをひと目見ようと訪れた観光客が、見頃に合わせて押し寄せてきたのです。
200台完備している駐車場はあっという間に満車。その駐車場に並ぶ車の列。
この時の渋滞時間は実に3時間以上で、スムーズに動き出したのが16時だったそうです。
「この渋滞にはまらないためには、河内藤園に自転車で行けばいいのでは?」と考える人が出てきました。
距離としては行けないわけではない距離です。10キロメートルなら1時間ほどで到着します(自転車にもよると思いますが)。
しかしこの道のり、ずっと『なだらか坂道』が続きます。
河内貯水池周辺までくると、ファミリーサイクリングが出来るエリアにもなっているので、その周辺は一時快適に走ることが出来ますが、その先はまた坂道が待ち構えています。
サイクリングにしてはかなりハードで、時間的にというよりは体力的に厳しいと思われます。
『ハイキング』『軽い山登り』気分で歩いていく方がまだ楽です。
競輪選手でもない限りは、自転車を使って行くのはおすすめできません。
現在、渋滞を緩和するために『事前チケット購入制度』が設置されました。
入園時間もしっかり区切られているので、その日時のチケットを持った人しか河内藤園に向かうことはありません。
3時間以上の渋滞が現在は緩和され、20~30分程度で駐車場に届くようになったそうです。
無理に自転車を使うのではなく、素直に自動車を使って行きましょう。
河内藤園までの渋滞状況は?
JR小倉駅からだと、河内藤園までの距離は約15キロメートルになります。
駅から河内貯水池の入り口(大蔵)までは、片道2車線で距離は9キロメートルです。この間の所要時間は20~25分程度で渋滞の心配はありません。
大蔵から河内藤園まで片道1車線となる山道になりますが、渋滞がなければ15~20分程度で到着する距離です。
八幡駅からも小倉駅からも、最終的には『県道62号線』を使うことになるのですが、『事前チケット購入制度』のお陰で渋滞は緩和されております。
また、八幡駅からだと無料のシャトルバスが運行しています。
渋滞が緩和されたことで、『待てど暮らせどシャトルバスが来ない』ということもなくなりました。
その点はご心配なくです。
河内藤園の無料駐車場200台完備
臨時駐車場(あじさいの湯)/150台
臨時駐車場(あじさいの湯)は河内藤園と隣接していますので、歩いても3分ほどで到着します。
臨時駐車場って少し離れたところにあるイメージが強いのですが、徒歩3分なら歩く内には入りませんね。
因みに、あじさいの湯の温泉は純性アルカリ温泉で、神経痛や疲労回復に効果があるそうです。
一年の折り返し地点。目で藤を楽しんだ後に、温泉に入って上半期の疲れを取ってみてはいかがですか?
食事処・休憩所もあってゆっくり体を休められますよ。
合わせて『藤の花は福岡県の河内藤園へ!見頃は渋滞を招く?事前購入チケットで緩和』も御覧ください!
河内藤園の渋滞状況のまとめ
2016年より導入されたチケット制度のお陰で、渋滞に巻き込まれることなくストレスフリーで藤を楽しむことが出来るようになりました。ありがたいですね。
体力に自信があって、何が何でも自転車で行くと言い張る人以外は、自家用車や無料シャトルバスを利用して足を運ぶことをおすすめします。
事前チケット購入制度のお陰で渋滞は緩和されましたが、逆に言えばチケットがなければ門前払いとなりますので、どうぞご注意ください。