シュノーケル呼吸の仕組みとは?コツを掴んで初心者でも楽しい遊泳

シュノーケルゴールデンウィーク

シュノーケル

ゴールデンウィークや夏休みなどの楽しみの一つとして挙げられるのが、沖縄の海ではないでしょうか。

 

青い海・青い空・白い雲・照りつける太陽とサラサラの白い砂浜。

 

遥か彼方にみえる地平線を眺めながら、普段の生活から解き放たれてリフレッシュするには最高なロケーションですよね。

 

そして美しい海でのマリンスポーツは最高です!

 

ダイビングやシュノーケルで海の中を覗くとそこは、抜けるようなどこまでも続く青の世界が眼下いっぱいに広がります。

 

黄色や青色のカラフル色をした小さな魚たちが、人間にも動じず我がもの顔で優雅に泳ぐ姿にうっとりです。

 

『美ら海』を体験するためにも、今年はシュノーケルデビューをしてみませんか?

 

シュノーケルは、子供でも泳げない人でも楽しめるマリンスポーツと言われています。

 

「でも、酸素ボンベもないのにどうやって呼吸しているの?」

「口に咥えている筒の中に水は入ってこないの?」

 

など、不安は尽きませんよね。

 

そこで今回は、シュノーケルを楽しむ呼吸の仕組みやコツ、初心者向けの海の楽しみ方についてまとめました。

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シュノーケル呼吸の仕組みとは?

『シュノーケル』といえば体験したことがない人にとっては、黄金伝説で企画されていた無人島0円生活のよゐこ・濱口優さんの「獲ったどー!!」が印象的ですよね。

 

海水温度が低い海に一人、食料を求めて荒波に怯むことなく突き進む勇ましい姿は今でも忘れられない光景です。

 

濱口優さんのあの映像だけを見ていたら、十数メートル潜っていられるくらいの空気確保が、あの筒を咥えていることで出来ているのかと勘違いしまいますよね。

 

え?そんなことあるわけないですって?

 

素晴らしいです!

 

シュノーケルというのは、『マスク(水中メガネ)・シュノーケル(J型の筒)・フィン(ヒレ)』の三点のみの装備で海面遊泳を楽しむスポーツですので、呼吸を確保するような装置はついていないのです。

 

専門的に説明すればシュノーケルとは、潜水艦が水中航行している時の海面に出す吸排気装置のこといい、水中で運転に必要な空気を取り入れる管のことを指します。

 

これをわかり易くめっちゃ簡単に説明するなら、「忍法!水遁の術(すいとんのじゅつ)でござるよ」にんにん。

 

要するにストローの片方を咥えた状態で潜水し、ストローのもう片方を水面に出して呼吸を確保するという、単純明快の仕組みなのです。

 

シュノーケルを楽しんでいる人を見ていると、口に加えた筒の先端が頭上から水面にポッカリ出ていることに気づけるのではないでしょうか。

 

これで呼吸を確保しているのです。

 

潜らずに海面遊泳を楽しむのにあたっては、わざわざ息継ぎをする必要のないとても便利な道具ということが分かり頂けるかと思います。

 

海面にうつ伏せの状態でプカプカ浮いているだけで、ずっと水中を見続けていられるのでキレイな魚や、雄大に泳ぐウミガメの姿を見失うことがありません。

 

ということで当然、潜れば筒の中には水浸しになりますので呼吸は出来ないということになりますよね。

 

 

 

シュノーケルの呼吸のコツを教えて!

潜ることをせず、一般的なシュノーケルを楽しもうと思っているのであれば、注意することは2つです。

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1.シュノーケルをしっかりと咥え、唇でシールすること

2.シュノーケルの筒が水没しないように顔の角度が重要で、顎をあげてやや前方を向くようにすること

 

シュノーケルは潜水をせずに、海面にフワフワ浮いて海の中の世界を観察するマリンスポーツです。

 

極力シュノーケルの中に水が入らないように気をつけることが、快適に楽しむコツと言えるでしょう。

 

筒先が水没していなくても波を被ったらシュノーケルに水が入ってきますので、そんな時は慌てずに、注意深くゆっくりと息を吸うことで誤飲を防ぐ事ができます。

 

 

シュノーケルクリア

シュノーケルは、筒を口に咥えて呼吸の確保をしているだけですので、呼吸をしながら潜るとは出来ないことはお伝えしました。

 

潜水するのであれば息は止めましょう。

 

シュノーケルの吸い口に舌で蓋をして、一気に下降し息が続く限り水中を楽しむというスタイルになります。

 

ご想像の通りシュノーケルの中は水で満たされますので、海面に浮上した際に思いっきり吸い込むと空気ではなく水が入ってきてムセたり、パニックになったりするので注意が必要です。

 

そんな時のために『シュノーケルクリア』を習得しておきましょう。

 

シュノーケルクリアは、シュノーケルの中に溜まった水を抜き、呼吸をするのに障害がない状態にすることです。

 

海面に浮上した際、息を『強く・短く・勢い良く』吐き出すことでシュノーケルの筒の中から水を押し出すことが出来るのです。

 

イメージはくじらの潮吹きですよ。

 

しかし頭では分かっていても、タイミングを逃してしまうと案外上手く出来ないもので、指導員の資格を持っている人でも溺れる事があるような高等な技術となります。

 

初心者はまず指導をしっかりと受け、あとは何度も水を飲みむせながら体で覚えていきましょう。

 

 

マスクブロー

潜った際に水圧によって、マスクが顔を締め付けてくる違和感があります。

 

これを解消するために、マスクブローというテクニックが必要になります。

 

鼻から息を「フンッ」と吐きマスクの中に空気を送り込むことで、押さえつけを緩和することが出来ます。

 

このマスクブローを知っていると、マスクの窮屈な感じから解放されるので長く快適に潜ることが出来ます。

 

浮上する時は水圧が緩みマスクの中の空気も膨張してきますので、先程吐いた空気を鼻から吸います

 

習得すると、マスクブローを上手く利用して潜水時間を伸ばすことが出来るようになってきます。

 

チェック

マスクブローは鼻、シュノーケルクリアは口。

 

呼吸や水圧を操作する一連の作業は、一つ間違えると命を危険に晒す行為ですので絶対に悪ふざけはしないようにしてくださいね。

 

 

シュノーケルを初心者が楽しむ方法

沖縄の海

沖縄の各人気スポットでは、シュノーケルを楽しめるポイントをガイドしてくれるツアーが設けてあります。

 

やはり自然を相手にするマリンスポーツですので、安全に楽しむためにはプロにナビゲートしてもらうのが一番です。

 

遊泳しても安全な場所まで連れて行ってもらえますし、道具の正しい使い方もレクチャーしてもらえます。

 

海を楽しむ前に技術者から指導を受けることが、安全に楽しむ最大限のポイントとなります。

 

ツアーによってはシュノーケル以外にも、洞窟を訪れたり滝遊びをしたり、カヤック体験をしてみたりと盛りだくさんの内容になっています。

 

ガイドさんおすすめのお弁当がついているのも嬉しいサービスです。

 

お一人様から参加OKのツアーもありますので、訪れるリゾートで探してみてください。

 

 

知っておきたいこと

海のレジャー・マリンスポーツの人気が上がると同時に、海にまつわる事故が増加傾向にあるというのも否めません。

 

残念なことに水難事故は跡を絶たず国内だけでも数百人、シュノーケルだけで見ても数十人という尊い命が毎年奪われているのが現状なのです。

 

そして事故に遭う人の多くは、海に不慣れな初心者さんです。

 

圧倒的に多い事故内容が、水を吸い込んでパニックになることで、人によっては気を失って溺れるケースがあるということです。

 

シュノーケルは、あまりにも簡単に楽しむことができるマリンスポーツなので、道具を正しく使わなかったりルールを守らなかったりすることが、大きな事故を引き起こしてしまう要因となります。

 

決められたことを守、絶対に一人で行動することがないようにしてくださいね。

 

 

シュノーケル呼吸の仕組みとは?コツを掴んで初心者でも楽しい遊泳のまとめ

海の中は魅力がたっぷり!

 

マリンスポーツを楽しむ人は年々増加傾向にあり、中でもシュノーケルは初心者でも簡単に楽しむことが出来るスポーツとして人気を博しています。

 

シュノーケルを咥えることで呼吸を確保しながら、普段見ることのない海の世界をずっと眺めて楽しむのが醍醐味なのですが、間違えていけないのは、シュノーケルはダイビングではないということです。

 

あくまでも、海面から海の中を覗いて楽しむのがシュノーケルですので、潜って魚たちに近寄りたいのであれば、ダイビングの方をおすすめします。

 

現地の人にガイドしてもらうことで、予想打にしていなかった生き物にも出会えるかも知れませんよ。

 

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