梅雨入りすると、毎日のように雨が降って嫌になりますね。
なにが嫌って、お風呂場に突如として出没するアイツ、ナメクジが大量発生する時期なんですよ。
一日働いて疲れた身体を癒やそうと、お風呂場の扉を開けた瞬間です。
プライベート空間を我が物顔で占領している、ヌメヌメノロノロの軟体動物・ナメクジが天井や壁を這い回っているんですよね。
我が家は梅雨の時期だけに限らず、霧雨が降った日でも出現するからマジ恐怖です。
割り箸でつまんでは外へ放り、つまんではちょっと離れたところへ放り・・・。
しかし雨が降ると、どうしても舞い戻ってくる招かれざる客・ナメクジ。
本当に困りますよね。
そこで今回は、ナメクジが上がってこないようにするためのお風呂場の対策や、そもそも侵入経路ってどこなのかについてまとめました。
ナメクジに効果的だった撃退方法についてもご紹介します。
もしお風呂場に出没するナメクジにお困りのようでしたら、強くオススメしたい方法です!
ナメクジ対策に必要な事はたったの1つ!
それはズバリ!お風呂場をしっかり乾燥させておくことです。
ナメクジが好む環境といえば、こんな感じですよね。
・ジメジメした場所
想像しにくいのですが、実は、ナメクジは貝の仲間です。
貝につきものとなる大切なお宿・貝殻の部分を退化させることで、陸に生息することに成功した生物なのです。
ナメクジの現在の姿では、海や川の中では生活出来ない体になっています。
なぜなら彼らには、肺が存在するからです。
なのでナメクジは大量の水の中を泳ぐことができませんし、なんなら誤って水たまりなんかに落ちてしまったりなんかしてしまうと、水死してしまうんですよね。
まぬけな話です。
泳ぐことができなくても元々は貝だったわけですから、体は常に水分を必要としており、薄暗くてジメジメした環境をメチャクチャ好むのです。
乾燥を逃れるナメクジの行動
日差しと乾燥を極端に嫌う夜行性のナメクジは、昼間は日差しが当たらないような湿った場所にヒッソリと身を潜め、体内の水分が蒸発するのを防いでいます。
日が沈み、夜になったところでやわらと食事に出掛けていくわけです。
ちなみに、目がほとんど見えていないナメクジは、音を頼りに活動しているといわれています。
雨が降る昼間にも姿を現すことから鑑みると、夜行性というよりも、直射日光を避けて生活しているといった方が正しいのかも知れません。
で、よりジメジメした湿度の高い場所を求めることでたどり着くのが、お風呂場というわけなんですよね。
迷惑な話です。
ナメクジ対策
例えば入浴後、湿気が充満した状態のままにして就寝はしていませんか?
・濡れたままの浴室
ナメクジにとっては、この上ないパラダイスな空間なわけです。
これじゃあ、自らナメクジを引き寄せているといっても過言ではありません。
お風呂場を使った後は、換気扇を回して湿気をとりましょう。
また、昼間は窓を開けて風通しを良くし、常に浴室が乾燥するように心がけるのが大切です。
新しいマンションなどのバスルームは、乾燥させる装置がついているので、ナメクジが出ることは比較的少ないのですが、昔ながらの古い家屋のお風呂場はナメクジにとっては絶好の物件といってもいいでしょう。
私たちの憩いの場であるお風呂場にナメクジが寄り付かないようにするためにも、ジメジメした環境を改善させるのが肝!
湿気がこもらないように努めましょう。
ナメクジの風呂場への2つの侵入経路
ナメクジは軟体動物なので、頭が入りさえすれば僅かな隙間でも容易に入ってくることができます。
お風呂場への主な侵入経路は、以下の2パターンに絞ってほぼ間違いないでしょう。
風呂場の窓の隙間
窓をしっかりと閉めていたとしても、サッシにほんの少しでも歪みが生じていた場合、その隙間を狙って侵入してきます。
後付けの網戸なんて隙間だらけですから、神出鬼没のナメクジにとっては何ら障害とはなっていません。
我が家のお風呂場も、後付け網戸の隙間を狙った侵入がダントツでした。
窓の隙間の対策
物理的に、窓の隙間を埋めるのが有効です。
『隙間テープ』というアイテムは、窓の隙間をガッチリ埋めてしまうことができるので、ナメクジの頭が入る隙間を与えません。
雨の降っている日、お風呂場の窓がある外壁にはナメクジがウジャウジャと貼り付いているのを見ると、隙間テープはかなり効果的だと確信します。
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風呂場の排水口
壁とか天井とかを、いとも簡単に這いつくばることができるナメクジにとって、排水口をよじ登って侵入するのは余裕のよっちゃんです。
カビとか菌とかがいっぱい繁殖しているような管を通って、体にすりつけてきているって考えただけでもゾッとしますよね。
排水口の対策
窓のサッシ同様、隙間を狙って入ってきますので、排水口には細かい網を張るようにしましょう。
頭さえ入れることができなければ、ナメクジは侵入できませんから。
ナメクジによく効く!㊙撃退方法!
『ナメクジ 駆除』と検索すると、色々な方法が紹介されていますよね。
・お湯をかける
・ビールトラップ
・市販の捕獲薬を使用
でも私は、殺して死骸を処分しなければならないような方法よりも、ナメクジの意思でいなくなる方法はないものか色々と調べ続けました。
そして、たどり着いた答えが『椿油粕』でした。
ナメクジ撃退に有効な椿油粕
椿油粕は、椿が原料となった肥料です。
ナメクジを撃退しながらも植物の栄養になるという、一石二鳥の椿油粕を購入するのに迷いはありませんでした。
使い方は超簡単です!
ナメクジがいるであろう土に、椿油粕をパラパラと撒いて、肥料が溶け出すように水を撒くという2つの工程で終了です。
早速お風呂場の付近を重点的にパラパラまいて、翌日の雨を利用して土に成分を浸透させました。
すると!
その直後から、あのにっくきナメクジの姿を見ることがなくなったのです!
これは本っ当に驚きました!
ここまではっきりと効果が表れるなんて思っていなかったので、嬉しいやらホッとしたやらで・・・。
その後の入浴タイムが、快適になったことは言うまでもありません。
椿油粕の効力
椿油粕の効力については半年間有効と記載されており、6ヶ月毎にまき直すように説明さています。
でも。
これだけの威力ですから、もしかしたらもう、完全にいなくなってくれたのではないかと思い、まき直すことをしませんでした。
7ヶ月・・・8ヶ月・・・。
半年を過ぎたというのに、一向にナメクジが出没する気配はありませんでした。
でもやっぱり、完全に抹殺とはいかないものですね。
椿油粕を撒いて10ヶ月ほど経った頃、再びお風呂場でナメクジを見るようになりました。
慌てて椿油粕を撒くと、また、ピタッと発生しなくなったのです。
「椿油粕!マジすげぇ~!」
「椿油粕!マジ最強ーーー!」
改めて椿油粕の威力に、感動を覚えました!
因みに、椿油粕の量が適量より少ないと、うまく効果は発揮されません。
なので撒く分量としては「ちょっと多いかな?」くらいが、丁度いいかもしれません。
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ナメクジを撃退!死骸を処分できるなら椿油粕でなくてもよい
じつは椿油粕、ナメクジやミミズ退治を目的として使うのは違法とされています。
椿油粕の本来の仕事は、『植物の肥料として使った結果、土壌の状態を改善し、ナメクジやミミズなどの害虫を追っ払ってくれる』というものなのです。
誰でも彼でも安易に撒いていい・・・という代物ではなさそうなので、お住まいの環境によってはおすすめできません。
椿油粕を使わない駆除方法としては、やはり、先程ご紹介した方法が有効ですよ。
・塩をかける
・お湯をかける
・ビールトラップを仕掛ける
・市販の捕獲薬を使用
塩をかける
これ、やってみたことあります?
私、やったんですよね。
風呂場の天井にいたナメクジ目掛けて、少量の塩をかけるとですね、ナメクジは塩に驚いたのかクネクネし始めます。
そうかと思ったら、塩が命中した部分の表面がいびつな形になって『すたっ・・・』と、スライムのようなものが垂れてきました!
続け様にナメクジ本体も落ちてくるのかと思ったら、自分の出した体液で天井に貼り付いてしまうという恐怖の光景が繰り広げられることになったのです。
あのときは本気で恐ろしいと思いましたよ。
塩を使うときは注意しましょう。
・天井や壁を這っているやつにはNG
・ナメクジ体積に対して塩は2倍が適量
・土や植物に悪影響を及ぼすので大量には使用しない
ナメクジの体内から水分が奪われて、重度の脱水状態に陥ります。
効果、アリ!
お湯をかける
ぬるま湯ではなく熱湯をかけることをおすすめします。
熱湯をかけられることで、ナメクジの体内にあるタンパク質が固まってしまい、お亡くなりになります。
体のタンパク質が固まってしまう・・・ならば、即死でしょうね。
注意点としては、熱湯で火傷しないように運ぶことです。
効果、アリ!
ビールトラップを仕掛ける
深めの容器に2~3cm程ビールを注いで、ナメクジが生息していそうな多湿の場所に仕掛けます。
夜になるとビールの酵母の香りにフラフラ~っと誘われて、よじ登って来たナメクジがアルコールに酔ってビールの海へダイブ。
そのまま水死して、お亡くなりになると言われています。
これ、実際に実験された人がいました。
その結果によると、ビールの香りに誘われて飲みに来た形跡はないそうなのです。
うーん・・・。
考えられることは、
・実はビールが好きではない?
・実験中は逃亡を防ぐためにラップしていたので、香りが満たされ敢えてビールに近寄る必要がなかった?
どちらにしても、ビールをナメクジにあげるのってもったいないですよね。
効果、微妙。
市販の捕獲薬を使用する
○○ホイホイみたいな仕掛けで、捕獲されたナメクジは二度と再び外に出られないというものになります。
仕掛ける薬は、粉タイプ・ペレットタイプのどちらでもOKです。
重要なのは、ナメクジを誘い込むことなんですから。
仕掛けに誘って、薬を食べてもらって、成仏してもらうという方法です。
効果、アリ。
ナメクジ対策に必要な事!風呂場への侵入経路はどこ?おすすめ撃退法のまとめ
遺憾なく効力を発揮する『椿油粕』の威力は、絶大的なものでした。
もしお風呂場に出没して困っているなら、ご家庭の条件を確認した上で椿油粕を試してみてください。
ナメクジとミミズだけでなく、蛇やタニシにも効果的だそうです。
それだけの威力がありながら植物には肥料となるので、枯れたりしおれたりする心配は無用です。
あっという間にナメクジのヌメヌメクネクネを見なくなり、しかも半年以上も効果が継続される椿油粕。
椿油粕で、ストレスフリーなバスタイムを手に入れましょう!