ほぼほぼ佐賀県に近い、雷山の中腹にある糸島市の『雷山千如寺大悲王院』をご存知でしょうか?
福岡県では紅葉の名所として有名な寺院です。
季節はすっかり過ごしやすくなり、朝晩は冷え込むようになってきました。
今年はどこの紅葉を見に行こうかと思案されているのであれば、是非一度『雷山千如寺大悲王院』に足を運んでみてください。
ということで今回は、『雷山千如寺大悲王院』についてご紹介していきたいと思います。
目 次
福岡県の紅葉で有名な名所『雷山千如寺大悲王院』
紅葉を紹介する前に、『雷山千如寺大悲王院』の事を少しだけ簡単にさらいたいと思います。
雷山千如寺大悲王院は、『千如寺』と『大悲王院』とに分かれていて、『千如寺』は178年、地主神・雷大権現の招きで渡来した天竺霊鷲山の層、清賀上人によって開山された、あるいは、725年聖武天皇の勅願を受けた清賀上人によって開山されたと伝えられています。
『大悲王院』は1753年、福岡藩主・黒田継高によって創建されました。
この時、創建の記念として福岡県指定天然記念物にもなっている『大楓』も植樹されたそうです。
決して平坦ではなかった、約1300年の歴史を誇る『雷山千如寺大悲王院』は由緒ある寺院なのです。
樹齢約400年といわれるこの『大楓』がとても美しく真っ赤に色づき、雷山の秋を彩りながらも私達の目を楽しませてくれます。
室町時代作庭の『心造庭園』では、200本以上の楓と銀杏の紅葉を楽しむことが出来ます。
この『大楓』の紅葉と、200本の紅葉は見頃が少しズレているようです。
11月に入ると薄っすら色づき始める『大楓』の見頃は、例年通りですとだいたい11月13日頃になります。
庭園内の紅葉は『大楓』から遅れること3~4日です。
緑と黄色と赤のコントラストを楽しんで頂きたいです。
15日を過ぎてしまいますと、真っ赤だった葉っぱは茶色へと変色していきます。
それはまるで『大楓』が紅葉の終わりの時期を告げるかのように思えてなりません。
雷山千如寺大悲王院の紅葉の楽しみ方
雷山千如寺大悲王院では、外側からのみの紅葉見学と、書院・庭園などがセットになった紅葉見学の2種類から選べます。
「私は紅葉だけ見たい」という人は100円の入山料を支払って、外側から大楓とその他の紅葉を楽しむことが出来ます。
これだけでも十分楽しめますが、あと300円出して、是非堂内の見学までされることを強くおすすめします。
というのも、国の重要指定文化財『木造十一面千手千眼観音立像』『木造清賀上人坐像』や、福岡県の指定文化財『木造多聞天像』『木造持国天像』などが安置されており、それらを合わせて拝観することが出来るのです。
それだけではありません。
書院側から見る『大楓』の表情がまた格別に素晴らしいのです。
厳かな空間の中に大きく腕を伸ばしたように伸びる枝の力強さ、生命力溢れるその姿に言葉を失うことでしょう。
紅葉拝観の情報と気をつけたいこと
紅葉見頃/ 2017年11月5日(日)~11月15日(水)
住 所/ 福岡県糸島市雷山626
問い合わせ/ 092-323-3547 雷山千如寺大悲王院
入山料/ 100円
拝観料/ 400円(入山料を含む)
拝観受付時間/ 9:00~16:30
閉門時間/ 17:00
交通アクセス/ 『電車』JR筑前前原駅から雷山観音前行きの糸島市コミュニティバスにて約30分
『車』福岡前原有料道路(西九州自動車道)前原ICより約15分
駐車場スペース/ 約120台(無料)
紅葉の色づき情況は日々変わりますので、寺院に問い合わせてから拝観された方は良いです。
平地に比べると気温が低くなっていますので、温かい服装か脱ぎ着し易い服装を心がけてください。
紅葉見頃の時期は混雑する恐れがあります。
特に週末は大渋滞になるほどの人気ぶりで、開門の時間に合わせて出かけると、既に駐車場へ続く車の長い列が出来ていることも起こり得る状態です。
開門30分前でさえ拝観者で行列が出来ています。
渋滞にハマった場合は、最大2時間も車の中で駐車場が空くのを待つことになります。
そして、寺院までは細い一本道となっていますので、途中でUターンも厳しいと思います。
時間には余裕を持ってお出かけになるか、可能であれば平日に紅葉を楽しむという方法もありますよ。
福岡の紅葉スポットは糸島市の雷山千如寺大悲王院が外せません!のまとめ
福岡市からは少し外れたところにある雷山。その中腹にある寺院『雷山千如寺大悲王院』が福岡県で人気上位の紅葉スポットとは驚きました。
糸島市は緑溢れる土地とあって、春夏秋冬それぞれの表情で私たちを楽しませてくれます。
今年はこの『大楓』の紅葉パフォーマンスをご自身の目で確かめてください。