もうすぐゴールデンウィークがやってきます。
ゴールデンウィークで子供たちが楽しみにしているのが『こどもの日』ではないでしょうか。
いつも過ごしている空間に、五月人形や鯉のぼりは存在感があって子供たちは大はしゃぎ!
「いえいえ、うちは女の子しかいないから五月人形も鯉のぼりも飾ってないけど・・・」
そうですね。女のお子さんだったら無縁かもしれません。
「でも『こどもの日』って女の子も含まれるでしょ?どんなことをしたらいいのかしら?」
「五月人形や鯉のぼりは飾った方がいいの?縁起物だし」
と、思っているお父さん・お母さん!
女の子に、こどもの日のお祝いしていいのか駄目なのか、縁起物は飾ったり食べたりして良いのか。
そんな悩みを解決すべく記事にまとめました。
目 次
こどもの日って女の子もお祝いするの?
女のお子さんだけをお持ちのご家庭では、『特別何もお祝いはしないよ』『盛大にはしないけど、少しだけ特別感があるようにする程度に留めている』という意見が多いようです。
やはり、もともとが『端午の節句』として、男の子の健康な成長と出世を祈願していた習わしだっただけに、『女の子も一緒にお祝いしてもいいんですよ』とされても違和感しかないようです。
こどもの日のイメージが、兜や鯉のぼりを飾って男の子をお祝いする日というのが色濃く残っているからでしょうね。
それでは、他のご家庭ではどのようにお祝いをしているのか、ちょっと覗いてみましょう。
菖蒲湯に浸かる
菖蒲湯に使う『菖蒲』が、武道に通じる『尚武』と同じ発音だったこと、菖蒲の姿形が刀に似ていることなどから武士の間では縁起が良いとされていました。
湯殿に菖蒲を浮かべると、厄除けにもなりそうな爽やかな香りがしてきます。
女の子だと『武士』とは縁遠いのですが、菖蒲湯に浸かって娘ちゃんの無病息災と厄除け祈願に特別感が出ますよね。
菖蒲はヨモギとセットになったものなどが、お花屋さんやスーパーで入手できます。
給湯タイプのお風呂は浴槽が空の状態から菖蒲をいれて、42℃くらいの温度で給湯。
夕食を少しだけ豪華に
子供の成長を祈願するということで、娘ちゃんがリクエストする料理を作るですとか、いつもより少し手の込んだ料理を作るなどをして、「これからも元気で、いい子でいてくださいね」とお願いをします。
ちまきは厄除け・柏餅は子孫繁栄という縁起の良い行事食なので、是非積極的に食べてほしいものです。
背比べ
こどもの日が近づくと耳にする『背くらべ』の童謡。出だしの歌詞は『柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ』となっています。
子供の成長には目を見張るものがありますよね。
ご自身が子供だった頃、お父さんに身長を測ってもらった思い出がありませんか?
「おっ!去年よりこんなに背が伸びたのか!」なんて。
それを娘ちゃんにもしてあげる人が多いです。
とはいえ、柱にキズを付けるのは気が引けるということなので、壁紙に直接書き記しているようです。
引っ越しする際は、壁紙を張り替えることを前提としているみたいです。
毎年『こどもの日』という節目に、新たに背丈を刻むことは楽しいことでもあり、感慨深いことでもあります。
こどもの日だと女の子でも鯉のぼりいる?
端午の節句がこどもの日と制定されて、男の子だけだったのが女の子も一緒にお祝いするようになりました。
しかしこどもの日を象徴するものといえば、『五月人形(兜)』や『鯉のぼり』ですよね。
娘ちゃんにも用意した方がいいのかしら?と軽く疑問に思いますね。
『五月人形』は男の子の誕生を祝い、将来強くたくましい立派な大人に成長することを願った飾られるものです。
そういう意味では、女の子にはふさわしくありません。飾ってあげるのは、健やかな成長を願った3月のひな人形だけで十分です。
『鯉のぼり』も、男の子の健康にたくましく育ち、立身出世を祈願する昇り龍を表していますので、女の子には不向きです。
「鯉のぼりが欲しい」とせがまれたら、お菓子付きの鯉のぼりを食卓に飾ってあげてください。
あえて飾る必要がないということで、絶対に飾ってはいけないという決まりはありません。
こどもの日の本当の意味とは?
1949年5月5日を以て端午の節句は『こどもの日』とされ祝日となりました。
祝日法2条はこのような条文になっています。
『こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する』
こどもとは、全ての子供を表します。男女に差はありません。
親はいつでも我が子の健やかな成長を願っています。『こどもの日』はその節目としましょう。
子供もまた、親に心配をかけることなく程々に心配をかけ、大きく伸び伸びと成長することを義務とすれば良いのです。
こどもの日に女の子はお祝いするの?のまとめ
こどもの成長をお祝いするのもアリですし、女の子には関係ないと何もしないというのもアリです。
こどもの日・桃の節句・誕生日・クリスマス・正月と、何でもかんでも祝っていたら、子供へのメリハリもなくなってしまいます。
ただ、将来娘ちゃんが結婚して男の子を出産した時に、「こどもの日にこんなことをしてもらった」と記憶に残してあげる意味でも、お祝いはしてあげた方がいいのかもしれません。