今年、娘さんが初節句を迎えられるお父さん、お母さん、おめでとうございます。
桃の節句は女の子の健やかで健康な長寿を願ってお祝いする日です。
そんなひな祭りに欠かせないのが、なんと言っても『ひな人形』ではないでしょうか。
今やひな人形は、卸問屋や人形屋以外にも、百貨店・ベビー用品店でも販売されていますので、どのひな人形を購入したら良いのか非常に迷いますよね。
現在のひな人形は、お顔から着物までが外国製というものが多く出回っていますので、人形自体が大きくても価格が安かったり、サイズが小さいのに驚くほどの高額だったりと様々です。
種類も規格も色々あって、何を基準に購入したら良いのか・・・。
そこで今回は、ひな人形をどのように選べば良いのか途方に暮れるあなたを救うべく、ポイントをまとめました。
あなたから娘さんへ、そして娘さんからお孫さんへと受け継ぐためにも、後悔しない人形を選んでくださいね。
目 次
雛人形の選び方はコレ!基本はビビビッ!
一番迷うところは『段飾り』にするのか『ケース飾り』にするのか、ではないでしょうか。
ひな人形に「こうじゃなきゃ駄目」という決まりは一切ありませんので、飾る場所があるのなら奮発して段飾りを買えばいいし、飾るスペースがないならケースに入ったひな人形を選べば良いのです。
最初は親王飾り(男雛・女雛)だけにしておけば、ひな祭りの時に出し入れがとても楽です。
後々、親王飾りだけでは寂しいと感じたら三人官女を、更に余裕が出てきたら五人囃子と、追加することが出来ますので、最初から無理することはありません。
チェック
段飾りのひな人形というのは、人形の出し入れが大変なのではなく、ひな壇を組み立てたりバラしたりするのが大変なのです。
それがだんだんと面倒に思うようになり、結局親王だけを出して飾るようになるパターンが多く見られます。
そして人形はメーカーではなく、自分の好きなお顔を選ぶことがなにより大切です。
同じお内裏様でも三人官女でも、一つ一つ表情や雰囲気が違います。
ひな人形の命である『お顔』を実際に見て見比べて、直感で「コレ!」というものに出会うはずです。
品質の良い人形を問屋さんで選んでも、ベビー用品店で可愛く見栄えのする人形を選んでも、ご自身が気に入った人形こそが出会いであり、ご縁なのです。
雛人形の価格の違いはこんなところに!
ひな人形は、平安時代の宮中の衣装をモデルに作られていますので、見た目がとても華やかですよね。
しかし最近は一昔前とは比べ物にならないほど、とても安価なものが多く出回るようになりました。
高価なものとの価格の違いはどこにあるのでしょうか。
実は、素材や着物の作りや小道具などに細かい細工がされているかというのがポイントでした。
安価な人形は、幾重にも重ねられた着物も一枚はぐれば布が断ち切りになっていたり、袖が型くずれしないために厚紙が入っていたり、裾には綿が入ってふとんのようにふっくらしていたりと、見えないところの処理が雑になっているものが多いように見受けられます。
飾って写真栄えするものが安価なのは、そういった理由が隠されているのですね。
それでも、「絶対コレじゃなきゃ」というひな人形であれば、それもご縁です。
予算はだいたい30万円くらいを準備していれば、人形を選ぶ選択肢が広がりますよ。
雛人形は誰が買う?祖父母?親?どっち?
ひな人形は、母から娘への健やかな健康を願って贈られるものですので、そういった風習から考えると、母方のご両親から贈られるのが妥当となります。
しかし、実母であろうと義母であろうと、そのひな人形を飾るのはあなたの家ですよね。
両親という名の他人に押し切られて渋々気に入らないものを購入してしまうと、後で必ず後悔することになります。
気に入らない人形を毎年飾り付ける度に、「私の欲しかった人形じゃない」「あの時もっと強く言っていれば」と、愚痴が口をついてしまいます。
それを聞くと娘さんも、それが当たり前に思えて、ひな祭りが楽しいものだと思えなくなってしまいます。
ご両親とどんなに対立しても、費用を負担してくれるとしても、お雛様は一生ずっと残るものですから、絶対に妥協しないようにしましょうね。
どうしても話が決着しそうにないなら、思い切って贈ってもらうことをお断りする勇気も必要ですよ。
雛人形の選び方はコレ!価格の違いは何?祖父母と親のどっちが買うの?のまとめ
ひな人形は娘さんの健やかなる成長を祈願し、まごころを込めて贈られる人形です。
大切な娘さんに贈る人形だからこそ、慎重に選びたいものですね。
ネットやカタログ、外野の意見はあくまで『参考』に留め、母親であるあなたが、まだ小さい娘さんの少し成長した姿をイメージしながら、そして直感を信じて選びましょう。
娘さんのこれから長い人生を、ひな人形は見守り続けてくれます。