入学祝いのお返しがいらない?食事会や手紙で本人からありがとうを!

入学式・卒業式

春。

 

小学校へ入学が決まっているお子さんのご家庭では、ご両親や親戚関係から入学祝いが贈られているのではないでしょうか。

 

子供は大喜び。

 

でも親の立場としては、『お返し』のことを考えてしまいます。

 

基本的に、贈り物のお返しは『半返し』が常識とされていますが、入学祝いに対してお返しは不要と聞きます。

 

実際に「お返しはいらない」と言われて渡された入学祝いですが、本当にお返ししなくても大丈夫なの?なんて、不安になりますよね。

 

そこで今回は、入学祝いを頂いた時の正しい対応をご紹介します。

 

大切なのは、贈って頂いた方への感謝の気持ちです。

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入学祝いのお返しはいらないと言われたら?

結論から言うと、入学祝いとして頂いたものに対してのお返しは不要です。

 

これはマナー本にもはっきりと記載されていることですので、入学祝いのお返しは、基本的にする必要はありません。

 

でももしかしたら、こんなふうに感じてしまうかもしれませんね。

「お祝いを頂いておいて、お返しを何もしないなんて失礼にあたるんじゃないの?」って。

 

いえいえ、全然そんなことはありませんよ。

 

むしろ逆です。

 

だって、よく考えてみてください。

 

入学祝いは、誰に贈られるものですか?

 

親に贈られたものではありませんよね。

 

春から小学校へ通う、子供に対して贈られるものです。

 

「成長したね」

「大きくなったね」

「これからは立派な大人になるために、しっかり勉強頑張ってね」

 

こんな『おめでとう』という気持ちと『頑張ってね』という激励を込めて、入学祝いは贈られるものなのです。

 

なので、「何か、お返しをしなくっちゃ」なんて悩む必要は全くないのです。

 

ましてや『お返しはいらないからね』と念押されているのであれば尚の事ですよ。

 

子供に贈られた入学祝いですので、有り難く頂戴しておきましょう。

 

ただし、貰いっぱなしで音沙汰なしというのは大変失礼な行為に値しますので、早々にお礼の電話を入れておきましょう。

 

その際、子ども自身から「ありがとう」と、一言お礼を言わせるのがベストです。

 

この一言で贈った側への印象が変わってきますし、何より喜んでもらえたことが嬉しいものなのですから。

 

入学祝いを贈られる子供に経済力はない

確かに、結婚祝いや病気のお見舞いなどを頂いた場合は、お返しを贈るのがマナーとされていますよね。

 

結婚祝いのお返しには、「私たちの幸せを、ちょっとだけですがお裾分けです」という意味が込められています。

 

病気のお見舞いのお返しには、「ご心配をおかけしました。すっかり元気になりました」というお礼の意味が含まれています。

 

多くの人の間で『常識』とされているお返しを怠ってしまうと、「なんて非常識なやつだ!」なんて思われ兼ねません。

 

その後のお付き合いにも影響が出る可能性もあるわけですから・・・ちょっと怖いですよね。

 

でも、今回は違います。

 

子供の入学祝いです。

 

お祝いを受け取るのは子供です。

 

子供は働いているわけではありませんので収入はなく、当然お返しをする力がないのは火を見るより明らか。

 

そんな子供に成り代わって、親がしゃしゃり出てお返しをする必要はないのです。

 

入学祝いを贈った側だってその辺りはわきまえていますし、何より、お返しなんてこれっぽっちも求めていませんよ。

 

あなたの子供がしっかりと勉学に励み、すくすくと健やかに成長することだけを望んでいるからです。

 

お祝いの品物が少々高価だったり現金だったりするのも、子供のことを思えればこそなのです。

 

贈り主の強い想いの表れ、ですね。

 

なので、入学祝いに対してのお返しは必要ありません。

 

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入学祝いのお返しとして食事会へご招待

入学祝いのお返しは、原則不要とされています。

 

なぜならお祝いを頂くのは子供で、子供自身には経済能力はなく、お返しをする力がないからです。

 

しかし、入学祝いを贈って頂いた方の家が近所なら、自宅にお招きして、お祝いの食事会を開いて内祝いとするのはありです。

 

その際、お誕生日会やクリスマスパーティーのように仰々しくする必要はありません。

 

軽い食事とお茶だけで構わないのです。

 

食事会にご招待すれば、子供のランドセル姿を披露することが出来ますし、学校であった出来事などを子供本人から直接聞くことが出来ます。

 

どれだけ楽しく学校に通っているのか、授業風景や休み時間の過ごし方とか、お友達のことなど、子供は話して聞かせるのが楽しくて仕方がないものです。

 

勉強のことも、習いたての漢字や算数など、新しく覚えたことをキラキラした笑顔で話してくれます。

 

その成長した姿を見せることが、何よりのお返しになりますよね。

 

一口に『お返し』と言うと、どうしても堅苦しく考えてしまいますが、必ずしもそうではありません。

 

子供と一緒に、楽しい時間を過ごせたらそれで良いのです。

 

注意

お返しはいらないと言われているのに料亭でおもてなしなんてしたら、散財だと思われてしまいます。

食事会はあくまで仰々しくせず、一緒に楽しい食事する程度にとどめておきましょう。

 

入学祝いのお返しは手紙を本人から

入学祝いのお返しはいらないと強く言われているのに、安易にお返しを送るのは褒められたことではありません。

 

お返しがいらないと言う真意とは、子供のために使ってほしいと本心から思って出る言葉なのです。

 

子供に頂いたお祝いは、有り難く頂戴しておきましょう。

 

しかし、お祝いを貰いっぱなしにするのではなく、頂いたことに対するお礼の連絡は速やかに済ませるようにしましょう。

 

その際子ども本人から、一言だけでも良いので「ありがとう」と伝えるようにすると、贈った側も「贈って良かった」と思うものです。

 

そして、ここからがポイントなのですが、後日改めて子ども自身にお礼の手紙を書かせて送ることです。

 

子供の書く覚えたての拙い字というのが、なんとも味わい深く、たとえ読めなくても気持ちが嬉しいものです。

 

入学祝いが現金だった場合は、『お祝いでこれを買ったよ。大切に使うね』という一言を添えて、買ったものと子供を一枚の写真に収めると更に喜ばれること間違いなしです。

 

他にも、入学式の様子やランドセルを背負った姿の写真を同封して送るといいでしょう。

 

写真館でわざわざ撮影する必要はありません。

 

スマホで撮った内の、子供の自然な姿を数枚プリントアウトして送ってさしあげてください。

 

カメラに向かってポーズを決めた姿も良いのですが、入学式で緊張した面持ちの子供の姿や、ちょっと面白い瞬間を捉えた一枚なども織り交ぜると良いですね。

 

子供の普段の様子がわかるショットを選びましょう。

 

そもそも入学祝いにお返しっていうのは必要ありませんので、かしこまった金品をお返しするのではなく、子供自身が書くお礼の手紙と入学式の写真というのが一番の内祝いではないでしょうか。

 

贈り主が近所であれば、入学式の帰りにランドセル姿を見せに行くというのも良いですよね。

 

そして子供から直接「お祝いを頂いてありがとうございます」と言ってもらいましょう。

 

入学祝いのお返しがいらない?食事会や手紙で本人からありがとうを!のまとめ

原則、収入のない子供に贈られた入学祝いに、お返しは必要ありません。

 

子供から直接、お礼の電話をかけるようにしておくだけで十分です。

 

特に「お返しはいらない」と言われているのであれば、お返しをするお金がもったいないと考えてあることもあるのです。

 

どうしてもお返しという形をとりたいのであれば、自宅にお招きして、簡単な食事会を開きましょう。

 

あくまで軽い食事にとどめ、料亭を予約するのは控えましょう。

 

また、子供の様子がわかる小学校入学式の様子や、ランドセルを背負った無邪気な姿を写した写真を同封した、子供直筆の手紙は一生に一度の宝物になるでしょうね。

地域や家柄などもあるでしょうから、ご主人と相談してお返しをどのようにするかを決めるのがベストですよ。

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