多くの現代人は大なり小なり、ストレスを抱えているものです。
ストレスはどんな場面にも潜んでいるものですが、殊のほか強く感じやすいのが、人間関係がうまくいかない時ではないでしょうか。
・真面目に仕事をしていない人からの圧力
・真面目仕事はしているが、自分の考えを押し付けてくる圧力
・一方的に怒鳴られる圧力
・からかわれたり、おちょくられたりする圧力
こうした様々な刺激が心や身体の負担となり、いずれ痛みとなって現れてきます。
上手に発散できれば良いのですが、ストレスとの付き合い方が下手な人は誰にも言えず、自分の中にどんどん溜め込んでいきます。
ストレスを発散させることが出来ない人がついやってしまいがちな行動に、『衝動買い』とか『食欲』とかがあります。
溜まったストレスを緩和させるため、その一瞬は気持ちが満たされます。
でも我に返った時、お金がなくなっていることに気づくと、それが更にストレスとなってしまいます。
そこで今回は、ストレスの発散方法がわからない人へ、4つのことをお伝えします。
1,ストレスは、自分自身が勝手に作り上げているもの
2,自分にピッタリのストレス発散方法をみつけること
3,お酒でストレス解消はよくない
4,ストレスを感じにくくするために有酸素運動がおすすめ
さっそく順番にご紹介していきます。
目 次
ストレス発散方法がわからない人へ
ストレスは他人から与えられる、自分にとっては不都合なものです。
特にストレスを感じやすいタイプというのが、真面目な人です。
真面目な人は、他人から嫌味を言われたりからかわれたりしても、右から左へ受け流すことができませんよね。
でも、自分の行動や癖といったものは全て、脳みその無意識な部分で支配されているってご存じですか。
知らずしらずのうちに、そこに悪い情報を溜め込み蓄積してしまっているのです。
「仕事も満足にしていないくせに、人には嫌味ばっかり言って・・・」
「ほら、またこの人間違えている!適当な仕事ばっかりしくさって」
そうやって他人のアラばかりに目がいき、悪い言葉を使ってはいませんか?
それが全て悪い情報として、脳みその無意識な部分にインプットされ、結果的にストレスとなって自分に跳ね返ってきます。
ストレスのもととなる『悪い情報』を溜め込まないための対処法は、メチャメチャ簡単です。
それは、悪い言葉を使わないことと、悪い言葉を思わないようにすることです。
そして、できるだけハッピーなことを想像するようにしましょう。
とはいっても、これまでの習慣を簡単にひっくり返すことはできませんよね。
なので、もし悪い言葉や思いが浮かんできたら「・・・というのは嘘!」と、否定する言葉を語尾に付け加えるようにしましょう。
悪い言葉や思いは、無意識のうちにどんどんたまっていきます。
それが、脳から毒素を排出して、身体を重くしたり鬱を誘発したりするのです。
自分の癖や行動は、28日周期で更新されますよ。
1ヶ月の実践で得るもの
悪い言葉を使わない・悪い言葉を思わないことを実践してみると、周りの人たちが少しずつ優しくなってきたと感じます。
そして、仕事もうまくいくようになってきます。
結果的にこれまでの自分が、「自分は不幸だ」とか「アイツみたいな生活したいな」とか「注意されてもアイツは何もわかっていない」とか、そういったネガティブな発想ばかりをしていたことに気付くことでしょう。
1ヶ月をすぎる頃には、いままで負担になっていたことがストレスに感じなくなっていることにも気付けるはずです。
ここまでくると、少々のモヤモヤくらいだったら、お風呂に入って目を閉じて「やっぱリゾートスパは最高に気持ちいいな」と思うことで、本当のことのように感じることができるのです。
幸せを感じる気持ちの良い情報は、精神状態をどんどん良い方に促してくれます。
精神状態がよくなると、脳から元気になるアドレナリンが大量に出てくるので、これまで気づけなかった風の香りや花の色といった、小さなことを感じられるようになります。
1ヶ月、試してみる価値ありですよ。
ストレス発散方法の見つけ方!没頭できる趣味
ストレスの種類は人それぞれ。
それに伴ってストレス発散方法もまた、人それぞれです。
ストレスを発散する方法はたくさんあります。
音楽を聞いたり、歌を歌ったり、ドライブを楽しんだり。
うちに籠もっていると気分が滅入ってしまいますので、パァッとはっちゃけることで爽快的な気分になれます。
日頃の目まぐるしい仕事の疲れを癒やすために、ゆったりとした時間を過ごすのもいいでしょう。
自分のストレス発散方法がわからない!と、難しく考える必要はありません。
「これをやっているときが一番楽しいな」「夢中になり過ぎて時間を忘れられるな」と、没頭することができれば、ストレスは発散できるのです。
一般的なストレス発散方法
インドア派の人は、音楽を聞く・DVD鑑賞・読書・ボーッとする・自宅でできる趣味に没頭・美味しいものを食べるなどが上げられます。
アウトドア派の人は、スポーツで汗を流す・筋トレなど、身体を動かすことでストレスを発散させていることが多いようです。
歌をうたう
1人カラオケだと、誰にも気を使うこともなく邪魔をする人もいません。
気兼ねすることなく、自分の好きな歌を大声で歌うことができます。
ただ気持ちよく歌を歌うだけでなく、大きい声を出すというのがストレスを発散させてくれます。
ちまちました細かい作業をしていると、「きぃーーーーっ!」ってなりませんか?
あれです。
大きい声を出すのはいいことですが、勢いに任せて悪口を叫ぶのはよくありません。
「アイツはだめだ!」「消えてくれ!」などを口にしても虚しくなるだけです。
悪い言葉を使うのはタブーです。
叫ぶなら「自分にはできる」「自分は最高だ」などと、自分自身を肯定してあげるようなことを叫びましょう。
また、歌を歌うことはカラオケに行かなくても自宅で楽しむことができますよね。
愚痴として吐き出す
ストレスは、自分ひとりで抱え込むのはよくありません。
今現在ストレスを溜め込んでいるなと感じたら、親でも兄弟でも友人でも誰でもいいので相談するようにしましょう。
たとえ明確な答えが返ってこないとしても、悩みを口にするだけで案外スッキリできたりするものです。
話を聞いてもらうような相手がいなくても、悩んでいることを文字として吐き出すのも有効です。
日記でも良いですし、小説やイラストにしてもいいでしょう。
詩や曲などにしたためて、内面に秘めた辛いことを形にして外界に表現することで、心を軽くします。
ストレス発散方法としてお酒はNG!
絶対にやってはいけないストレス発散方法は、お酒です。
気の合う仲間と楽しく飲むのなら、ストレス解消になるかもしれません。
だけど1人ぼっちで、自宅でちびりちびりと飲んでいると、心はどんどん暗くなります。
そのうち、少ない量では悩みを忘れることができなくなり、徐々に摂取量は増えていきます。
そして、気付いたときにはアルコール依存症となってしまいます。
ご存じですか。
お酒を飲む人の、26人に1人はアルコール依存症なのです。
ストレスを発散させる手段に、お酒を使うのはやめておきましょう。
ストレス発散方法のおすすめは有酸素運動
インドア派の人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、実はストレス発散で最も有効な方法が、適度な運動です。
適度な運動とは、ランニングとかウォーキングとかの、有酸素運動のことです。
適度な運動がストレスを発散させる根拠をご紹介いたします。
人は有酸素運動を行うことで、コルチゾールという物質が分泌され数値が上昇します。
コルチゾールというのは、ストレスを感じた時に出る物質のことで、身体を動かして負荷をかけることで分泌されます。
ランニングなど適度な運動をしているとコルチゾールの数値が上がり、終わればストレスを感じなくなるのでコルチゾールの分泌は減少します。
そしてコルチゾールの数値は、運動前の値まで下がり落ち着きます。
このランニングやウォーキングなどの適度な運動を習慣づけることで、走ったり歩いたりしている時のコルチゾールの分泌量が増えにくくなります。
そして、運動後のコルチゾールの下がる量が増えるのです。
定期的に運動を続けることで、運動以外のことが原因で感じるストレスに関しても、コルチゾールの値はわずかにしか上がらなくなるのです。
要するに適度な運動を習慣づけることで、ちょっとやそっとのストレスには過剰に反応しない身体にすることができるようになり、また、ストレス自体に対する抵抗力を高めてくれるのです。
一日に2時間の有酸素運動をする場合、2時間ぶっ通しで行うのではなく、30分を4回と複数に分けて行うほうが効果的です。
『ストレス発散方法がわからない人必見!解消法の見つけ方とおすすめ』のまとめ
ストレスは万病の元です。
脳みそと身体でアプローチしましょう。
脳は、悪い情報を溜め込まないようにすることが重要でした。
悪い言葉が浮かんできた時は、語尾に「・・・というのは嘘!」と、否定してあげましょう。
身体は、休めるよりも有酸素運動が有効です。
常日頃から軽いストレスを与えることで、運動以外のストレスがやってきても強い衝撃を受けることがなくなります。
ストレスを感じにくくし、消滅させやすい身体を作ることができれば、人生も激変しますね。
ストレスなんかを抱えていたら、もったいないですよ。