医師からは長年糖尿病になりつつあるから気をつけなさいと、耳タコで言われ続けていました。
でも、ご飯大好き。甘い物大好き。
気持ちだけは『ダイエット、ダイエット』と呪文のように唱えていましたが、目の前にご飯があると食べてしまう毎日。
検査の結果はいつも、良くなることはありませんが悪くなくこともなかったので、多分気持ちのどこかで安心しきっていたのでしょう。
しかし先日。
「これはもう、糖尿病と言わざるを得えませんね」
ついに『糖尿病宣告』を受けてしまったのです。
糖尿病と診断されてしまった以上、これから先は自分の好きなものは食べられなくなってしまったと思うと、目の前が真っ暗になり絶望してしまいました。
そこで今回は今までの甘ちゃんな自分にムチを振るうべく、食事と運動を生活に取り入れる方法と注意点をまとめました。
糖尿病を改善したい人、予防したい人に役立てたら幸いです。
目 次
糖尿病の症状とは?
まずは『糖尿病』の恐ろしさを知らなければなりません。
「糖尿病?ならないに越したことはないよねぇ」という気持ちと、「糖尿病!?あんな恐ろしい病気、一生なるもんじゃない!」という危機感があるのとでは力の入れ方が違います。
今までの生活をいつまでも維持していくため、健康な身体作りが重要と言えるのではないでしょうか。
糖尿病ってなに?
糖尿病は血糖値が上がったままの状態をキープする病気です。
私たちは毎日食事を取りますよね。口にする食べ物には多くの『糖』が含まれているのをご存知でしょうか。
糖は小腸から吸収されて血液の中に溶け込みます。これが『血糖値が上がった』状態です。
血液に溶け込んだ糖をエネルギーへと変換させて、血管の外に追い出す働きをしてくれるのが『インスリン』です。
インスリンが健気にせっせと糖をエネルギーに変えてくれることで、血液中の糖の量が減ると、『血糖値が下がり』正常値に戻ります。
食事をして、だいたい1~2時間程すると血糖値は下がり始めます。イコール、私たちが活動するために必要なエネルギーを生産するのも食後1~2時間ということが分かりますね。
問題なのは血糖値が高いことではなく、インスリンがたくさん分泌され元気に働いてくれるかどうか、という点だったのです。
『インスリン』は、すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞で作られ分泌されます。
ここまでをまとめると
●糖尿病の原因となる血糖値を下げなければならない。
●血糖値を下げるためにはインスリンを分泌しなければならない。
●インスリンを分泌するために健康なすい臓でなければならない。
●健康なすい臓を維持するために負担を掛けないような食事バランスと肥満解消が重要。
高血圧の患者さんの糖尿病は、世にも恐ろしい糖尿病腎症の発症・進行を早める可能性があります。
腎臓には血液をろ過して尿を作るというたいせつな働きがあるのですが、血圧が高いことで腎臓に多くの負担がかかり、最悪の場合腎臓が機能しなくなってしまいます。
腎臓が機能しなくなると人工的に透析をする必要が出てきます。
また、糖尿病網膜症を起こす可能性も極めて高くなります。
血糖値が高いことで目の毛細血管が破れてしまい、酸素や栄養が行き届かなくなると、ある日突然『失明』してしまうのです。
肥満気味の人は適正体重まで落とす努力が必要です。
特に『内装脂肪』は万病の元という通りで、糖尿病でも天敵なのは間違いありません。
糖尿病には食事療法!その注意点とは?
糖尿病と医師から宣告された人、糖尿病が気になって調べた人は知っていて当然なのですが、糖尿病には『一型』と『二型』の二種類があります。
食事療法で改善してくのは、『一型』の方です。
一型糖尿病とは、すい臓のβ細胞が壊れてインスリンが分泌されなくなってしまうことを意味します。
少しでも分泌されているなら一時的にすい臓が弱くなっているだけですので、元気を取り戻せばよいのですが、機能しなくなっていたらインスリンを注射で補給したくてはならなってしまいます。
実は糖尿病になったと言っても、好きなものが食べられなくなったというわけではありません。
栄養バランスを考えならがとり、エネルギー(糖)を少なく摂取することが大事になってきます。
全てが今まで通りというわけにはいきません。
そこで『玉ねぎスープ』を推奨させていただきます。
玉ねぎには血液をサラサラにしてくれる『硫化アリル』成分と、糖の代謝を促進して血糖値の上昇を抑えてくれる『硫化プロピル』成分が含まれています。
ご紹介する玉ねぎスープを実践した70代女性は、インスリン注射が手放せない状態だったのですが、たったの一ヶ月でインスリン注射が不要になったという情報もあります。
作り方も簡単ですので、是非食事の一品に加えて頂けたらと思います。
にんにく・・・2分の1片
ベーコン・・・50g
水・・・・・・6カップ(1.2リットル)
刻みこんぶ・・15g
白だし・・・・大さじ1と3分の2
しょうゆ・・・大さじ4分の3
酢・・・・・・大さじ3分の2
こしょう・・・少々
② 鍋に入れた1.2リットルの水に、①の材料と全ての調味料を加えたら強火にかける。
③ 沸騰してきたら弱火にしてふたをする。
④ 30分間、コトコトと玉ねぎが柔らかくなるまで煮たら完成!
調味料として加えた酢にも、血糖値の急激な上昇を抑え、血液をサラサラにする働きがありますし、にんにく・ベーコン・刻み昆布からは旨味がしっかり出ていますので美味しく名上がれます。
お好みでネギなどの薬味や、具材にしめじを加えるとより一層美味しさが増しますよ!
このスープの一杯のエネルギーが98キロカロリーで、塩分は約1g!!
冷蔵庫で一週間の保存できますので、朝・晩一杯ずつを温めて飲むようにしてください。
食事の時間
また、気にかけるのは食材だけでなく、食事をとる時間も重要だったのです。
例えば朝食で得たエネルギーを消費しないまま昼食をとる、というように、前の食事でとったエネルギーが体内で消費されない内に次のエネルギーをとるのは良くありません。
朝食と昼食、昼食と夕食の間を6時間空けるようにしてください。
ただどうしても生活のリズムに合わないならば、5~7時間で調整するようにしましょう。
食事の間隔を空けすぎると今度は逆に、空腹を満たそうとつい多くの量をとってしまうことがありますので、適度に間隔を空けるようにしてください。
食事が遅く、寝るまでにエネルギーを消費出来ず胃袋に入れたまま寝てしまうと、体脂肪蓄積の原因となってしまいますので、20時までに食事を終わらせることが理想です。
一回の食事にも時間をかけるようにしてください。ゆっくりとる食事はインスリンの分泌を促す効果があります。
食物繊維の多いものを選び、調理方法を工夫して全体的に少し硬めに作りましょう。硬めにすることでよく噛まないと飲み込めなくなりますので、自ずと噛む回数が増え、食事の時間を長くとることに繋がります。
間食を摂る時は甘いものではなく、果物(イチゴ・キュウイ)・牛乳・乳製品(チーズは含まない)にするようにしましょう。
糖尿病には運動療法を合わせて行なうことが効果的!
一型が食事療法なら、二型は運動療法で改善していきます。
二型糖尿病は、高カロリー・高脂肪・運動不足などから起こる病気ですので、ほとんどの人が初期症状に自覚がなく、いつ発症したのかが良く分からないといいます。
すい臓から分泌されるインスリンの働きが低下し、インスリン作用不足を招くことで、血液中の糖を上手く処理できず血糖値が高い状態をキープしてしまうのです。
肥満や過食、運動不足は運動することで、エネルギーを消費し肥満解消・抑制に繋げましょう。
糖尿病改善の運動というのは筋肉に負荷をかける無酸素運動ではなく、ウォーキング・ジョギング・水泳などの全身運動となる有酸素運動が適しています。
毎日運動し持続することで、筋肉の活動量があがりインスリンの働きが良くなってきます。
更に筋力を高め、ストレス解消にも一役かってくれますよ!
ウォーキング・・・・・25分 やや軽い運動
ジョギング・・・・・・10分 やや重い運動
水泳(クロール)・・・5分 重い運動
ここで注意事項です。
間違ったやり方で運動を行うと、糖尿病を悪化させたり心筋梗塞を発症したりすることに繋がるので、運動療法の禁止・制限のある人は必ず医師の指導を受けるようにしてください。
運動前は準備体操をし、運動後には整理体操をすること。
焦る気持ちはわかりますが、いきなり重めの運動をするのではなく、軽めの運動から取り入れるようにしましょう。
その日の体調に合わせて無理をしないことが重要です。
そして必ず継続できる運動をすること。毎日でなくても構いません。一週間に3~4日のペースで行ってください。
糖尿病の症状とは?食事療法の注意点を守り運動療法で効果的に治療のまとめ
インスリン注射が必要なくなるなら、玉ねぎスープを試したくなりませんか?
こんなに簡単なメニューを加えるだけで糖尿病が改善できるなら、やるしかないでしょう。
でも玉ねぎスープだけに頼ってはいけません。
しっかりと運動して不必要な脂肪を駆除!食事療法と運動療法の合わせ技で、糖尿病を撃退!!
是非今日から実践してみてくださいね!