肩、痛くないですか?
たまに首が重だるくなりませんか?
肩甲骨の内側をグリグリ押してもらいたい衝動に駆られることはないですか?
しかも必ず左側だけって言う・・・!
今までの疲れやだるさは左右まんべんなく出ていたのに、この頃の痛みときたら、どんなにグリグリ押しても痛みが取れる気配がないという人。
スッと軽くなることがなくなって困っているという人。
もしかしたらその痛み、『頚椎関係の疾患』かもしれませんよ。
今回は、私自身が体験した肩甲骨の痛みの事や、何科を受診し結果がなんだったのか、その結果を受けて思い当たる節などについてまとめました。
もし同じような痛みを抱えているのであれば、早急に病院にかかった方が賢明です。
日常に差し支える痛みとは早めにおさらばしましょう!
目 次
肩甲骨の痛み左側に御用心!
一番に不安視したのが、利き手である右とは逆の『左側の肩』が痛みだしたことでした。
長年利き手(右)を使い続けていれば、多少の故障が出ても仕方がないと思うところですが、今回は逆の左側に痛みがでたのです。
しかも右肩が痛むことは、一切ありませんでした。
どんな痛みがでたの?最初の違和感
バスタイムで体を温めて血行を良くし、首のストレッチをするのがお決まりのコースだったのですが、『首を前後左右に傾ける・ねじる』の動きが寝違えたかのような激痛が走ったのが最初だったように記憶しています。
痛みは、首の付け根から肩甲骨を結ぶ一直線の神経のように感じました。
その神経を伸ばそうとするとピアノ線がピンと張ったかのように突っ張り、縮めようとすると、太いつっかえ棒のように感じ頭部を傾けるのを阻止されます。
ものすごく痛いのでご想像の通り、首を一回転させることなんて出来ません。
例えるなら、錆びついて動きが悪くなった機械のような感じです。
痛みの元や関節に油をさせたら、滑らかな動きを取り戻せるとさえ思ってしまいますよ。
しかし、痛み自体は寝違えとほとんど変わりがないので、この時期は、自然に治るものだと思いました。
どんな痛みがでたの?次の違和感
普段の首・肩こりの対処法として実際に行っていたこと、それは、食卓の椅子に座って背もたれに首を預けてグリグリ刺激することでした(この行為は、指圧に該当すると思われます)。
驚くほど頭を軽くしてくれて、首の動きが滑らかにしてくれていたのが、違和感を感じた時から、この方法が通用しなくなっていたことに、後々気付くのです。
何週間も、何ヶ月も痛みが引くことはなく、常に寝違え状態の生活に嫌気がさした頃、ストレスが原因ではないかと考えました。
ストレスは万病の元ともいいますからね。
知り合いの女性の話です。
それでも怒りが収まらない時は何ヶ月も口を利かず、無視をし続け仕事に支障をきたしていたそうです。
「心臓の裏が痛くて、朝起きたら必ずゴルフボールでコリをほぐさないと起き上がれないのよ」
と、困ったように話していた彼女でしたが、その男性の素行の悪さに解雇となった途端。
「そう言えば最近、心臓の裏の痛みがなくなったの」
「ゴルフボールでほぐさなくても起き上がれるようになったの」
嬉しそうに話してくれた彼女が印象的でした。
彼女の痛みの原因は正に、粗悪な男性から受けていたストレスだったのです。
丁度私も人間関係がうまくいかなくなっていて、仕事を辞めたいと感じていた頃だったので、「仕事さえ辞めてしまえば、この痛みはなくなる」そう信じて疑いませんでした。
どんな痛みがでたの?違和感が激変!
仕事を辞めることもなく、わけのわからない痛みとの戦いが続きましたが、遂にのた打ち回る程の痛みが襲われます(実際にはのた打ち回ってはいませんが)。
一番痛みが強く出ていたポイント・肩甲骨内側に冷たい鉄球が埋め込まれたような、血が通っていないような感じと、それに伴って首や脇の方にも重い痛みが広がっていたのです。
月に数回の痛み発症が、週三回となり、毎日痛むようになっていきました。
症状が出る時間は決まって夕食時。
こうなると夕食をとるのが恐怖となりますよね。
よく効くといわれる湿布薬も歯が立たず、それでもなんとか痛みから逃れようと肩甲骨同士をグゥーっと近づけてみたり、胸を張ったり、背筋を伸ばしたりと色々試してみると、スッと楽になる瞬間がありました。
それは、姿勢を正した時でした。
骨盤を立てその上に背骨を乗せるという、人間として理想的な姿勢の時に痛みから開放されたのです。
どんな痛みがでたの?痛みの進化
せっかく見つけた肩甲骨の痛み対処法(正しい姿勢)も、すぐに効果がなくなりました。
座っていようが立っていようが、仕事をしていても何もしていなくても、常に痛みがつきまとうようになります。
首・肩・肩甲骨に留まらず腕にまで痛みが出るようになると、肘から薬指に向かって神経がうずいて、本当に涙が溢れそうになりました。だって・・・女の子だもん。
痛みの正体がわからないまま4ヶ月が過ぎ、上を向くことが困難なのでサプリメントを飲むのに苦戦し、運転中の安全確認も首が動かないので、腰から上半身全部を動かさなければならない状況を強いられました。
ただし、腕があがらないということはありませんでしたので、四十肩・五十肩ではないことだけは確信できていました。
最初の違和感から約4ヶ月。ここでやっと病院に行くことを決めました。
受診しようと思ったきっかけは、『肩甲骨 痛い 左』で検索した結果が『狭心症かもしれません』と出たからです。
肩甲骨の痛みが左に出ている時は何科?
私が体験した痛みの経緯ですが、同じような苦しみを味わっている人いませんかね?
実際に狭心症を疑うなら『内科』を受診すべきですが、肩や肩甲骨が痛いのに、はやり内科はお門違いかと思い、まずは『整形外科』を受診することにしました。
ただこの手の症状だと、問診とちょっと触診で終わり。あとは湿布と飲み薬を処方されて様子見。というのが一般的のようですよ。
それじゃあ何の解決にもならんわい!
ということで私が選択したのは、『MRIを受ける』でした。
幸い、最新版のMRIを導入しているクリニックを見つけたので、そこを受診しました。
撮影は15分ほどで終了し、結果もその日のうちにでました。
「軽度の頚椎椎間板ヘルニアです」
腰痛で名高い『ヘルニア』ですが、まさか自分がかかってしまうなんて。しかも首の!
一体どんな人が発症するのだろうと思っていた病気が、まさか自分の身に降りかかるなんて夢にも思いませんでした。
先生は更に続けてこう言います。
「しかも、ストレートネックになっていますね」
青天の霹靂とはまさにこのことを言うのではないでしょうか。
「頚椎椎間板ヘルニアもストレートネックも完治することはありません」
「今後は、薬を投与し痛みを和らげる方向でいってみましょう」
その日以来、筋肉をほぐす薬・鎮痛剤2種類を服用する毎日が続いています。
ポイント薬を飲み始めてすぐに効果が表れるわけでなく、最初の2ヶ月位は痛みがひく気配がなかったのですが、更に2ヶ月後の現在は首のストレッチがスムーズにできる範囲まで痛みを抑えられています。
肩甲骨の痛みの原因を紐解く
こうして、頚椎椎間板ヘルニアとストレートになってみて思うのは、だらしない座り方が病気を招いたんだと、痛烈に感じました。
椅子に腰掛ける時は浅く、背もたれにもたれかかり、足を前に投げ出す・・・非常に楽ちんな姿勢ですよね。
その体勢でスマートフォンのゲームなんて、最高じゃないですか。
でもそれこそが、体には負担になっているのです。
いえ、私の場合は別に原因がありました。
工場での作業する姿勢です。
低視力で乱視入り、作業の手元がはっきり見えません。
そんな時、あなたならどうしますか?
私は手元がよく見えるようにと、目線を手元までグググッと近づけるという荒業の出たのでした。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな』ではありませんが、背中を丸めて首を前に倒した姿は、どこをどう見ても稲穂のようです。
長きに渡りこの姿勢を保ってきたのですから、『頚椎椎間板ヘルニアとストレートネック』は納得せざるをえませんでした。
人間の頭部は、ボーリングの玉と同じくらいの重さがあると喩えられています。
その重い頭部を、たったの7個の骨(頚椎)だけで支えているのですから体に良いわけがありませんよね。
肩甲骨内側の痛みが左側だけ!何科を受診する?根本的な原因とは!のまとめ
原因不明の肩甲骨の痛みの正体は『頚椎椎間板ヘルニア』でした。
頚椎の間に収まっているはずの椎間板が、(楽な姿勢をとっているつもりで)体に負担をかけ続けることで飛び出し、近くを走る神経を圧迫していろいろな部分に痛みが現れるという、本当に恐ろしい病気なのです。
放ったらかしにしておいても、良いことは一つもありませんよ。
とにかく、一日でも早くMRIをとってもらうことをオススメします。
●『頚椎椎間板ヘルニアは完治する?痛み止めの効果と有効なリハビリ方法』も一緒にご参照ください!