日常生活の中で欠かさずに行わなければならないことがたくさんありますよね。
その一つに歯磨きがあります。
幼稚園・保育園時代、或いは小学生時代にお母さんや先生からこのように教わりましたね。
「食事の後は歯磨きをしましょう」
その教え通りしっかりと歯磨きが習慣付いていると、今度は間食した後や食事をしていないけど口腔内のネバつきが気になって歯磨きがしたくなる・・・なんてこともあるようです。
多くの人は『朝・昼・晩』を基本とした、1日に2~3回の歯磨きを行っています。
それ以上に歯磨きがしたくなる人は、異常なほどの潔癖症なのでしょうか?
そこで今回は、歯磨きはどれくらいの回数が丁度いいのか、中でも一番重要視する時間帯や、磨くタイミングについてまとめました。
他人よりも歯磨きの回数が多くて笑われたって言う人必見!
あなたの歯磨きは間違っていませんよ。
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目 次
歯磨きのタイミングと回数を検証!多すぎってことある?
多くの人は『朝食後・昼食後・夕食後』の三回の歯磨きを実践しています。
中には1日に一回しか歯磨きをしないという人もいるようですが・・・。
でも疑問に思いませんか?
親や学校の先生からの教えは「食事の後は歯磨きを」でしたよね。
これは、『歯と歯の間に食べ物をつまらせておくと、そこから虫歯になるよ』『歯磨きをして汚れを落とし、虫歯予防をしましょうね』という意味です。
そうすると、三時のおやつは食事とは言い難いですが、物を食べると行為に違いはありませんので、歯磨きのタイミングであると言えますよね。
またジュースを飲んだ後も、歯と歯の間は汚れてしまっていますので歯磨きのタイミングです。
固形物だけが虫歯の原因ではありませんよね。
そうなんです。
歯磨きをするタイミングに、ご飯を食べた後だけ磨けばいいという間違った解釈の元、多くの人は『朝・昼・晩』若しくは『朝・晩』だけ歯磨きを実践してしまっているのです。
理想的な歯磨きのタイミングは、以下の通りに示しておきます。
② 朝食後
③ 昼食後
④ 帰宅後
⑤ 夕食後
⑥ 寝る前
これは歯科医も推奨していますので、1日に六回のブラッシングは決して多いとは言えません。
口腔内をスッキリさせたい時に、クールミントガムを噛むという行為を目にしたことありませんか?
ガムを噛んでスッキリさせたいと思ったときこそ、歯磨きのタイミングなのですよ。
歯磨きのタイミングで寝る前が最も重要な時間帯!
そうは言っても、朝の忙しい出勤前の時間に二回も歯磨きなんてしてる暇はありません。
日本人はとても働き者ですので、一分・一秒が貴重なのです。
家族や恋人、友人や会社の同僚など、あなたの知り合いだけでも時間に追われている人はたくさんいるはずです。
そんな人に「歯磨きは1日に六回しないとだめだよ」なんて言っても聞く耳もちません。
或いは、あなた自身も寝坊してしまったりスケジュールがいっぱいいっぱいだったりで、歯磨きのタイミングを逃すことだってありますよね。
そんな時は一番重要となる、寝る前だけでもしっかりと磨くようにしてください。
「1日に一回だけ?」
いえ、寝る前だけ磨けば良いと言っているのではなく、あくまで歯磨きの時間が取れなかった時の話をしています。
虫歯の原因になる虫歯菌は歯と歯の間に残った食べ物を餌にして、酸を出しながら歯を溶かしていきます。
このことからも食後の歯磨きは必須であるという理屈はわかりますね。
しかし口の中には唾液が分泌されており、虫歯菌は発生させた酸を中和させ溶かされた歯を修復させる働きがあるのです。
人間が起きて活動している間は十分な唾液を分泌し満たされていますので、虫歯菌は活発な活動ができません。
では就寝後、寝ている間はどうでしょう。
睡眠中の唾液の分泌量はグッと減ってしまします。
虫歯菌の天敵となる唾液が少なくなった時こそ、歯の表面を溶かす酸を出しまくり、更に爆発的な繁殖を繰り返すのです。
歯磨きをしていても虫歯菌は0にはならないのに、その上繁殖するために食べ物(餌)を与えてどうするのです!
ということで理屈からすると、寝る前の一回だけをしっかりと磨いていれば虫歯になる確率をグンと抑えることが出来るということになるのです。
虫歯になってしまったら歯は生えてきません。
歯磨きは虫歯予防以外にも、口臭予防や歯ぐきマッサージなどの作用もあるので、やはり毎食後に磨くのが理想的と言えます。
特に寝る前の歯磨きは、しっかりと丁寧に磨くことを心がけるようにしましょう。
歯磨きのタイミング時間は食後30分以降?
歯磨きに磨きすぎはないということと、もしも磨く時間がなくても最低限寝る前の歯磨きはしっかりと丁寧に行うと良いことがわかりました。
それでは食後の歯磨きで、『すぐに』磨くのと『30分時間をおいて』磨くのと、どちらが正解なのでしょうか。
前章でもご紹介した通り、歯と歯の間に挟まって口腔内に残った食べ物は、虫歯菌が餌にして酸を発生させ歯のエナメル質を溶かしもろい状態にします。
しかし口の中で分泌される唾液の力によって虫歯菌を殺菌、増殖を抑制、そして溶かされた歯を修復してくれます。
これらに要する時間が約30分。
歯の健康を守るためには、もろい状態のところに歯磨き粉(研磨剤)でゴシゴシ擦ったりせず、時間を空けてキレイにブラッシングするようにしましょう!
という間違った情報が流れているようです。
どこが間違いなのかと言うと、『虫歯予防のために30分時間をおいて歯磨きをする』というところです。
虫歯予防のためにはやはり、虫歯菌が巣食っている歯垢(プラーク)を取り除くより方法はありません。
それではどこから『食後30分おいて・・・』という情報が流れたのでしょう。
これは虫歯予防ではなく、酸蝕症(さんしょくしょう)の予防についての情報だったのです。
酸蝕症とは・・・酸の強い食べ物を摂ることで歯の表面のエナメル質を溶かすことをいいます。
酸で弱くなっている状態で歯磨きをすることでもろくなり、歯が欠けることもあるのです。
柑橘系フルーツ・酢を使ったドレッシングなど
食後は緑茶や水などで口をゆすぎ、酸を薄める必要があるようです。
歯磨きのタイミングと回数が多すぎ?寝る前が最重要で時間は30分後のまとめ
こまめな歯磨きは歯の汚れを落として虫歯予防をするだけでなく、歯周病などお口のドラブルをも未然に防ぐことに繋がります。
1日に3回と決めつけるのではなく、定期的に磨くことが大事ですね。
特に寝る直前の歯磨きは、睡眠中の虫歯菌を抑制する唾液の分泌が減ってしましますので、しっかりと丁寧にブラッシングすることが大切です。
そして酸の強いものを口にすることで、歯磨きするのに30分も時間を置く必要があるなんて知らなかったです。
食事を終えたら、緑茶で一息。
お口の中をリセットしてから歯磨きをしてくださいね。
自分の歯を守れるのは自分自身だけです。
しっかりと健康な歯を維持していきましょう!