無性に氷が食べたい!そんな衝動に駆られ続けていませんか?
冷蔵庫の近くを通る度に製氷機を開けては氷を食べ・・・、その内冷蔵庫に行くまでが面倒になり、器に大量の氷を盛って食べ、もちろんおかわりは何回もしますって人はどれくらいいますか?
実は私も、がりがりボリボリ、大量に氷を食べています。
理由などはありません。
食べたいから食べるのです。
そこに氷があるから食べ続けるのです。
でも、ちょっと心配な、こんなことを耳にしたことありませんか?
『氷を食べる人は鉄分が足りていない』と。
これ、案外冗談ではなく、身体が危険サインを出している可能性が大きいです。
異常なまでに氷を食べる人は立派な病気で、病名だってしっかりあるのですよ。
今、氷を食べながらこれを呼んでいる人は速やかにその手を一旦止めて、真剣に考え直してください。
ということで今回は、氷を食べる人の病気や症状と、貧血などとの関りをまとめてみました。
将来後悔しないためにも、一日も早く改善させていきましょう。
目 次
氷を食べることがやめられない!
氷を食べる人は、『氷食症(ひょうしょくしょう)』という病気を患っています。
氷食症とは読んで字の如く、氷を無性に食べたくなる病気のことです。
例えばあなたは一日にどれくらいの氷を食べていますか?
氷食症の人の場合、『製氷皿1皿以上食べる』ことと定義されています。
一日にどれだけでも食べられてしまいます。
因みに私は、製氷皿1皿分だと5~10分で平らげるスピードです。
注意ジュースの氷を食べる程度では氷食症とは言いません。氷食症は、異食症と同じく原因不明の病気です。
氷自体に毒があるわけではないので無害かと思われがちですが、内側から体を冷やしてしまうので、あまり褒められたことではありません。
もしかしたら、体から発せられたSOSかもしれませんよ。
鉄分不足で貧血に!!氷の恐怖!
氷食症になるメカニズムは詳しく解明されていないのですが、主に『鉄欠乏性貧血』『精神的ストレス』『脅迫性障害』が原因ではないかとされています。
女性の方が男性よりも圧倒的に発症率が高いのです。
その理由として女性は家事や育児などのストレスを感じやすく鉄分不足に陥りやすいことが要因となります。
故に眩暈・立ちくらみも発症しやすいのです。
女性は貧血になりやすいので納得できます。
気を付けておきたいのが、妊婦さんの氷食症の発症です。
妊婦さんの場合、お腹の赤ちゃんに栄養を持っていかれる分、発症率は更に高くなる傾向にあります。
妊婦さん自身が貧血であると、赤ちゃんに影響を及ばすので、周囲の人は気遣ってあげる必要があります。
血液検査を受けても正常値と判断される場合がありますが、血液中のヘム鉄は足りていても、体内に蓄えられるフェリチンが足りずに体調不良を引き起こします。
これはヘモグロビン濃度からは判断が難しいためで『隠れ貧血』と呼ばれるものです。
氷をやめて便秘と貧血にサヨウナラ
氷食症は、虫歯や便秘に悩まされます。
氷などの固いものを噛むと咀嚼亀裂が発生し葉の分割が生じることがあります。
その場合、歯のエナメル質は壊れていき象牙質の露出に繋がります。
そこに酸性食品(肉・魚・炭水化物など)や酸性飲料(乳酸菌飲料・果汁飲料・スポーツ飲料など)を食べることで象牙質に影響し、歯垢や細菌が発生しやすい環境が出来上がります。
そして食品の分子が亀裂・分割にはまり虫歯に繋がります。
氷食症の人は氷を食べ続けることで胃・腸を冷やしてしまい、正常時なら問題ない排泄がしにくくなります。
体の中に老廃物が蓄積され、ひどいと便通が悪くなり便秘を引き起こします。
特に女性はダイエット意識が強いので、一日の食事の量も減少してしまうことから排便の習慣がなくなってしまうことがあります。
徐々に体を冷やしていくため免疫力低下にも繋がります。
氷を食べ続ける恐怖!やめられない人が発症しやすい病気を公開中のまとめ
氷食症は一見すると害はありませんが、放っておくと貧血や便秘では収まらなくなるかもしれません。
氷を食べる人はまず貧血を疑って鉄分を補給する努力をしてください。
サプリメントに頼っても良いと思います。
鉄分が満たされると不思議なくらいにピタリと氷を食べなくなります。
もし半月経過しても改善されない場合は、もっと深刻な病気を抱えているかもしれません。
内科・婦人科などを受診することをおすすめします。
心の方だと思われる場合は精神科を受診してください。
私は、鉄分をたったの一錠服用しただけで氷の数が激減しました。
その上、ダル重かった体が軽く感じるようにもなりました。
皆さん、氷食症は百害あって一利なしです。
鉄分を速やかに取るようにしましょう。