誕生日やクリスマス以外でも、普段からスイーツを作る人にとって便利なのが、冷凍ホイップクリーム。
お買い得だと思って『業務用』を買ってきたのは良いが、いざ使ってみると「こんなに余っちゃった」って、なんてことありませんか？
この余ったホイップクリーム、一回で使い切るには無理があるのでもう一度冷凍しちゃっても大丈夫なのか・・・なんて、迷いますよね。
ホイップクリームに記載されている消費期限は未開封の状態のものだと、もちろん分かっています。
分かってはいるのですが、一度開封していても冷凍保存できていたものを再び冷凍するのって、なにか問題あるの？なんて思ってしまいます。
そこで今回は、余ったホイップクリームを再冷凍してもいいのか、開封した後の消費期限の目安と、上手な保存方法についてまとめました。
折角お得にたくさんのホイップクリームを買ってきたのですから、無駄にせず全部使い切りたいですよね。
目 次
生クリームは再冷凍出来る？
答えは二つです。
再冷凍は『出来る』と『出来ない』の、どちらも言えます。
まず再冷凍が『出来る』理由ですが、単純に冷凍と解凍を繰り返す分には問題はないということです。
ただしフワフワの状態で何度も、というのは難しそうです。
次に再冷凍が『出来ない』理由についてですが、一度冷凍・解凍したホイップクリームを再冷凍すると、気泡が潰れたり脂肪が分離したりして食感が悪くなり、味が確実に落ちていきます。
再冷凍したホイップクリームを更に解凍すると、それこそドロドロに溶けてしまい、デコレーション生クリームとしては使い物にならないのです。
『生クリーム』としては再冷凍は出来ても、『フワフワホイップクリーム』としては再冷凍は不可能なのです。
冷凍ホイップクリームを一度開封したものは再冷凍を考えず、使い切るようにしましょう。
生クリームの開封後の消費期限とは？
冷凍ホイップクリームに記載されている消費期限は、あくまで開封前の状態の期限を指していますよね。
では、開封したホイップクリームは、どれくらい保つのでしょうか。
解凍後は雑菌が繁殖しやすくなるので速やかに使い切る、というのが鉄則です。
『菌が繁殖する』というのは、解凍するために常温で放置している無防備な時間帯のことを指しています。
基本的に氷点下で活発に活動するという菌は通常環境下には存在しませんので、解凍した状態の菌の繁殖に注意が必要なのです。
開封後、ホイップクリームは2～3日を目安に使い切るようにしましょう。
ポイント
冷蔵庫のドアポケット部分は冷蔵温度が高いですので、チルド室に入れておけば約一週間は問題なく使用することが出来る場合があります。
生クリームの意外な保存方法と使い方
開封後一週間保つとはいうものの、業務用のホイップクリームを全部使い切るのは容易ではありませんよね。
そんな時は、やはり『再冷凍』するのが一番の最善策となります。
しかし先ほど述べた通り、再冷凍したホイップクリームにはフワフワ感が損なわれてしまいますので、ケーキやスイーツなどのデコレーション用には使用できないかもということを念頭に置かれておいてください。
では、保存の方法をご紹介します。
余ったホイップクリームはそのまま冷凍庫に入れるのではなく、全部絞ってしまいましょう。
ラップを敷いたバットなどに少しずつ、○○○・・・と、並べて絞っていきます。
絞り終えたら、上からラップをかけて冷凍室に入れ再冷凍します。
ホイップクリームが固まったら、ジッパー袋に入れて空気を抜き冷凍保存。
この状態だと小分けされているので、次からは使いたい分だけを取り出すことができて便利ですよね。
凍ったままのホイップクリームをコーヒーに浮かべたり、ホットケーキに乗せたりして使います。
液状の生クリームを使った料理（煮込み・カレー・カルボナーラなど）の材料としても使えます。
フワフワ感が損なわれますが使い勝手は抜群ですよ。
冷凍庫では乾燥したり風味がおちたりしていきますので、長期保存は考えず、せめて1ヶ月以内には使い切るようにしてくださいね。
生クリームは再冷凍出来る？開封後の期限と意外な保存方法と使い方のまとめ
いかがですか。
業務用のホイップクリームはお得に感じますが、使いきれず処分となると結果損をすることになってしまいますので、できるだけ使い切りたいですね。
開封後、一気を使い切るのは難しそう・・・そんな場合は小分けして『再冷凍』ですね。
フワフワの状態での再冷凍は難しそうですし、味も多少は落ちてしまうのですが、ケーキのクリームとして使わなければ全然いけます！
コーヒーやホットケーキに乗せるのもありですが、温かいトーストに乗せても、冷たいクリームがアクセントになりますよ。
