
クリスマスや花見、ひな祭り、こどもの日や誕生日と、様々なパーティーで重宝するのがケンタッキーフライドチキンです。
パーティーの途中でチキンが足りなくなったら興ざめ・・・なんてことにならないように多めに準備しますよね。
そしていざパーティーが終わってみると、チキンが余って処分に困ってしまうって事があります。
ケンタッキーフライドチキンは多くのファンを抱え愛されていますが、一旦冷めてしまうと味が落ちてしまい美味しくなくなってしまうからです。
「皮がふにゃふにゃして油ギッシュで、肉が固くなって美味しくない」
私もそう思います。
美味しくなくなったからと言って捨ててしまうのはもったいないし、なんとか美味しさを復活させる方法はないのでしょうか。
そこで今回は、冷めてしまったチキンを、再び美味しく食べられる方法をまとめました。
目 次
ケンタッキーのチキンをカリカリにする方法!
一旦冷めてしまったチキンを美味しく復活させる方法として、手段は5つあります。
オーブントースターを使う
電子レンジを使う
トースターを使う
お魚グリルを使う
フライパンを使う
オーブントースターを使う場合
『チキンをアルミホイルに包み、
180~200℃に温めたオーブントースターで5~8分』
ケンタッキーフライドチキンが、冷めたチキンを美味しく温め直すやり方として公式に紹介している方法の一つです。
冷えたチキンを、アルミホイルに包みオーブントースターで5分以上様子を見ながら焼きます。
オーブンを温めるのに時間がかかったり、アルミホイルで一つずつ包んだりすることで手間がかかり、すぐに食べたい時はもどかしさを感じます。
出来たてとまではいきませんが、外はカリカリでお肉はジューシーになります。
電子レンジを使う場合
『500Wで30秒~1分』
『1000Wで30秒~40秒』
こちらも、ケンタッキーフライドチキンが公式で紹介している温め直すやり方です。
電子レンジを使う時は、ラップして1分以内の加熱と余熱を使ったらふんわり柔らかく温めることができます。
オーブントースターのようなカリカリ感の再現は厳しいですが、ジューシーなチキンが好きな人は電子レンジがおすすめ。
アルミホイルで包む必要がないので、食べたい時にすぐ温め直せます。
トースターを使う場合
トースターで温めると、チキンにまとわりつく水分が飛んで比較的パリッと仕上がります。
3分焼いて、そのまま余熱で5分くらい放置し、更に3~5分ほど焼けば美味しく食べられます。
電子レンジよりも美味しくなりますが、旨味も飛んでパサパサにならないように時間の調節が必要です。
お魚グリルを使う場合
表面にカリカリ感を出し、更にお肉はジューシーになります。
火力が少しでも強いとチキンが焦げてしまいますので、極々弱火でじっくりと焼くのがコツです。
片面焼きグリルは、ひっくり返して両面を焼くようにしましょう。
兎にも角にもグリルを使うとチキンが焦げやすいので、目を離さないようにしなければなりません。
フライパンを使う場合
フライパンを使うなら、フタをして弱~中火で様子を観ながら加熱をします。
フライパンで皮目の方を焼くと、トースターよりも更にパリパリ感を出すことができます。
しかしパリパリ感が出る代わりに、焦げて肉がパサついたり硬くなったりする可能性が大です。
焦げやすい手法なので目が離せません。
ジューシーさを好むなら電子レンジで、表面カリカリを好む人はお魚グリルといったところでしょう。
しかし、ふわっとカリッとの両方をいいとこ取りをしたいなら、電子レンジとトースターの二種類使いがおすすめです。
まず電子レンジで1分以内の温め、そのあとでトースト焼くという方法です。
ケンタッキーのチキンはなぜパリパリしてない?
ご存知の人も多いのですが、ケンタッキーのオリジナルチキンは元々、カリカリした商品ではありません。
「出来たてはカリカリしているのに・・・」
そんな意見も多く聞かれますが、それは一番美味しい状態で提供されているからであって、本来のオリジナルチキンはカリカリではなく、ふわっとジューシーの方に重きを置いた商品なのです。
ケンタッキーの商品でカリカリをお求めでしたらレギュラー商品ではなく、新商品や限定商品を選ぶことをおすすめします。
レギュラー商品と限定商品で食感が違うのは、そもそも調理方法が違いにあります。
ということで、しっとり系のオリジナルチキンを温めてカリカリにするには、焼くというひと手間が必要となってきます。
オリジナルチキンの調理方法とは
オリジナルチキンにカリカリ感を出すためには、フラワーといわれるスパイス入りの小麦がしっかりついている状態で揚げることが重要となってきます。
1,チキンを数個かごに入れる
2,乳液に漬けてよくかき混ぜてから浮上させる
3,10秒間待ってフラワーに落とし、両手で10回かき混ぜる
4,両手でチキンを1ピースずつ持って1回振る
※両手首をぶつけて余分な粉を落とす
5,加圧式の釜で揚げる
オリジナルチキンの工程は以上のようになっています。
しかし、新人のアルバイトだったり手を抜く人は、
乳液に浸けておいて数十分経っているのにそのままフラワーに落としてみたり。
指先だけで簡単にちょこちょこっとかき混ぜてみたり。
手のひらでチキンを擦って粉を落としてみたり・・・。
決められた工程が、守られていない場合があるのが現状です。
マニュアルどおりに作られていないと、美味しく出来るものもできなくなってしまいます。
結果、味が落ちるというわけです。
作りたてを提供されたそばから美味しくないという店舗も、残念ながら存在するようです。
オリジナルチキンは作り手によって、美味しさが大きく左右されると言っても過言ではないようですね。
海外のオリジナルチキンはカリカリ?
アメリカや台湾のケンタッキーのチキンは、日本のものと比べるとカリカリの食感が楽しめるといいます。
調理法や使用する機械は同じなはずなのに・・・。
その答えはどうやら、材料にあるようなのです。
材料だけは世界共通というわけにはいきませんからね。
日本では国内産の鶏肉を使用しています。
衣に使うスパイスは世界共通ですが、小麦粉は独自で調達したものになります。
ここから導き出せる答えはおそらく、『鶏肉と小麦粉が持つ水分量が多いからパリッと仕上がらない』のです。
しかし、ケンタッキーフライドチキンの創業者・カーネル・サンダースは、このように語っていました。
「日本のオリジナルチキンが、一番自分のレシピを忠実に再現している」
厳密に言うと、アメリカや台湾で提供されているオリジナルチキンはオリジナルチキンとは言えないのではないでしょうか。
ケンタッキーのチキンをカリカリにする方法!なぜパリパリしてない?のまとめ
パーティーで重宝されているケンタッキーのオリジナルチキンですが、食べきれずに残ってしまったチキンは・・・冷えると味が落ちて美味しくなくなってしまいますよね。
皮はフニャフニャしているし、お肉は固くなっているし。
オリジナルチキンはコンピュータ管理の元、圧力釜でじっくりと揚げているから、提供時はお肉がふっくらジューシーに仕上げているのです。
しっとり系であるが故に温め直しでカリカリを再現するのは難しいのですが、ひと手間かけることでオリジナルチキンをカリカリでジューシーになります。
おすすめの温め直しは、電子レンジとトースターを使うことです。
是非、お試しあれ!です。