酒粕が体に良いと持て囃されている昨今。
テレビでも特集が組まれるほどの人気ぶりで、その栄養価の高さにチャレンジしてみたいと思いつつもなかなか手が出せないでいる人、いませんか?
酒粕は、名前に『酒』と言う文字が入っている通りアルコール分含まれていますので、酒臭さをイメージしすぎてしまいますよね。
「だって下戸ですもん」
酎ハイをジョッキ一杯飲んだだけでも胸が苦しくなり、吐き気と頭痛に襲われてしまうため、アルコールに全然良いイメージがないですもの。
身構えて当たり前です。
でもこれだけ『酒粕いいよ』『酒粕甘酒は子供でも美味しく飲めちゃうよ』なんていわれると、飲んでみたくなるものです。
そこで今回は、酒粕を使った甘酒の美味しい作り方をまとめました。
実は私自身も先入観から、3日前まで酒粕を苦手としていました。
『料理にコクが出て美味しくなるよ』とか『粕漬け最高!』とか言われましても、奈良漬けの味を想像すると食べる勇気が湧いてきませんでした。
「美味しいよ」と進められた奈良漬けが・・・なんとも言い難い、不味くはないのでしょうが口に合わなかった思い出があります。
食べたことがないものを口にするのは勇気がいりますが、最初の一口さえクリアすれば美味しく頂けてしまうものですよ。
目 次
酒粕甘酒の美味しい作り方伝授!
一般的な酒粕甘酒の作り方は、『酒粕50gを200ccの水を火にかけ、温めて酒粕が溶けたところで砂糖やはちみちで甘味をつけて出来上がり』です。
我が家の甘酒もだいたい工程は同じですが、一工夫加えることで格段に美味い甘酒を作ることが出来たのです!
題して『我が家の酒粕甘酒レシピ』大公開でございます!
きっとお気に召して頂けると胸を張ってプレゼンさせて頂きます。
酒粕 50g
水 100cc
豆乳 100cc
おろし生姜 にんにく3片分相当
はちみつ 大さじ1
酒粕甘酒の作り方
水100ccを40°に温めてから酒粕50g入れ、フォークやスプーンなどのハラを使って酒粕を溶かしていきます。
この時は火にかけていません。
酒粕がダマとして残っていないかを気をつけながら約15分溶かし続けます。
酒粕が溶けたところに豆乳100ccを投入し、ここで火にかけかき混ぜていきます。
酒粕は生き物ですので、沸騰させると菌が熱で死滅してしまう恐れがあり、更に旨味や風味までもが損なわれて苦味が残るので鍋から目を離さないようにしましょう。
豆乳がたぎってくると次第に、鍋肌から小さい泡がフツフツと表れますので飲み頃の合図となります。
グツグツさせるのは絶対に禁物ですよ。
フツフツしてきたら火を止め、おろし生姜とはちみつ大さじ1を入れて軽くかき混ぜたら出来上がりです。
酒粕甘酒の美味しさの秘訣!
飲んで頂けたらわかるのですが、非常にコクがあって美味しいんですよね。
最初こそ身構えてしまいますが、半分も飲んでみると意外と飲みやすいことに気付きます。
この我が家の美味しい酒粕甘酒の秘訣は、『はちみつ・豆乳・生姜・酒粕』にあると思っています。
水以外ってことですね。
一つずつご説明していきます。
はちみつ
酒粕から作る甘酒には、砂糖やはちみつなどの甘味をつけないことには甘酒とはなりません。
この『甘味』って、体重が気になっていたり、メタボで悩まされたりする人にとっては非常に気になる存在ですよね。
『The・糖』いかにも太りそうな糖分と言わんばかりの砂糖より、自然の甘味であるはちみつの方が、どちらかと言えば体に優しいって思いませんか?
そうです、はちみつは体に優しいのです。
同じ甘味を感じるのに、砂糖が大さじ1に対してはちみつが小さじ1
100g辺りのカロリーも、砂糖が384kcalに対してはちみつが294kcal
今回紹介した我が家の美味しい甘酒に使ったはちみつの量は大さじ1でした。
これを砂糖に変換すると大さじ3の量が必要となり、摂取するカロリーが3.9倍高くなることがわかりますね。
少ない量で強い甘味を加えるためには、はちみつを使いましょう。
豆乳
豆乳も健康に良いとされる飲み物として上位に挙げられます。
大豆を搾ったエキスは豆臭かったりエグみがあったりとして飲みにくいのですが、今は砂糖や塩などで味を整えた『調整豆乳』が登場し格段に美味しくなっています。
我が家の甘酒で使った豆乳の量は100ccですが、この中に含まれる砂糖の量は僅か小さじ1杯分ですので、神経質になるほど気にする必要はありません。
豆乳はなんと言ってもイソフラボンパワーが女性には大人気で、美肌効果はもちろんですが、お肌のトラブルであるしみ・シワ・くすみ・ニキビなどを予防してくれます。
腸にはオリゴ菌が届いて便秘解消の作用があり、鉄分で貧血の予防もしてくれます。
酒粕甘酒に加え一緒に飲むことで、美肌や腸内環境などの相乗効果が大いに期待されます。
おろし生姜
生姜の効能として、風邪予防や冷え性改善などが有名ですよね。
肩こり解消・血液サラサラ・血行促進・血糖値を挙げにくくしてくれ・認知症予防にも効果があり、胃腸の調子を整えてくれます。
抗酸化作用でアンチエイジングにも期待大です。
素晴らしいパワーを持った『ジンゲロール』という成分はそのままだと取り込むことが出来ないので、温かい甘酒に入れて『ショウガオール』に変化させる必要があります。
空気触れることを嫌いますので、甘味がフツフツとたぎった頃を見計らって擦り下ろすのが一番です。
すりおろした生姜は、酒粕の溶け残りをカムフラージュすることができるので、抵抗なく飲みやすくしてくれます。
酒粕
材料の中で最も大事なのが、酒粕選びです。
酒粕で甘酒を作っていくのですから、当たり前っちゃ当たり前なのですが。
酒粕にはランクがあるのをご存知でしょうか。
スーパーでよく見かけるのが『板粕』『バラ粕』と言われる酒粕です。
これらの酒粕はわかり易く説明すると、日本酒を精製する段階で絞れるだけの水分を搾って搾ってカスッカスにしたもので、本当のカスなんですね。
酒粕が苦手な人にはハードルが高い酒粕です。
ランクの高い酒粕というのは、美味しい日本酒ありきの酒粕ですので、最後の最後まで搾り取ることをしません。
ですので、ホロホロした形状となり板状で取ることも稀です。
超ランクが上の酒粕の種類とは、『純米大吟醸』『吟醸酒』の酒粕です。
我が家の酒粕甘酒には、二番目に美味しいとされる『吟醸酒』の酒粕で作っていますが、かなりの良質です。
『吟醸酒』でこれだけ美味しいんですから『純米大吟醸』って、どうなってしまうのでしょう。
大吟醸の酒粕が美味しい理由は麹が残って生きているからで、ハッキリと違いがわかります。
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酒粕甘酒初日は板粕で作りましたが、舌で感じる味は食パンで、匂いがアルコールなのか何なのか・・・なんとも言えないもので胸がムカつきを覚えました。
翌日吟醸酒の酒粕で再度試したところ、胸のムカつきはなくスッキリと飲むことが出来るようになったのです。
酒粕甘酒を長期摂取することでこんな嬉しい効果が!
酒粕の効果はネットで検索すると、わんさとヒットします。
「肌艶が全然違ってきます」
「お通じが良くなったので、ウエスト周りが2cmほどへりました。そのまま続けて飲んでいると体重が3kg落ち、酒粕にダイエット効果があると確信しました」
「最初は半信半疑だったけど、体重が2kg減って効果が出て痩せました」
「無理なく続けられると思いました」
「一週間続けてみると、寝起きが良いことに気付きました」
美肌とダイエットとお通じの効果がダントツで口コミされていますね。
情報通り、やはり酒粕は体に良い成分がたっぷりと含まれていました。
とにかく継続して摂取し続けることがよい結果をもたらしてくれるのです。
酒粕甘酒の美味しい作り方伝授!長期間の摂取で嬉しい効果を報告!のまとめ
酒粕の効果は知れば知るほど最強とさえ思えてきます。
今回は酒粕と言えば『甘酒』ということで、我が家の甘酒の作り方をご紹介いたしました。体を温めて質の良い睡眠を確保するためにも、夕食後に飲むことをおすすめします。
豆乳以外でも、りんごジュース・ゆず茶なども美味しいそうですよ。
刻みゆずを入れるてみたり、バナナやいちごシェイクにするのもデザート感覚で美味しそうです。
酒粕甘酒にココアを入れると温め効果激増です!
上半身をを生姜が、下半身をココアが温めてくれるので、全身ポッカポカになりますよ。
是非、お試しください!
『酒粕パックは効果覿面!作り方や保存は超簡単!洗い流しは要注意?』
『酒粕風呂は美肌効果絶大!ダイエットやアトピー性皮膚炎の改善にも』
アルコールが気になる人は
『酒粕が嫌いな理由は臭いにあり?アルコール消す方法と簡単な食べ方』
酒粕の王道は甘酒
『甘酒の米麹と酒粕の効果の違いは?どっちがいい?ブレンドはアリ?』