酒粕甘酒は、古くから日本で親しまれてきた伝統的な飲み物です。
でも人によっては、お酒くさそうで二の足を踏むらしいんだよね・・・。
おいしくて栄養満点、さらに続けて飲むことで健康にも嬉しい効果が期待できる酒粕の甘酒。
酒粕に含まれる主成分が体にいいということで、テレビでも特集が組まれるほどの人気ぶりですが・・・。
下戸なひとにとってはね。
そこで今回は、わが家で作る酒粕甘酒のレシピを伝授します。
使う材料が秘めるパワー、そして実際に飲み続けた人たちの口コミをお届けしますね。
よろしくお願いします!
目 次
酒粕甘酒の美味しい作り方伝授!
まずは、わが家で愛用している酒粕甘酒の作り方をご紹介します。
とても簡単なので、初心者でも失敗しません!
■ 材料(1人分)
・酒粕(吟醸酒):50g
・水:100cc
・はちみつ:大さじ1
・生姜(すりおろし):大さじ1
・豆乳:100cc
■ 作り方
1.酒粕を溶かす:40℃にあたためた水100ccに酒粕50gを加え、フォークやスプーンの腹を使って酒粕を溶かします。
このときはまだ火にかけず、酒粕のダマが残らないように溶かすのがポイントです。
2.豆乳を加える:酒粕がしっかりと溶けたところで豆乳100ccを入れ、ここで火にかけます。
酒粕菌は沸騰させると死滅するので、鍋から目を離さないようにしてくださいね。
3.火をとめる:豆乳がたぎってくると鍋肌から小さな泡がふつふつと湧いてきますので、それを合図に火をとめます。
グツグツ・グラグラは絶対厳禁です。
4.はちみつと生姜を加える:火を止めたら、すりおろし生姜とはちみつを加えます。
生姜は空気に触れることを嫌いますので、ふつふつとたぎった頃を見計らってすりおろすのがベストです。
軽くかき混ぜたら完成。
この酒粕甘酒は、寒い季節に体を温めるのにも最適ですね。
お好みで、少し冷やしても美味しくいただけます。
酒粕甘酒の美味しさの秘訣!
飲んでいただけたらわかるのですが、非常にコクがあっておいしい仕上がりになっています。
うん。これなら初心者さんでも飲みやすいんじゃないかな。
酒粕甘酒には、健康に良い材料がたっぷり使われています。
それぞれのパワーを詳しく見ていきましょう。
酒粕
酒粕は、日本酒をつくる過程で生まれる副産物です。
ビタミンB群やアミノ酸、食物繊維が豊富に含まれており、疲労回復や美肌効果が期待できます。
また、腸内環境を整える効果もあるため、便秘改善にも役立ちます。
酒粕の選び方
酒粕にはランクがあるのをご存知でしょうか。
1位 純米大吟醸
2位 吟醸酒
3位 バラ粕
4位 板粕
上位ランクの純米大吟醸・吟醸酒は、おいしい日本酒ありきの酒粕ですので、水分を最後のさいごまで搾りとることをしません。
最後まで搾りとらないことで、麹が生きて酒粕にのこっているのです。
ふっくらホロホロとした形状が特徴です。
下位ランクのバラ粕・板粕は、日本酒を製造する段階で水分をとれるだけ取って、カッスカスのしたものです。
もちろん麹なんて残っていません。
しっかり水分を抜いた酒粕の形状は板状となり、そのままが呼び名となっています。
はちみつ
はちみつは、古くから自然の甘味料として親しまれてきました。
人間の手によって製造された砂糖とちがって、はちみつは自然が生みだした体にやさしい甘味です。
体への優しさは、砂糖と比べると一目瞭然。
はちみつ | 砂糖 | |
100gあたりのkcal | 294kcal | 384kcal |
同じ甘味を感じるための量 | 小さじ1 | 大さじ1 |
今回ご紹介した「わが家の酒粕甘酒」に使ったはちみつの量は、大さじ1でしたね。
これを砂糖に変換すると大さじ3が必要となり、接種するkcalが3.9倍も高くなってしまいます。
はちみつは、少ない量で強い甘味を感じさせてくれるだけではありません。
抗酸化作用が強く、免疫力を高める効果があります。
またエネルギー源としても優れており、疲労回復にも効果的です。
すりおろし生姜
生姜は体を温める効果があり、冷え性の改善に役立ちます。
さらに消化促進や抗炎症作用があり、風邪予防にも効果的です。
その他にもこんな効果が期待されます。
- 肩こり解消
- 血液サラサラ
- 血行促進
- 血糖値をあげるのを防ぐ
- 認知症の予防
- 胃腸の調子を整える
- アンチエイジング
生姜パワーのおかげで、わたしの胃腸はバッチリ整っています♪
生姜にはジンゲロールという血流をよくする成分が含まれていますが、熱を加えあたためることでショウガオールという成分に変身します。
ショウガオールに変身させることで、ジンゲロールよりも高い効果を発揮するようになります。
すりおろし生姜のスパイシーな香りが酒粕甘酒にアクセントを加えるだけでなく、酒粕の溶け残りをカムフラージュしてくれますよ。
豆乳
豆乳は大豆から作られる植物性のミルクで、タンパク質やイソフラボンが豊富です。
イソフラボンパワーは絶大で美肌効果はもちろん、肌トラブルとなるシミ・シワ・くすみ・ニキビなども予防してくれます。
コレステロールを含まないため、心臓病や高血圧の予防にも効果があります。
腸にはオリゴ菌がとどいて、便秘解消や貧血予防もしてくれます。
豆乳を加えることで、酒粕甘酒にまろやかなコクが生まれます。
酒粕甘酒を長期摂取することで嬉しい効果が!
酒粕甘酒を続けて飲むことで、どのような効果があるのでしょうか?
実際に飲み続けた人たちの口コミを交えて紹介します。
美肌効果
「毎日酒粕甘酒を飲み続けていたら、肌の調子がとても良くなりました。特に乾燥する冬場には欠かせません!」(30代女性)
酒粕にはビタミンB群が豊富に含まれており、肌の新陳代謝を促進します。
はちみつの抗酸化作用も加わることで、美肌効果がさらに高まります。
便秘改善
「酒粕甘酒を飲み始めてから、便秘が解消されました。腸内環境がととのった感じがします。」(40代女性)
酒粕に含まれる食物繊維が腸内の善玉菌を増やし、便秘改善に役立ちます。
毎朝の一杯が快調な一日をサポートします。
免疫力アップ
「風邪をひきやすかった私ですが、酒粕甘酒を飲むようになってからは風邪をひかなくなりました。」(50代男性)
はちみつと生姜の免疫力向上効果が、風邪予防に貢献します。
特に寒い季節には、毎日飲むことで体を内側から守りましょう。
疲労回復
「仕事で疲れた時に飲むと、体がポカポカして疲れが取れる感じがします。」(30代男性)
酒粕と豆乳の栄養素が、疲労回復を助けてくれます。
運動後や忙しい日の終わりに最適です。
酒粕甘酒の美味しい作り方と秘訣を伝授!長期摂取で嬉しい効果報告!のまとめ
酒粕甘酒はおいしくて健康にいい、まさに一石二鳥の飲み物です。
わが家でつくる簡単レシピですので、ぜひ試してみてください。
吟醸酒の酒粕を使った甘酒はスッキリと飲みやすく、胸のムカつきが感じられないのでオススメです。
先輩、板粕でつくった甘酒は、食パンのような食感とアルコールくささがあるって言ってましたもんね。
続けて飲むことで、美肌効果や便秘改善、免疫力アップ、疲労回復といった嬉しい効果が期待できます。
実際に多くの人々がその効果を実感しています。
さらに、今回ご紹介した材料はどれも手に入りやすく、健康にいいものばかりです。
酒粕甘酒を日常に取り入れることで、毎日の生活がより豊かになること間違いなしです。
みなさんもぜひ試してみて、その効果を実感してください!