日本三大桜の一つの『滝桜』と呼ばれている福島の『三春滝桜(みはるたきざくら)』は、全国的にも有名な一本桜です。
岐阜の『根尾谷淡墨桜』・山梨の『山高神代桜』・埼玉の『石戸蒲桜』・静岡の『狩宿下馬桜』の一本桜と共に、1922(大正11)年10月12日に桜樹として初めて国の天然記念物に指定されました。
四方に伸びる枝には無数の薄紅色の花が咲き乱れる様は、その名称通り、滝が一気に流れ落ちている様子が伺えます。
そんな一本桜を、日本人なら一生に一度は見ておきたものですね。
そこで今回は、福島のシンボルとも言える『三春滝桜』の基本情報と、交通アクセスなどについてご紹介いたします。
日本の名所とはまた違った味わいを、存分にご堪能ください。
三春滝桜とは
福島県の中部の立つ一本桜・三春滝桜とは樹齢推定が1100年以上とも言われ、樹高は12メートル・根回りは11メートルに及ぶ巨大な桜樹として有名です。
桜の種類が『紅枝垂れ桜(べにしだれざくら)』で、4月中旬に見頃を迎えます。
開花の状況次第ですが、ライトアップもされます。期間は4月中旬から下旬で18時から21時となります。
昼間はその存在感に魅了されること間違い無しです。少し離れた場所からの佇まいは、長きに渡り静かに見守ってきた歴史と雄大さを感じます。近くで根元から見上げると、全てを受け入れ包み込んでくれる温かささえ感じるでしょう。
辺りが暗がりに包まれるとライトに照らされ、昼間とは違う妖艶な姿へと変貌させます。とても幻想的な空間とその迫力ある大きさに圧倒させられ、うっとりする美しさにため息が出るでしょう。その佇まいは正に圧巻!
観桜料金/高校生以上の大人300円 中学生以下は無料
観桜時間/6:00から18:00(ライトアップは20:30まで)
三春滝桜への交通アクセス
電車
JR磐越東線三春駅を下車、タクシーで20分。(開花時期は臨時バス滝桜号を運行)。
車
常磐自動車道・磐越自動車道の船引三春ICから国道288号で、約15分
東北自動車道・磐越自動車道の郡山東ICから国道288号で、約20分
例年多くの人が三春滝桜に会いに訪れるため、周辺道路は大混雑します。
日本三大桜の名に恥じぬ人気スポットで、朝6時過ぎには既に駐車場が満車となります。時間によっては2時間待ち、4時間待ちも覚悟が必要です。
桜開花時期は三春滝桜周辺道路では交通規制を行いますので、公共交通機関で来園することをおすすめします。
臨時バス滝桜号の料金は、一日乗り放題で大人1000円・中学生700円・小学生350円・小学生未満無料となっていて、滝桜観桜料金が含まれるのでかなりお得になっています。
三春滝桜の駐車場状況
利用時間/6:00~18:00(ライトアップ期間中は~21:00)
利用料金/無料
三春町運動公園の駐車場は穴場です。このポイントからは無料のシャトルバス(見頃の時期の土日のみ運行)が出ており、渋滞を回避しながら三春滝桜へ向かうことが出来ます。
福島の三春滝桜のまとめ
樹齢を1100年超える紅枝垂れ桜は、その存在感、その迫力・佇まいに圧倒されます。
こんなにも生命力溢れ、力強くドシッと根付いた姿は正に日本の宝です。
全国からその美しさを一目見ようと、20万人もの観光客が足を運ぶのも頷けますね。
どんなに渋滞にはまろうとも、どんなに混み合った電車で疲れようとも、この桜の姿を目にすれば、ただただ言葉を失って立ち尽くすことでしょう。
今年は、日本三大桜の一つ『三春滝桜』の神秘的な空間に触れてみてはいかがですか。