日本の代表選手といえば『桜』と『富士山』。
この最強のコンビネーションを楽しめる場所は、静岡県と山梨県に限られて来ますね。
河口湖北岸・富士芝桜まつり・田貫湖などなど。
晴れ渡る青い空に浮かび上がる雪化粧した富士山。それを背景にピンク色が映える構図で咲き誇る桜。
どこも『名所』と呼ばれる程に美しい光景ですが、その中でも一箇所だけ、更に日本のエッセンスを加えた贅沢な名所があるのをご存知でしょうか。
どのように贅沢かというと、『桜』+『富士山』+『五重塔』=『日本の象徴の全てを一箇所に集めた場所』という方程式が成り立つロケーションです。
桜と富士山だけでもため息が漏れるというのに、五重塔までが望めるなんて、そんな場所があるなら行って確かめるしかないでしょ!
そんな素敵な光景は山梨県の『新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)』にありました。
ここは『世界中のカメラマンが死ぬ前に訪れなければならない21の場所』の第9位にランクインされており、海外の教科書などでも『日本の象徴』として紹介されている程の人気ぶりです。
日本に住んでいる外国人の中に知らない者はいないという程、有名なスポット『浅間公園』を、今回はご紹介していきたいと思います。
富士山と桜が美しい浅間公園
日本人にはあまり知られていないスポット『浅間公園』。
山梨県の富士吉田市内を一望できる豊かな浅間公園は、新倉山の中腹にあります。この公園から一直線の398段の石段を登ったところに『忠霊塔(五重塔)』が建てられています。
これは第一次世界大戦で戦死した人の霊に対し、顕彰(けんしょう)、所謂功績などを称える象徴としたものです。
今では富士吉田市のシンボルとなっているそうですよ。
サラリとお伝えした398段の石段は結構な急勾配となっており、若者でも登りきる頃は息が切れるほどの難所。
石段以外にも坂道というルートがありますが、多少運動をしている人でも体に堪えます。
どちらのルートを選択するにしても一気に登ろうとせず、ゆっくりマイペース登るようにしてくださいね。
そして、忠霊塔の裏側の斜面から展望台へと向かい、そこから少し降りた斜面に立つと、富士山を背景にした五重塔と桜という、日本ならではの最高の景色を望むことが出来るのです。
この奇跡の一枚を写真に収めようと、カメラマンを始め家族連れやカップルなど様々な人が、公園を訪れます。
そして、『新倉山浅山公園桜まつり~日本の風景に出逢う春~』は2018年で第三回の開催されます。
会場でのステージイベントの他にも、地元グルメが味わえる飲食販売ブース出店など、春の富士吉田をたっぷり満喫出来るイベント内容となっているので、今から桜の時期が待ち遠しいですね。
富士山と桜を一緒に楽しめる時期
住所/403-0011 山梨県富士吉田市新倉3353-1
開花時期/4月初旬
見頃/4月中旬
桜の種類/ソメイヨシノ(650本)
一番のポジションをGETするためには、もっと暗いうちから場所を確保するか、三脚などでカメラを高い位置に置くかの二者択一となるでしょう。
時間帯はとても大切です。夕方よりも朝一、せめて午前中までに見に行きましょう。
午前中だと太陽の光が富士山に当たりとても美しい姿を収めることが出来ますが、午後からだと逆光となり、せっかくの富士山が台無しになってしまいます。
富士山が見えるか見えないかは、その時の雲のかかり方次第であり、あなたの運次第となります。
早朝はかなり寒いので防寒対策はしっかりとしてください。
新倉山浅間公園のアクセスと駐車場状況
○アクセス○
【電車】富士急大月線下吉田駅下車して徒歩20分くらい。
【車】中央高速富士五湖線河口湖ICより10分
収容台数/普通車87台・バス5台
利用料金/無料
早朝であれば問題なく駐車することができそうですが、お昼前になると駐車場は渋滞してきます。
最寄り駅からもそんなに遠くはありませんので、公共交通機関を利用されることをおすすめします。
浅間公園の桜のまとめ
桜と富士山のコラボレーションは、さぞかし美しい風景だろうと思っていたところに見つけてしまったwith五重塔!
日本人だって、日本人だからこそ、こんなに素敵な風景が見られると知っていれば殺到するに決まっています。
展望台はとても狭いので『ゆっくりお花見』というわけにはいきそうにありませんが、一度は訪れたい景色ベスト10に入ることは間違いないでしょう。