初孫が誕生したことで『お父さん・お母さん』から遂にステップアップですね。
おじいちゃん・おばあちゃん!
孫は自分の産んだ子供以上に、可愛くて・愛しくて・ずっとぎゅーっとしていたくなります。
正に『目の中に入れても痛くない』とは、このことを言うのではないでしょうか。
では、その可愛くてしかたのない初孫が迎える、初のお正月にお年玉はいくら準備しますか?
「え?赤ちゃんにお年玉?そんな馬鹿なはなし・・・」
あるんですよ、『そんな馬鹿なはなし』が。
昔では考えられないことが、現実に起きているのです。
首も座っていない赤ちゃんにお年玉?現金あげるの?・・・そんな現象がまかり通っているのです。
そこで今回は、この世に誕生して間もない赤ちゃんに『お年玉』は必要なのか、その相場はどれくらいなのか、そしてあなたは祖父母としていくら準備するべきなのかについてまとめました。
目 次
お年玉は赤ちゃんにも必要なの?
いえいえ、そんなわけないじゃないですか。
赤ちゃんは、お金の価値なんてまだまだ分からないんですよ?
お年玉をあげる必要はありません!早すぎます!
孫にお年玉をあげるのは少なくとも、幼稚園に通うようになる3歳か4歳くらいで丁度いいのです。
しかし現代のお年玉市場では、0歳からあげるのが『当たり前』のように崇めれているのです。
世知辛い世の中となった今、若い夫婦の生活を手助けしたいという両家の実家が、生活の足しにして欲しいと援助する意味で『孫へのお年玉』を渡すことがあります。
子育てがどれだけ大変なのかを知っているからこその、手助けしたいという『思いやり・優しさ・助け合い』の表れだったはずなのですが。
それを知った若者が都合よく解釈し、結婚して子供を作ったら孫にお年玉(という名の臨時収入)がもらえる、シメシメ・・・と、当たり前と思い込んでいる傾向があるようです。
お年玉を含め、誕生日やクリスマスなどのプレゼントは、あげる側(贈る側)からの『気持ちが形となったもの』なのですよ。
「うちのお母さんはこれだけのことをしてくれるのに、あっちのお母さんは何もしてくれない」
完全に勘違い発言ですね。
娘であろうが息子であろうが、お金をせびる人にろくな人間はいませんので、応じる必要はありません。
○ 2割程度の人が、赤ちゃんへのお年玉が当たり前だと思い込んでいる事実がある
○ お年玉要求には応じる必要はない
○ すべてはあなたの気持ち次第で判断して良い
お年玉・赤ちゃんの孫への相場はどれくらい?
初孫だからといって、まだ何もわからない赤ちゃんにはお年玉は必要ありません。
しかし前章でもご紹介した通り2割り程度の人の間では、赤ちゃんへのお年玉は当たり前となっていています。
その2割の人の間での『赤ちゃんのお年玉金額の相場』が数パターン存在しますので、ご紹介します。
①100円~500円
これは完全に気持ちの問題です。
ポチ袋の中に硬貨を複数枚(500円なら、100円玉を5枚)入れて渡すと、チャラチャラと鳴る音が赤ちゃんに喜ばれるようです。
お金というよりは、おもちゃをあげる感覚です。
②1,000円
一般的にはこれくらいの金額が当たり前と認識されているようです。
お年玉金額の目安となる公式は『年齢÷2×1,000円』と、なっているそうですが、この公式に当てはめると、0歳の赤ちゃんは0円という計算になります。
それではあまりにも可愛そうということから、500円若しくは1,000円を渡すのが通例のようです。
③5,000円~10,000円
子育てにかかる費用の手助けにと高額が包まれることもしばしばあります。
おむつ代・ミルク代などの日用品や、赤ちゃんに必要な洋服やおもちゃ代、赤ちゃんの将来への貯金にという想いが込められているようです。
流石にこの金額はないと思いますが、『10,000円あげるのが常識だ』なんて広まってしまったら、今後の老夫婦の生活に影響が及びそうですね。
お年玉・赤ちゃんにはいくら渡すの?
生まれて数ヶ月の赤ちゃんには、お年玉は必要ありません。
しかし、「何かしてあげたい」「お年玉をあげたい」という気持ちがあるのでしたら、お年玉をあげてはいけないというルールもありませんので、渡されたらいいと思いますよ。
現金を包もうと考えてあるなら、前章を参考にされてください。
また金額などに関しては、両家の実家同士で事前に相談しておかれることも念頭に置かれておいてください。
「うちの親は10,000円もくれたのに、あっちの親は500円しか入れてくれなかった」
良かれと思ってあげたお年玉にケチがつけられることもありますので。
本来は100円でももらえたことに感謝すべきところなんですがね・・・。
さすがに、赤ちゃんに現金をあげるのはどうかと思うようでしたら、お菓子詰め合わせや気を遣わせない程度のおもちゃなどをプレゼントするのもいいですよ。
因みに
孫は一人とは限りませんよね。
今後、どんどん増える可能性があります。
最初の子供だからといって目一杯してあげると、あとから「上の子にはこれだけしてくれたのに、下の子にはこれだけ?」「私の子には3歳しかくれなかったのに、妹の子には0歳から?」など不平不満に繋がり兼ねません。
最初の孫からしっかりと明確なルールを決めておかないと、トラブルの元になりますよ。
お年玉は赤ちゃんにも必要?孫への相場はどれくらいでいくら渡す?のまとめ
お年玉の由来の一説に、歳神様のお下がりを頂くという意味があり、お正月の間に歳神様が宿っていた鏡餅を、年少さんに分け与えることが始まりとされています。
餅などを分け与えていたものが、今は自分で好きなもの・必要なものを選んで自由に買えるようにと『現金』に代わっていったのです。
基本的にお年玉には『いつから・いつまで・いくら』などの正式な決まりはありません。
生まれたばかりの赤ちゃんにお年玉は必要ないと言って来ましたが、あげてはいけないという意味ではありません。
「何かしてあげたい」とか「赤ちゃんに現金は必要ないでしょ」とか、自分の気持に正直に行動するのが正解なのです。
お年玉のことで新年早々、揉め事が起きないようにしたいものですね。