♪もう~ い~くつ寝ると~ お正月~
街はイルミネーションやクリスマスで賑わっていますが、本当にもうすぐ年が暮れお正月がやってきます。
師走はクリスマスとお正月の時期が近いため、とても忙しく感じますね。
子供たちにとってはプレゼントをもらって、美味しいご馳走がいっぱい食べられて、一週間もすればお年玉や初詣おせち料理と、楽しいこと続きですが、大人はそうはいきませんよね。
ぎりぎりまでクリスマスに浮かれていると、お正月の準備が疎かになってしまいます。お正月に必要なものの準備はある程度、クリスマスを迎える前に済ませてしまいましょう。
そこで今回は、お正月飾りにどんな意味があるのかを確認し、いつ頃飾るのか?飾り方などについてご紹介いたします。事前に知っておけばお正月を迎えやすくなりますね。
目 次
正月飾り玄関飾りにはどんな意味が?
まずお正月とはどんな意味が込められて行われているのかご存知でしょうか。
しかし稲わらに移られる際、その年に出来たものにしか宿られないので毎年新しい正月飾りをするようにしてください。
正月飾りに宿れてた年神様は、その年の幸福を授けてくださいます。
門松
一年の実りと幸福をもたらすために訪れくださる年神様が迷われないようにと目印の役割を果たします。
「松」一年中枯れない緑色の常緑樹で神様が宿る木とされています。
「竹」成長が早いので、生命の象徴。
「梅」一年の始まりを意味し、おめでたい紅白の梅を飾ります。
しめ縄飾り
聖なる空間と現世を隔てる結界となり、不浄なものが入らないようにする役割があります。また、年神様を迎えるのにふさわしい神聖な場所だということを示し、厄払いの意味も込められているのです。
「橙」みかん飾り。実が熟しても気から落ちることなく、代々栄え健勝を祈ってめでたいとされていることから、家運隆盛の意味があります。
「裏白」葉の裏が白いことから、後ろ暗いところがない・清浄な心を表し、白髪が生えても夫婦ともに健康でいられるよう願いが込められています。
「紙垂」神聖・清浄を表しています。
「ゆずり葉」絶えることのない常緑樹ということから、子供が立派に育ち、親の跡を譲り受け、栄えるという意味があり、子孫繁栄の意味が込められています。
「昆布」語呂合わせのよろこぶから。
この5つをしめ縄に飾って出来たものがしめ縄飾りです。
鏡餅
年神様へのお供え物です。丸い形から家族円満を、餅を重ねることから一年をめでたく重ねるという意味が込められています。月(陰)と日(陽)を表し、縁起が良いともされています。
正月飾りを玄関にはいつから飾るの?
正月飾りをいつ頃に飾れば良いのか迷いますよね。
一般的には12月13日にすす払いをします。
これは年神様をお迎えするにあたり、一年間の汚れを取り神聖場所にするためです。
すす払いを終えて12月20日~28日の間に正月飾りをしますが、クリスマスと重なってしまいますので25日を過ぎた26日~28日に飾り付けつようにしてください。
正月飾りをするには縁起が悪い日は避けるようにしましょう。
12月29日・・・この日は『二重苦』と語呂が悪いので絶対に避けなければなりません。
12月30日・31日・・・この二日間はどちらも旧暦・新暦で大晦日にあたります。大晦日だと『一夜飾り』と言って、葬儀の時の飾り方となり年神様に対し失礼に当たります。
正月飾りの玄関への飾り方は?
正月飾りは透明の袋に入っていることが多いですが、これはあくまでも商品として汚れないように掛けてあるものです。袋から出して飾り付けるようにしましょう。
門松は、家の門か玄関の両側に飾ります。一対になっていますので、門・玄関に向かって左が雄松で、右側が雌松となります。
しめ縄飾りは、玄関扉の中央に飾りましょう。
マンションによっては、玄関の外側は共用部分になるので玄関扉にものを掛けないようにというお知らせが入ることがあります。その時は玄関を開けた時に、年神様から見えるように飾りつけてください。
鏡餅は、玄関や床の間などに飾ります。
正月飾りはいつから飾るの?のまとめ
もともとしめ縄は、どの家にも年中玄関に掛けられていたものでした。今となっては簡素化が進み年に一度の正月にすらしめ縄飾りをしない家が多くなりました。
古き良き日本の伝統が薄れていくようで、少し悲しい気持ちになります。
正月飾りを、もったいないから何回も使いまわしたり、経済的に生活を圧迫するので飾らなかったりなどせず、年神様への感謝の気持ちと豊作の有り難みを忘れない心をしっかりと持っていたいものです。
それでは、良いお年をお迎えください。