成人式の式典で袴姿の女性は変?かっこいい?おかしいと言われる理由

成人式

新成人の皆さん、成人おめでとうございます!

もうすぐ成人式ですね。

長い人生の中で、子供から大人へと変わる大切な節目の日です。

今までは両親や大人たちに制限され抑えられていたことが、二十歳を迎えると自分の意思で判断できる範囲がうんと広がります。

例えば飲酒が認められますね。

結婚するにも親の同意が不要ですし、ローンや賃貸契約などの契約行為にも親の同意が必要なくなります。

10年間有効のパスポートだって申請出来るようになります。

そう考えるとなんだか不思議な気持ちにもなりますが、ワクワクも止まりませんよね。

その半面、自分の言動には全ての責任を負わなくてはなりませんので、身が引き締まる思いです。

ところで成人式の式典には何を着ていくか決まりましたか?

大人としての第一歩を踏み出す特別な日は、未婚女性は最も格式の高い正装である振り袖姿で式典に臨むのがふさわしいものですが。

「私は動きにくい振り袖よりも、同じ和装なら袴を着て出席したい」と、考えている人が年々増加傾向にあるようです。

確かに可愛らしい色合いだったり、振り袖並みの柄行だったりすれば袴に惹かれるのも無理はありません。

そこで今回は、成人式に袴で出席する女性は変なのか、かっこいいのか、周囲からはどのようの見られているのかについてご紹介していきます。

一生に一度しか迎えることのない成人式ですので、ドレスコードで後悔のないようにしたいものですね。

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成人式の式典で袴姿の女性は変? ~なしの考え~

せっかくの晴の成人式に、振り袖を着たくないという女性が増えてきています。

振り袖は未婚女性の第一礼装であるが故に、結婚してしまうと着ることが出来なくなってしまう、今だけの華やかな装いなのにです。

一体どのような理由から着たくないと言っているのでしょう。

『私は普段からボーイッシュな服装をしているので、女性らしい姿をするのが恥ずかしい』

『とにかく目立ちたい!』

『スポーツをしているので体つきがガッシリタイプなので振り袖が似合わない

『袴は持っているし、普段から着慣れているので。経済的に

様々な思いがあるようですが、『振り袖はなんとなく嫌。同じ和装するなら袴姿で他の子とカブりたくない』と言った願望が垣間見えますね。

それでは問題の『袴』とは、どんな位置づけの服装なのかというところを解決していきます。

袴とは元々、男装(パンツ)スタイルということを念頭に置いておいてくださいね。

江戸時代が終わり、明治時代が訪れると女学校が相次いて創立されました。

当時の授業を受けるスタイルが、現代のように『椅子に腰掛ける』となっていたため、これまで着ていた着物姿だと裾がはだけるという問題に直面していたのです。

「生徒たちの制服をどうしたものか」と頭を悩ませていたところ、女学生に限り政府が特例で袴の着用を認めたのです。

その後、洋服の着用が広まることで袴姿の女学生は姿を消し、女子生徒の制服はセーラー服などへと変化していきました。

このように、明治・大正時代の女学校の活動的な制服だったという歴史から、学業において女性の袴姿は礼装扱いとされてきました。

その名残りにより、現在も大学の卒業式には華やかな袴姿で式典に臨んでいるのです。

以上のことからお分かりの通り『袴』は男性の装いで、女学生の『制服だった』歴史から『卒業式のみ』女性の礼服とされています。

ということは『成人式』に袴は・・・変!としか言いようがありませんね。

成人式は学業とは全く関係ありませんので、女性の袴姿は成人式の式典にはふさわしくないということになります。

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若々しくフレッシュな二十歳という時間は正に『今』しかありません。

結婚してしまうと、着たいと思っても振り袖は着れなくなってしまうのですよ!

少しくらい窮屈に感じても、成人式には振り袖で出席することをおすすめします。

成人式の式典で袴姿の女性はかっこいい? ~ありの考え~

そうは言っても、近年の成人式は厳粛さが薄れており、『自分のための記念日』だと思っている人が非常に多いように感じられます。

自分の記念日なんだから、「自分自身が満足し後悔しない格好をする」のが良いという風潮になってきており、地域によっては「目立った者勝ち」とばかりに派手な装いで大暴れをする成人も見受けられますよね。

振り袖で出席している新成人も最上級の礼装という意識ではなく、単に豪華で思い出に残るから着ているという人がとても多いです。

そう考えると奇抜な柄だったりダラシなく着崩したりしなければ、袴姿も問題ないと言えそうです。

ただし女性の袴姿は、妊婦さんだと思われる可能性があるので注意しましょう。

着物に帯の姿は妊婦さんにとって、お腹の中の子供を圧迫する装い以外の何者でもありません。

袋帯で締めつけるよりも袴の方が母体には負担にならないですし、なによりお腹の膨らみを隠す効果があることから妊婦さんには大変人気があるようですよ。

紋付き羽織袴だったら?

紋付き羽織袴は列記とした第一礼装であり正装となる和服です。

しかし、女性が着るものではないということは火を見るより明らかですよね。

あくまで男性の礼服であって女性が着ると男装にしかなりませんが、その点をわきまえた上であれば問題はないでしょう。

ただし、厳かに執り行われる式典には極めて似つかわしくない装いとなりますので、好奇の目で見られる覚悟は必要かもしれません。

成人式の式典で袴姿の女性がおかしいと言われる理由

そもそもなぜ成人式に、第一礼装である振り袖を着用することが好ましいとされているのでしょうか。

それは、成人式が『冠婚葬祭』の『冠』に当たる格式高い行事の一つだからです。

『冠』とは元服のことを言い、かつて12歳~16歳になった男子が成人したことを示す儀式を執り行っていました。

子供時代に肩まで伸ばしていた髪をポニーテールのように後頭部で結っていたが、元服によって大人と同じように頭頂部にまとめ上げる髪型へと結い直します。

その頭には、成人の証となる『冠(烏帽子)』を被りました。

因みに

元服の『元』は首(頭)を表し『服』は着用を表しますので、『頭に冠をつける』という意味になります。

冠を頂き社会的な役職を得ることで、青年から一人前の大人として認められる『元服』が由来している成人式。

古き良きを重んじるのが我が国、日本の誇りではないでしょうか。

成人式をただの形式的な儀礼と軽んじるのではなく、大人になるということをもっと重く受け止め、まずは身だしなみとして『式典』に相応しい格好で出席されてください。

成人式の式典で袴姿の女性は変?かっこいい?おかしいと言われる理由のまとめ

振り袖と袴姿。

同じ『和服』であっても性別や置かれた立場などから、女性が袴姿で成人式に出席するのは場にそぐわないでしょう。

着物を着るなら『第一礼装の振り袖』を強くおすすめします。

どうしても振り袖を拒むのであれば『洋装』という選択肢もありますよ。

これからは大人としての自覚を持ち、後悔のないスタートが切れますように。

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