成人式を迎える新成人のみなさん!
大人への仲間入り!おめでとうございます!
遂にこの日がやってきましたね。
二十歳の誕生日を迎えた時点で成人はされているのですが、その年二十歳を迎えた(迎える)人の節目としての式典が『成人の日』で、厳かに執り行われます。
誕生日だけだと例年通り、「一歳、年をとったな」としか思わないのですが、一生に一度の成人式式典に出席することで、子供から大人への階段を登る実感が沸きます。
そしてこれからの人生において責任や覚悟が決まり、気が引き締まるでしょう。
成人式に行くか行かないかを迷っている人は、是非出席するようにしてください。
さて、その式典にどんな装いで行くかは決まりましたか?
格式を重んじる式典ですので、未婚女性は一番格式が高い振袖を身につけるのがベターなのですが、最近こんな声が多く聞かれます。
「同じ和装という括りで、袴を着けて出席したい」
「袴で行きたいと言ったら、親に猛反対されました」
「成人式に袴はおかしいですか?」
そうですね。袴とは本来女性が身につけるものではありません。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
●『成人式の式典で袴姿の女性は変?かっこいい?おかしいと言われる理由』
●『成人式に袴姿の女性はダサいって本当?値段が振袖よりも安価な考え』
それでも袴に拘りたいという人がいらっしゃるということで今回は、成人式に着用していても問題なさそうな袴の色や組み合わせる着物、そして足元についてご紹介していきます。
目 次
成人式で袴の女性が身につける色とは?
一口に『袴』といっても、たくさんの色が取り揃えてあったり、柄入りのものがあったりグラデーションされていたりと、目移りするほど可愛いものがたくさんあります。
一生に一度の式典ですので、「一番可愛く華やかな柄や色にしたい」「あれもこれも可愛くて、もうどれを選んでいいのか分からない!」と、一つに絞れず迷ってしまいますよね。
そういう時は、成人式という人生の節目にふさわしく、格式が高いとされる『色』を基準に選ぶといいでしょう。
歴史の授業でも習いましたが、603年に制定された『冠位十二階』というものがありました。
聖徳太子の時代です。
これは朝廷に仕える大臣の階級を十二色の色で分け、その階級の色の冠を授けるというものでしたね。
階級が低い方から『黒→白→黄→赤→青→紫』となっており、それぞれの濃い色を格上、淡い色を格下としていました。
今も昔も『紫』は格式が高い色とされています。
今でこそ当たり前のように流通している紫色ですが、昔は紫色に染めるのがとても難しく、染色に手間ひまがかかることからも貴重な色として扱われてきました。
高貴で優美な印象を与える紫はとても上品ですので、候補に入れておいて間違いありません。
同じ紫でも、濃くて深い紫色を選ばれると良いでしょう。
成人式で袴に合わせる女性の着物の選び方
若々しく凛とした雰囲気が出るように、品の良い着付けをすることで周囲からの好感度が上がります。
振袖と袴の組み合わせ
袴は動きやすい作業着という位置づけのものですので、それに組み合わせる着物ですので袖丈は短くなっています。
動きやすさを重視した袴に、動きにくい振袖をわざわざ組み合わせるとチグハグになってしまいますね。
それに、未婚女性の第一礼装の振袖に袴を着けることで、振袖の格をグンと下げることにもなります。
訪問着と袴の組み合わせ
訪問着というのは繊細な柄が多いので、上品に着こなしてワンラック上の女性を演じることが出来ます。
色無地と袴の組み合わせ
色無地と言うだけあって柄は一切入っていません。袴と同系統の濃淡で組み合わせるとまとまります。
一つ紋が入っていると格が上がります。
成人式に袴を着る女性の足元はなにがいい?
袴と着物が決まっても履物が決まらなかったら式典にはいけませんね。
袴には、ブーツ・草履・雪駄を着用します。
草履も可愛いのがたくさんありますが、時期的なものや歩きやすさを考慮するとブーツが断然オススメです。
更に足長効果でスラッと立ち振る舞えば、華麗な印象になります。
ショートブーツよりミドルブーツくらいの丈がある方が、足元がスッキリと綺麗に見えます。
紐で編み上げたタイプが人気で、サイドチャックになっていると脱ぎ履きがしやすいのでおすすめです。
間違えても下駄だけはNGですので気をつけてください。
下駄は普段履きで、花火大会や県道などの武道時の履物と心得ましょう。
また、歩くとわかるのですが、カランコロンとなる音が周囲にいる人が気になってしまいます。
成人式で袴を着ていく女性が身につけたい色や着物!足元にはコレ!のまとめ
ルール違反ではない袴。
でも格式がもっとも低い袴。
成人式式典ではドレスコードがありませんので、奇抜な格好をしていても余程のことがない限りは受付をしてくれます。
袴で出席すると周囲からは「かわいい」と言われるよりも「場違いだ」と思われてしまうことを覚悟の上、自己責任で着用してくださいね。
人と違う格好は結構目立ちますので、好奇な目で見られているかもしれません。
その辺を踏まえて、どうか後悔のない成人式にしてくださいね。
『成人式で女性がスーツを着る割合は?妥当な選び方とアクセサリー!』も合わせてどうぞ!