花粉症でもコンタクトレンズ使用出来る?症状から見える使い方とケア

花粉症で目が痒い健康・からだ

花粉症で目が痒い
花粉が猛威を奮っているシーズンは目から涙が止まらなくなったり、痒くなったり、まぶたがダル重く感じたりしますよね。

花粉症を患っている人であれば、約8割がくしゃみ・鼻水に加えて目の症状を訴えています。

目だけに症状が出るパターンも珍しくありません。

目に症状が出ることで一番気になるのは、コンタクトレンズを使い続けてもいいのか。ということでしょう。

言うなれば、コンタクトレンズ自体が『異物』であるのに、更に異物である花粉が付着しても大丈夫なのでしょうか。

いいえ。大丈夫なわけがありません。目にはかなりの負担になっています。

そこで今回は、コンタクトレンズと花粉の関係やどのように対処すべきかについてご紹介していきます。

花粉症を発症している人もしていない人も、ご自身の目のことですので、他人事では済まされませんよ。

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花粉症でコンタクトレンズをしている時の症状

コンタクトレンズを装着している人の中には、「瞳の上にカバーをしているようなものだから、コンタクトレンズは花粉除けになっている」と、思われています。

これは大きな間違いです。

コンタクトレンズは、眼球の表面を薄く覆っている涙の上に乗せている状態です。

花粉が目の中に入り涙に付着すると、瞳(角膜)とコンタクトレンズの間に流れ込み、知らず知らずのうちに目とレンズに傷を付けていることがあります。

そして、コンタクトレンズに付着した花粉は簡単に落とすことは出来ません。

ケアが必要なコンタクトレンズを使っている人は、外すとこすり洗いをされていると思いますが、これこそが危険な行動なのです。

洗浄液を付けてゴシゴシとレンズを擦ることで、付着した花粉をすり潰し、レンズに広げていくのです。

擦れば擦るほど花粉をすり込んでいき、清潔に洗浄したつもりでも実は花粉まみれ、ということになってしまいます。

このコンタクトレンズを毎日装着するわけですから、常に目の中は花粉と接触した状態ということがご理解頂けることでしょう。

考えただけでも恐ろしいですね。

花粉症患者へコンタクトレンズのおすすめ

花粉シーズンのコンタクトレンズ使用は目に対して大きな負担になるので、出来れば眼鏡で過ごすようにしたいものです。

しかし、花粉症シーズンでもコンタクトレンズを使いたいという場合は、普段よりもいっそう清潔を保つように心がけなければなりません。

2week・一ヶ月・1年タイプのレンズ

ケアが必要なコンタクトレンズを使う場合は、外した後の洗浄に気を配るようにしてください。

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レンズに付着した花粉は、通常のこすり洗いだけでは簡単には落とすことが出来ません。

こすり洗をする前に、十分な保存液ですすぎ(振り洗い)をすることで花粉を除去しましょう。

保存しているケースとは別に、花粉洗浄用のレンズケースに保存液を注ぎ、コンタクトレンズを入れて蓋をします。ケースをフリフリして振り洗いし花粉を落としましょう。

その後こすり洗いで皮脂やタンパク質を洗います。

こすり洗いだと花粉をすり込んでしまう恐れがあるので、浸け置きタイプ(過酸化水素水)の洗浄液に切り替えるのも良いでしょう。

浸け置きタイプといっても、レンズを外したら必ずすすぎをすることを忘れてはいけません。レンズが汚れたままで洗浄液につけると、付着した花粉が液の中で広がり逆効果になってしまいます。

1dayタイプのレンズ

1dayタイプのコンタクトレンズを使ったことがない人にとっては、一日で使い捨てるという点で抵抗があるでしょうが、使い捨てだからこその利点があります。

何と言っても、その日の汚れはレンズと一緒に捨てることが出来ます。

こすり洗いをする必要がないし、毎日が新しいレンズですので、『清潔を保つ』ことが出来ます。

1dayタイプは、花粉との接触を減らす事ができます。

花粉シーズンだけでも1dayタイプにされることを強くおすすめします。

コンタクトレンズの使用は目にとって、非常に負担になっています。帰宅後は極力眼鏡で過ごすように、普段よりから心がけましょう。

花粉症でコンタクトレンズ装着したままで目薬は?

コンタクトレンズを装着したままで点眼する目薬も増えてきました。

目が痒い時、付着した花粉を洗い流す役割をする点眼薬ですが、コンタクトレンズは必ず外して指すようにしてください。

点眼薬の中に防腐剤が入っていると、レンズに吸着し目のトラブルに繋がる可能性があります。

レンズ自体が変形したり、白く濁ったりすることもありますので、装着したままで点眼することはおすすめしません。

目薬に防腐剤が入っていないかを確認して使用してください。

大切なことなので繰り返しますが、くれぐれもコンタクトレンズは外した状態で点眼すすようにしてください。

花粉症でもコンタクトレンズの使用は可能か?のまとめ

コンタクトレンズ自体が目にとっては『異物』となり負担になっているところに、花粉という新たな『異物』が飛び込んでくるのですから、相当な負担になっていることは間違いありません。

花粉シーズンの間だけは、コンタクトレンズを使用せずに眼鏡にされることをおすすめしますが、どうしてもコンタクトレンズが譲れない!という人は、1dayタイプのレンズに切り替えて常に『清潔を保つ』ことを心がけてください。

ケアするタイプのレンズは、洗浄する前に、十分な液でのすすぎがポイントになります。

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