一周忌の意味とは?法要の準備と相応しい服装は喪服?一日の流れ!

通夜・葬儀・法事・お盆・お彼岸

大切な家族が亡くなって、気づけばもうすぐ一年が過ぎてしまいますね。

時が立つのは早いものです。

 

亡くなってからちょうど一年後の命日・祥月命日を迎えると一周忌の法要を行うのですが、この法要にはどんな意味があるのでしょうか。

 

そして何を準備したら良いのか、どんな一日の流れになっているのかがわからないですよね。

 

そこで今回は、一周忌の一般的な疑問と、当日の服装についてまとめました。

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一周忌の意味とは?

人は亡くなると年忌法要(ねんきほうよう)に則り、翌年の祥月命日から『一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌・五十回忌』と、法要を執り行います。

 

法要を行うのは、故人の祥月命日の日と決まっています。

 

これから先に訪れる法要というのは、故人の冥福を祈り供養を行う仏教の意味合いが大きいのですが、それとは別に、法要に集まってくれた参列者へ遺族が感謝を伝えたり、また参列者は遺族を慰めたりするための集まりでもあるのです。

 

生前の故人を偲び思い出話などをすることが、故人のなによりの供養になるのです。

 

今回の一周忌の法要をもって、遺族の喪が明けることからも一周忌は法要の中でも最も重要とされていますので、しっかりと準備をしていきましょう。

 

一周忌法要の事前に準備しておくこととは?

一周忌法要の日にちが決まっているので、準備を始めるのに何かと目安になります。

 

一ヶ月前までの準備事項
  • 法要の日程
 
  • 法要を行う会場
 
  • 寺院の手配
 
  • 案内状の送付
2周間前までの準備事項
  • 料理の手配
 
  • 引き出物の手配

 

一周忌法要の一ヶ月前までに準備すること

日程を決める

一周忌の法要は臨終した翌年の同じ日(祥月命日)に執り行いますが、その日が平日となると参列し兼ねる親族などがいらっしゃるかと思います。

 

その場合は、直前の土日祝日へ前倒しで執り行うようにしましょう。

 

事前に連絡を取り合うなどして決定します。

 

会場を決める

一周忌法要の会場は自宅で行うのが一般的ですが、他にも、菩提寺やホテルや斎場などの会場を借りて行う場合もあります。

 

寺院手配

日程が決まり次第すぐに菩提寺に連絡を入れ、一周忌法要の予約をします。

 

この時、法要後の会食に同席されるかの確認もしておきましょう。

 

案内状の送付

一周忌の法要を親族だけで行う場合は電話連絡でも構いませんが、故人の友人や知人など親族以外を招待する場合は案内状を作成し郵送します。

 

この時、返信用のはがきを同封した封書で案内状を送りましょう。

 

一周忌法要の二週間前までに準備すること

料理の手配

自宅で一周忌法要を行う場合は、仕出し料理を予約します。

 

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法要の後に場所を移して会食する場合は、近くの料亭やレストランなどを予約します。

 

めでたい伊勢海老や鯛は避けたほうが良いので、予約する際は「法事で利用する」旨を告げておきましょう。

 

法要後の会食を設けない場合は、折り詰め弁当とお酒の小壜(こびん)を準備します。

 

引き出物の手配

引き出物はおもてなしのお土産というほかにも、香典に対するお返しの意味もあります。

 

一周忌の引き出物として一般的に使われるのが、『洗剤・石鹸』などの実用的なものや、『お菓子・お茶』などの食品などが多いようです。

 

遠方から足を運ばれる方もいらっしゃるので、かさばるものは避けるようにしてください。

 

引き出物の相場は3,000円程度です。

(引き出物には水引は黒白または双銀の結び切りを用いて、表書きは『粗供養』や『志』、下段には喪家の姓を書くのが一般的です。『〇〇家』)

 

一周忌法要に相応しい服装は喪服?

一周忌法要の相応しい服装は、喪服と言えそうです。

 

遺族・親族の場合、故人が亡くなってから一年間は喪に服するというのが仏教の教えにあり、今回の一周忌法要を執り行うことでようやく喪が明けることになります。

 

すなわち、法要を行う前はまだ『喪中』という考え方ができます。

 

喪中ではない参列者ですと『略式礼服』でも構わないとされていますが、遺族や親族の場合は喪服を着用することがマナーとなります。

 

故人が亡くなって一年も過ぎていると、喪服にするか略式礼服にするか、はたまた平服でも良いのかと悩まれる人が多いようなので、一周忌までは喪服を着用するようにしましょう。

 

家庭や地域などで考えが異なりますので、お付き合いのある僧侶に確認しておくと確実となります

 

一周忌法要の一日の流れ!

一周忌法要の当日の一般的な流れをご紹介します。

 

僧侶が到着し準備が整うと、喪主が一周忌法要の開始の挨拶をします。

 

僧侶による一周忌法要の読経を上げていただき、途中、僧侶の合図で喪主から順に焼香をします。

 

読経が終わると有り難い法話をいただきます。

 

一周忌法要のお布施としての相場は45,000円程度です。

 

僧侶が法要後、会食に同席される場合は『お布施』と『お車代』の二つを用意します。

会食を辞退される場合は『お布施』『お車代』『御膳代』の3つを用意しましょう。

お布施を僧侶に渡す際は手渡しではなく、お盆に乗せて渡すようにします。

 

会食も喪主が挨拶してから始まります。

 

この会食は故人を偲ぶだけでなく集まってくださった方たちへのお礼の意味も含んでいますので、生前の思い出話などで楽しいひと時を過ごし、喪主が一周忌法要の終了の挨拶をして、散開となります。

 

会食のお開き時間が近づいてきた頃、集まってくださった方へ引き出物を渡しましょう。

 

開眼法要・・・一周忌に合わせてお墓・仏壇を購入した場合は開眼法要を行います。

読経と法話をいただいた後、一同がお墓へ移動し開眼法要・納骨法要を行います。

 

一周忌の意味とは?法要の準備と相応しい服装は喪服?一日の流れ!のまとめ

宗派や地方によっては内容が異なりますが、主な準備や流れをご紹介しました。

 

一周忌法要の日程は決まり次第、お付き合いのある僧侶に速やかに連絡するようにしましょう。

 

ギリギリになってからの法要予約は、取り付けることが出来ないかもしれません。

 

また会食や引き出物も、思わぬアクシデントで準備が出来ないとなると参列者へ申し訳が立たなくなります。

 

スムーズに事が運ぶように早め早めに行動して、故人が安らかに眠れるようにしてあげてください。

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