顎関節症の症状を緩和!顎がずれる・痛い・音が鳴る人は試してみて!

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顎関節症に悩んでいる人は結構多くて、3人に1人という割合で発症していることをご存知でしょうか。

関節だったり骨だったりの病気を発症するのは中高年になってからだと、勝手に思い込んでいましたが、実は違います。

今や中学生や小学生でも、顎が外れる症状に悩まされているのです。

かくいう私も、最初に発症したのが20代前半の頃でした。

上顎と下顎のジョイント部分が明らかに左右で違っていて、なにかの拍子に外れてしまうと、上手くハマってくれず口が閉じなくなってしまう・・・という症状に悩まされました。

これが本当の『開いた口が塞がらない』状態ですよね。

口が閉まらなくなった時は本気で焦りましたよ。

でも、あれから数十年が過ぎた今、顎関節症を発症する原因がやっと分かりました。

そこで今回は、顎関節症の顎のズレ・痛み・音が鳴るなどで悩んでいる人に、試してみてほしいことを記事にして紹介します。

私はこれで、顎関節症の恐怖から解放されました。

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目 次

顎関節症の症状を緩和!顎がずれる・痛い・音が鳴る人は試してみて!

顎関節症 頬杖

顎関節症で悩んでいる人に質問です。

例えばテレビを見ている時とか、スマホをいじっている時などの体勢って、頬杖をついてダラぁっとしていませんか?

あるいは寝る時に、うつ伏せの体勢で枕の下に手を入れていませんか?

もし、これらの自覚があるなら直ちにやめましょう。

頬杖の自覚がない人は、無意識に頬杖をついている可能性がありますので、自分のくつろいでいる時の体勢に意識してみてください。

実は、このような体勢が顎関節症を引き起こす原因になっていたのです。

ということで、顎関節症の症状から解放されたいなら『頬杖をつくのをやめる』ことをおすすめします。

顎関節症の症状を緩和するのは頬杖をやめること

まずは、顎の構造を簡単にご紹介します。

顎関節症 症状

上顎には下顎が連結するようなくぼみがあり、そのくぼみに下顎がパズルのピースのように、ピタッとハマっているだけの構造となっています。

そして下顎は、側頭筋や咬筋などを含む咀嚼筋によって上顎から吊るされた状態にあります。

しっかりと接続されているのではなく、下顎は、上顎からブランとぶら下がっているだけなのです。

ここに頬杖をつくとどうなるかというと、上下の顎をつないでいる咀嚼筋にかなりの負担がかかることになるのです。

『かなりの負担』とは、人間の頭部の重み分ということです。

普段から意識をしていないので忘れがちですが、人間の頭部の重さは約10kgあり、かなり重たいんです。

ボーリングの球を想像して頂けたら、大体の重さの検討がつくかと思います。

ぶら下がっているだけの下顎に、横からつっかえ棒のように頬杖をつくことで、頭部の重さがすべて下顎にかかり負担になっているのです。

一度や二度程度ならまだしも、現代社会において頬杖をつくのは日常茶飯事です。

テレビを見る時、スマホを見る時、勉強する時、本を読む時、仕事の休憩中などなど、体に楽をさせるために頬杖ついていませんか。

また就寝時の、うつ伏せ状態で枕の下に手を入れるのも同じことです。

手がちょうど下顎の部分に当たることで押さえつけ、そこに頭部の重みである10kgが加わっている状態となるので、下顎には相当な負担となっているはずです。

しかも眠っている状態だと、起きている時の頬杖とは無防備さが違います。

顎の構造が、下顎が上顎からぶら下がっているだけだとわかれば、頬杖を付くことが顎にとって大きな負担になることも理解できますね。

顎関節症の症状を緩和!もっと早くに知りたかった

顎関節症に有効だった『頬杖をやめる』にたどり着くまで、長い時間を費やしました。

もっと早くに知ることができれば長い年月、『手術』や『骨を削る』などの恐怖から逃れられたのに、と思います。

私の顎関節症との道のりは、以下の通りです。

突然顎が外れる

最初に顎関節症を発症したのは20代前半のときでした。

まだ彼氏もいない状態なのに顎が外れるようになって、この先出会いがあっても食事することができないんだなぁと、漠然と悲しみに浸った時期です。

両親からは嘆かわしいといった眼差しを向けられました。

なんかの拍子に顎が外れて、なんかの拍子にハマるという不便な状況が1ヶ月ほど続きました。

この間、病院に行くことも検討しましたが受診することはありませんでした。

『一度発症したら自然治癒はない

『ガクガクと外れて形成され直した骨を、手術で削るしか方法がない』

こんな怖い事を聞かされたら、これ以上悪化させないように努力するしかないとしか思えなかったのです。

顎は外れなくなったが

一時的に顎が外れて口が閉まらなくなっていた時、明らかに顎のジョイント部分がずれている感覚ありましたが、この時期を乗り越えると顎が外れることはなくなりました。

ただし、あくびなどの大きな口を開ける時は左顎がガクッと音が鳴るようになり、それは傍にいる他人が聞いてもはっきり聞こえるほどでした。

あまり鳴らしすぎるのは良くないかもと思いましたが、顎は音が鳴るだけで痛みはなく、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

そして、この状況を数年間放置すると、気付けば音さえ出なくなっていました。

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自然に治ることはないと聞いていたのに、音がならなくなったことで症状が軽減したか、若しくは完治に向かっているかもしれないと思いました。

最初に顎が外れて約20年が過ぎた頃

そして顎関節症を発症していたこと完全に忘れた頃の、テレビを見ながらうたた寝したときに悲劇が訪れました。

再び顎が外れたのです。

理由は全くわかりませんでしたが、とにかく焦りました。

普通に寝て、目が覚めたら顎が痛くて、口をそっと動かしてみたら開かなくなっているって、パニックですよね。

人生二度目の顎関節症は顎の開閉の動きがおかしいだけでなく、口を開くときに痛みを伴っていたのです。

頑張っても指1本ぶんしか口が開かなくなったので、食べ物はその隙間から無理やり押し込むという方法で食べていました。

なんとも不便な食事です。

朝起きると顎は元の位置に戻っているのですが、すぐにはずれて開かなくなります。

前回は閉まらなくなった顎が、今回は開くことが困難になり、顎の開閉の大切さを思い知らされました。

歯科医に相談 ~歯科助手~

歯科助手

この頃の私と言えば歯の大切さを痛感していて、定期健診を受けるようになっていました。これがとても良かったことです。

不便な状態を数ヶ月間過ごしていたのですが、顎関節症が再発したことを歯科助手さんに相談しました。

女性の歯科助手さんの助言はこうでした。

・下顎を前に出して、左右に動かす(ストレッチ)

・マウスピースをはめて、強制的に顎の位置を正す(矯正)

下顎ストレッチは、痛いところを無理やり動かすことになるので、なかなか長続きはしませんでした。

マウスピースは、一日中はめておくことで顎関節症が軽減することがあるという説明でしたが、料金が掛かりそうなのと、職場でマウスピースを外して昼食をとることを想像しただけで抵抗を感じたので、詳しい話を聞きませんでした。

歯科医に相談 ~歯科医師~

顎関節症 歯科医

顎のストレッチは時々行っていましたが、全くもって改善することはありませんでした。

このときばかりは多少高額になったとしても、マウスピースを検討するしかないと、覚悟をしました。

歯の定期検診が終わった後に、歯科医師さんにも顎関節症の相談をすると、こんなふうに質問されたのです。

「普段、頬杖をついていませんか?」

「寝る体勢はうつ伏せですか?横を向いていませんか?」

「手のひらを枕の下に敷いて寝ることはないですか?」

顎関節症とは無縁と思われた、『頬杖』と『寝る体勢』の質問に歯科医師さんは優しく続けました。

「下顎は上顎にぶら下がっているだけで、支えているのは少しの筋肉です」

「そこに頬杖をつくことで、頭部の重さが一点に集中するので負担になってしまうのです」

「ボクシングをする人も(顎を殴られるから)顎関節症になりやすいです」

これには目からウロコでした。

「なので、まずは頬杖をやめてみてください」

この時歯科医師さんは『片側だけの咀嚼』や『顎のストレッチ』や『マウスピース』といったことを一切言わず、ただ『頬杖をやめろ』と言ったのでした。

顎関節症が軽減されたことに気づく

早速その日から、頬杖には意識をしました。

確かにテレビを見ているときや、スマホを見ている時のスタイルと言ったら頬杖をついていたようです。

しかも決まって左側をついていました。

今考えればわかることですが、右手は利き手ですので空けておかないとスマホ操作がしにくいですよね。

だから利き手じゃない方で頬杖をついていたのです。

頬杖をやめて3ヶ月が経ちました。

多少の違和感が残っていますが、今では口がスムーズに開くようになって傷みも全く感じなくなりました。

あんなに食事の時間が辛かったのに、気付けば普通に食べられるようになっています。

あの時、あのタイミングで歯科医師さんに相談していなければ、私は今でも口が開かない苦しみを味わっていたかもしれません。

顎関節症の症状を緩和!顎がずれる・痛い・音が鳴る人は試してみて!のまとめ

顎関節症。

突然、顎が外れて口が開かなくなり、ご飯が食べづらくなる恐ろしい病気です。

しかし恐れることはありません。

顎の構造と、顎関節症になる原因を正しく知れば対処は出来るというものです。

口が開かない

口が閉じない

顎から音が出る

顎を動かすと痛い

そんな人は、まず『頬杖をつくのをやめて』みてください

頬杖をやめるのは無料ですし、道具がいるわけでもマッサージする必要もないので、すぐに実践できますよね。

効果は現れるまで時間はかかりますが、気がついた時は顎関節症の症状が軽減されているはずです。

現在、子供から大人・高齢者までが患っている顎関節症は3人に1人と結構な人数が発症しているといいます。

昔は厳格で、背筋をピシッと伸ばすように躾をさていましたが、現代はダラッとしているイメージがありますよね。

頬杖をついてお菓子を食べながらテレビを見る主婦、頬杖をついて勉強する子供、頬杖をついてやりたくない仕事をするサラリーマン。

頬杖をついてスマホいじり。

携帯電話は普及することで、顎関節症が低年齢化したようにも思えます。

スマホが一番の原因かもしれませんね。

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