酒粕味噌汁は子供が食べて大丈夫?赤ちゃんは?アルコールは要注意

酒粕 パック 効果 作り方 保存 注意健康・からだ

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酒粕は、日本酒を作る工程で出来る『カス』と言う名の『副産物』です。

 

最後の一滴までしっかり絞りきった酒粕も、日本酒の質を保つために最後まで絞りきらなかった酒粕も、元は日本酒と一体となっていたものですのでアルコール成分を含んでいます。

 

でもこの酒粕を味噌汁の中に入れたり粕汁にしたりすると、味噌だけでは味わえないコクや風味が増して美味しく仕上がるんですよね。

 

湯気に混じってフワッと香る酒粕の匂いがまた、たまらないんです。

 

こんなに美味しいものだったら、我が子にも食べさせてあげたいと思うのが親心ではないでしょうか。

 

しかし、酒粕に含まれているアルコール成分が、子供の成長に何らかの影響を与えてしまうのであれば、一口たりとも食べさせるわけにはいきません。

 

そこで今回は、子供や赤ちゃんが、酒粕を用いた味噌汁を食べても良いのかそれとも駄目なのか、酒粕に含まれるアルコールに注意することについてまとめました。

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酒粕を使った味噌汁は子供が食べても大丈夫?

結論から言うと、酒粕を使った味噌汁を子供が食べても問題ありません。

 

ただし酒粕を使用する量に気をつける必要があります、というのが答えです。

 

酒粕に含まれるアルコール度数は約8%ですので、これを炙って食べさせるというのは危険行為ですが、味噌汁に溶いてしまえばおのずとそのアルコール分は薄まりますし、加熱によってある程度のアルコールは飛ぶので、子供が食べても問題はなくなります。

 

料理に使う、料理酒を同じ感覚ですね。

 

一瞬でいいので必ず、一度は沸騰させてアルコールを飛ばすようにしましょう。

 

「子供が食べるからしっかりとアルコールを飛ばさないと!」なんて、神経質に長くグラグラ煮立ててしまうと、せっかくの風味も何もかもが一緒に飛んでいってしまい美味しくなくなりますので、あくまでも『一瞬の沸騰』に留めましょう。

 

できるだけ酒粕の量を減らして、味噌などで味のバランスを整えると美味しい味噌汁に仕上がると思いますよ。

 

どんなに美味しく出来て子供が気に入ってくれても、酒粕を含んでいることに変わりはありませんので大量に食べさせることがないようにしてくださいね。

 

酒粕を使った味噌汁は赤ちゃんが食べて大丈夫?

大きく子供と括って「子供が酒粕の味噌汁を食べても問題ない」と言っても、一体何歳くらいのことを指しているのでしょうか?

 

今日生まれてきた赤ちゃんでも、会社を経営している50代の社長でも、『親』から見ればみんな『子供』ですから。(・・・って極端すぎですか)

 

酒粕を口にして良い年齢は、1才を基準としています。

 

従って、1才に満たない乳幼児には酒粕を使った味噌汁を飲ませないように気をつけてください。

 

余談ではありますが、妊婦さんが酒粕を食べることも良くないとされています。

妊婦さんが食べた栄養はへその緒を介して胎児へと送られるのですが、アルコールもまた例外ではありません。

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酒粕を風味程度に入れた味噌汁を飲む分には問題ありませんが、大量摂取は控えたほうが無難ですよ。

 

1才を過ぎれば、酒粕を使った味噌汁を飲むことを解禁されるかと言うとそうでもありません。

 

大人でさえアルコールに弱い人は、粕汁を食べたり奈良漬を口にしたりするだけでも、急性アルコール中毒と似た症状を引き起こすことがあるのです。

 

子供に与える酒粕の量は少しずつ、そして様子を見ながら調節するようにしましょう。

 

酒粕を使った味噌汁に含むアルコールには要注意!

酒粕のアルコールは沸騰させれば飛ぶとされていますが、実際は完全になくなることはありません。

 

たとえ沸騰させた状態を2時間キープさせたとしても、数%は残っているものなのです。

 

こんな事例がありました。

 

小学校の給食のメニューで、『酒粕汁』を出されたことがあったそうです。

 

子供の体のことを考えて栄養満点にした酒粕汁でしたが、しっかり沸騰させてアルコール分を飛ばしていたのに半分以上の生徒が食べ残してしまったのです。

 

それどころか、1年生だけでなく6年生までもが食後に嘔吐するという大惨事となり、酒粕汁は給食のメニューから姿を消したそうなのです。

 

また、粕汁を食べた1歳7ヶ月の子供は、顔を真っ赤にさせ鼓動を早くさせているような状態になったという事例もあります。

 

アルコールが作用しているとしか思えませんよね。

 

酒粕のアルコールは沸騰させただけでは100%飛ばすことは出来ません

 

しかしそれ以前に、酒粕は子供の口にはなかなか合い辛いので、無理に食べさせる必要もないわけです。

 

ピーマンやグリーンピースの苦味さえ嫌う子供が多いのに、大人味過ぎる酒粕汁の口当たりや酒粕の臭みなどを好む子供は少ないと言えるのではないでしょうか。

 

大人になれば、いずれ自分から食べられるようになるものです。

 

子供の間は、親のエゴで無理に食べさせるようなことはしない方が良さそうです。

 

酒粕味噌汁は子供が食べて大丈夫?赤ちゃんは?アルコールは要注意のまとめ

大人にとってはコクや風味がたまらなく美味しいと感じる『酒粕』ですが、味噌汁に入れたとしても子供の口に合う・合わないがあります

 

どんなに沸騰させても酒粕から完全にアルコール分はなくなりませんので、その極わずかに残るアルコールに反応してしまう子供がいてもおかしくはありません。

 

大人でもお酒が飲めない人にとっては、ほんの少しの粕汁を食べても気分が悪くなるものです。

 

ましてや甘いものが大好きな子供にとって酒粕は、お寿司の高級ネタである『ウニ』に相当するようなものではないでしょうか。

 

今、無理に食べさせなくても、成長して酒粕の美味しさを知ったときに子供自ら口にするようになりますよ。

 

どうしても食べさせてみたい場合は、酒粕に含まれる数%のアルコール分を加熱調理過程でほぼ0に近づくように努力することと、できるだけ酒粕の塊が残らないように良く溶いてあげるようにしてください。

 

 

子供の様子を見ながら、少しずつ食べさせるようにしてくださいね。

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