お中元とはどんな意味と由来があるの?そしてどの範囲まで贈ればいいの?

夏が近づくとそろそろお中元を考えるという人が多くなりますね。
お中元とは、日頃お世話になった人への感謝の気持ちを伝える贈り物です。そして、『これからもよろしくお願いします』という思いが含まれている、日本人にとって大切な行事の一つです。

でも、そもそもお中元とはどんな意味があるのでしょうか。そして、『お世話になった人』とはどこまでの範囲のことを言うのでしょう。
意外と漠然とし過ぎて困りませんか?

今回は、お中元の起源(由来)と贈る範囲についてご紹介いたします。
これさえ読めば、初めてお中元を贈る人も、初めじゃない人も、悩みは解消されると思います。
ぜひご参考になさってください。

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お中元とはどんな意味があるの?

お中元のもとになっているのが、古代中国の道教にあります。

道教には三官信仰(さかんしんこう)というものがあり、三元の日に贖罪(しょくざい)という神様を祀る大きなお祭りが行われていました。
道教とは中国三大宗教の一つになります。(残りの二つは儒教と仏教)
三元とは三つあって、それぞれの日に神様がお生まれになった日のことです。

●上元・・・旧暦の1月15日・・・天神様
●中元・・・旧暦の7月15日・・・慈悲神様
●下元・・・旧暦の10月15日・・・水宮
贖罪(しょくざい)とは代償物によって、人々の罪をあがなうことです。

一方日本では、御魂祭(みたままつり)というのもがあり、お盆と年末の二回、御先祖様の霊を祀る行事がありました。

中国の中元と日本のお盆が7月15日で結びついて伝わってきたとされています。
江戸時代には、仏さまに供える供物を、親戚や近隣の人に贈る習慣ができ、今の『お中元』として贈答行事が広まっていきました。
つまりは『お中元』とは元々お盆の行事の一環として、旧暦の7月15日に贈るものだったのです。

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お中元を贈る範囲

誰に贈るのか・どこまで贈らなければならないのかという正しい決まりはありませんが、かといって、あちらこちらに贈ってしまうと、自分自身が困ることになります。
一度贈ってしまうとやめるタイミングが難しくなり、かかる費用が家計を圧迫します。

お中元は、目上の人には5,000円・親戚や知人などには3,000円を相場とします。これに人数を掛けると・・・。
頂く側からしても、「そんなにお世話をしてないのに、頂いてしまったらこちらもお返ししなければ」と負担に思わせてしまうことにもなり兼ねません。
では、どんな基準で贈る相手を選べばよいのかというと・・・。

●これから先もお付き合いがあるか
●続けて贈る気持ちがあるか
●贈る相手に負担にさせないか
以上を踏まえて贈ったらいいでしょう。
両家の両親・親戚・会社の上司・仲人・恩師・習い事の先生などが一般的になりますね。

ほとんど行き来をしていないが血が近いという親戚は、『結婚式に参列してくれた』『なにかしらのお祝いを頂いた』などを基準に贈れば問題ありません。全く交流がない親戚にお中元を贈る必要はないでしょう。

上司に贈る場合は、会社で『お中元やお歳暮を贈らない』という決まりがないか確認しましょう。贈らない決まりがある場合、お中元を贈るとかえって変な雰囲気になってしまいます。

お中元に贈ってはいけないもの

以下のものは、特にリクエストがない限りは避けたほうが無難です。
●身に着けるもの・・・特に靴下・靴・スリッパなどは『踏みつける』という意味があります。
●刃物・風鈴などの割れ物・・・『切れる・壊れる』ことを連想させます。

まとめ

こうしてお中元の意味を知ると、本来は神様や御先祖様を祀る行事だったのが長い年月を経て、お世話になった人に感謝の気持ちを表すものへと形を変えて受け継がれているのですね。
日本独自のコミュニケーションとも言えます。これからも大切にしていきたいものです。

お中元の贈る時期を地域別にまとめている記事はこちらです。

お中元のお返しのマナーについての記事はこちらです。

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