年が明けて最初の祝日が『成人の日』ですね。
この年、成人式を迎える新成人の皆さん!成人おめでとうございます!
成人式の式典に出席することで子供だった自分と決別するとともに、大人へと成長したことを自覚し、長い人生に責任をもって第一歩を踏みしめる大切な節目の日です。
二十歳を迎え大人になるこの瞬間、二十歳のためのこの式典は一生に一度しか訪れません。
どうかこの良き日を、後悔しない素晴らしい一日にしてくださいね。
そこで今回は、後悔しない成人式を迎えるために、式典にふさわしい服装についてご紹介いたします。
ほどんどの人が振袖でと考えていると思いますが、『和装』という括りでは袴でも良いような気がしますよね?
それでも袴はまだまだ少数派であり、広く普及していません。
その辺りを詳しく解説していきます。
目 次
成人式に袴を女性が着ても大丈夫?
成人式式典に出席するための振袖は準備できていますか?
振袖は未婚女性の第一礼装ですので、格式が高く、式典に一番ふさわしい服装といえるのですが、中には袴姿で式典に参加しようと考えている人がいます。
あなたもその1人ですよね。
まずは、袴の位置づけについて説明いたします。
袴というのは、元を正せば男性が着る着物ですよね。女性が着るものではありませんでした。
明治時代、日本も西洋文化を取り入れ服装も洋装化が進んでいきます。
しかし洋装って値段が高かったので、再び和装へと戻っていきました。
着物に帯という服装は学業には向かず支障をきたすことから、教師や女性生徒の中で袴が着用されるようになったのです。
その名残から現代でも、卒業式には袴姿が女子学生の礼装と位置づけられています。
女性の袴の歴史を知ると、学校行事限定の礼装というのが理解できますね。
正式な場所、例えば結婚式やお見合いの席などで袴を着用しないのは、女性の礼装といえないからなのです。
一般的に女性の袴はカジュアルもの、洋装でいうところのパンツルックといったラフなスタイルになるのですが、今はそういう意味合いを知らない人が増えてきました。
そういうことから、高校を卒業してすぐに就職の道を選んだ女性は袴を着る機会がありませんので、和装という括りで成人式に着たいと考える人が出てくるようになったのです。
成人式とは、子供(未成年)を卒業する日ではなく、大人への一歩を踏み出す大切な日と考えると、どのような服装で出席するのがふさわしいのかが分かるはずです。
成人式の袴姿はダサいと位置づけられる?
女性の礼装とはならない袴ですが、成人式に着用してはいけないというわけではありません。
なぜかというと、成人式式典への案内状にはドレスコードが記載されているわけではないからです。
『成人式の案内状は住民票が関係してる?郵送して来ない時となくした時』はコチラ。
極端な話、ジーパン・スニーカー姿だからといって受付拒否されることはないのです。
最近は花魁姿に似せた振袖の着崩した女性や、金銀派手な柄ものの男性や、特攻服といったものを着た人を少なからず見かけるようになりました。
これは成人式の厳粛さが薄れ、自分のための記念日と捉える人が増えているからです。
自分の記念だから、自分が本当に満足できる・悔いが残らない格好で臨みたいという風潮になってきているのです。こうなったら『目立ったもの勝ち』ですよね。
振袖に、最上級の礼装という意識はなく、単に豪華で思い出に残るから着ているという人がとても多いのが現状。
だったらだらしなく着ていたり、奇抜な柄や格好をしていたりしなければ、きちんと着用した袴でも問題ないのではないでしょうか。
ただし、礼装ではない以上「礼儀がなっていない」「コスプレだ」と思われてしまいます。
着ている本人がイケてると思っていても、想像以上に周りは違和感を感じています。
成人式で着る袴の女性用は値段が安い?
成人式に袴を着ても構いません。
しかし、振袖より袴のほうが安価だからという理由で袴を着ようと思っているのなら少し考えたほうがよさそうです。
大型チェーン店のレンタルの振袖でも、前撮り付きのセットで50,000円くらいであります。
袴も、着付け・ヘアセットを合わせると、記念写真がセットされていなくても50,000~60,000円と振袖とはあまり変わらない価格となっています。
着物を持っていて袴だけをレンタルするなら10,000~20,000円くらいとなりますが、着付け・ヘアセット・記念写真は別途料金がかかります。
安いから袴にするとはせずに、成人式にかける予算を決めて、振袖と袴の両方からプランを考えるのがベストです。
成人式に袴姿の女性はダサいって本当?値段が振袖よりも安価な考えのまとめ
未婚女性の礼装は振袖です。
でも成人式の案内状にはドレスコードが記載されていませんので、袴姿で出席しても門前払いを食らうことはありません。
ではなぜ、世の大人たちは『振袖』にこだわるのでしょう。
それは成人式が冠婚葬祭の『冠』にあたる行事とみなされているからです。
一生に一度の成人式をどのように迎えるのか、まだ時間はありますので、両親や友人の意見なども考慮されても良いと思いますよ。
悔いのない成人式を迎えてくださいね。
振袖に抵抗があるのなら洋装で出席することも出来ます。
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