曲水の宴は平安の神事|福岡は太宰府天満宮にて宮廷の遊びを今に再現!

太宰府天満宮
福岡県といえば、学問の神様・菅原道真公が祀られている太宰府天満宮が有名ですよね。年間約800万人の参拝者が訪れ参拝されています。

緑豊かな環境に囲まれた太宰府天満宮の境内には飛梅と紅梅があり、それが見頃の時期になると雅な宴『曲水の宴(きょくすいのえん)』が開催されているのをご存知でしょうか。

今回は太宰府天満宮に蘇った平安絵巻の世界をご紹介いたします。

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曲水の宴の起源とは

古代中国の『秦』の時代、陰暦3月の最初に迎える巳の日になると、水辺では禊が執り行われていました。その際、宴席も設けたのが『曲水の宴』の起源とされ、日本に伝わり宮廷の儀式として初めて行われたのが485年と記されています。

奈良時代・平安時代には盛んに開催され、『曲水の宴』を行なうために宮廷や貴族の邸宅の庭には曲がりくねった溝が造られた程でした。

中世以降になると、行事の内容が和歌を詠むだけのものとなったため、最早『曲水の宴』ではなくなり断絶してしまいました。

太宰府天満宮に祀られている菅原道真公も宇多天皇の時代には、宮中の曲水の宴に参加されていたという記録が残っています。

その『曲水の宴』が1963年(昭和38年)に神事として、太宰府天満宮に完全復活しました。

曲水の宴の日程とは

十二単衣
平安の時代で正式な年中行事だった『曲水の宴』が現代の世に復活してから、2018年は第55回目の開催となります。

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開催日時は毎年3月の第一日曜日の12:00から15:00です。

参宴者は十二単衣と平安装束にその身を包み、社務所から小鳥居小路を通って参道へ抜け、鳥居をくぐって太鼓橋を渡ると御本殿にて参拝、その後文書館に到着します。

13:00頃になると曲水の宴が開催、白拍子と巫女さんの『飛梅の舞』が行われ、いよいよ参宴者が会場である『曲水の庭』に入場します。

曲水の庭には小さな曲がりくねった川が流れており、その川の縁に艶やかな十二単衣のお姫様や平安装束の参宴者が着座すると『盃の儀』が執り行われます。

川の上流から盃が流れてくるのですが、その盃が自分の前に来るまでに短歌をしたため、酒盃をいただき次へと流すというとても優雅な宴なのですよ。

短冊にしたためた短歌はその場で、詠み手によって披講されるようになっています。

曲水の宴の会場情報

曲水の宴が開催される当日は観覧席が1100席も設けられており、入場は無料で11:00より案内が開始されます。

社務所から参拝までは間近で参宴者が見られますが、それよりも曲水の宴を良い席で見たいと言う人は早めに並ばれることをおすすめします。

というのも、一般の観覧席から曲水の庭を見ると、梅の木が生い茂るように生えているので、舞台や宴の様子が少々見にくいのです。

写真や動画を綺麗に撮るのは至難の業といえそうです。

曲水の宴のまとめ

一般観覧席からは所作や表情などは望めないようですが、平安時代の宮中でどんな事がなされていたのか、その雰囲気は楽しめそうですよ。

宴が終わったあとは記念撮影もありますので、そこで綺麗なお姫様(十二単衣)やかわいい巫女さんたちを間近で撮影が出来ます。

曲水の宴、雅な平安絵巻の世界を覗いてみては如何ですか?

3月になったとはいえ、まだまだ寒さが続く時期ですので、温かい服装でお出かけくださいね。

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