最近、やけに目が乾くと思っているあなた。
コンタクトレンズを使っているし、仕事でパソコンを一日中見ているから仕方ないか・・・なんて、目の乾きを軽視していませんか。
その目の乾き、『ドライアイ』かもしれませんよ。
「ドライアイなんて周りにたくさんいるし、目薬だってちゃんと指して潤いを与えているし、自分は大丈夫!」って、思った人は超危険です。
ご存知ですか?
ドライアイは、1980年代に認識され始めた比較的新しい病気なのです。
今回は、ドライアイについてご紹介していきます。
セルフチェックをして、ドライアイレベルを測ってみてください。
このチェックでレベルが低かったとしても、安心は出来ません。
原因と対策をしっかり身につけましょう。
目 次
ドライアイとはどんな症状?
ドライアイは、目を守るのに必要な量の涙が不足していたり、涙の質のバランスが崩れたりすることで、目の表面の涙が均等に行き渡らなくなる病気です。
涙というのは、悲しいときや嬉しいときに目から溢れてきますが、実は普段から少しずつ分泌されており、目の表面の保護と栄養分や酸素を補給する役割を担っています。
涙が乾くことで、目の表面の涙にドライスポットという穴のようなものが空き、本来まばたきをすることで涙がドライスポットを埋めるのですが、ドライアイの場合は涙が足りないのでドライスポットが塞がりません。
最もデリケートな角膜の上に、バリアの機能を果たす涙がない状態は、ゴミや細菌などで傷をつけていきます。
だからゴロゴロしたり、赤くなったりするのですね。
ドライアイのセルフチェック
自分がどの程度のドライアイなのかを、12段階でチェックしていきます。
良い結果でも安心せずに、これからのケアに勤しんでください。
良くない結果の場合は、早急に眼科の受診をおすすめします。
あなたの目は大丈夫? その1
あなたはいくつ、当てはまりますか?
○目が疲れやすい
○目が思いと感じる
○なんとなく目に不快感がある
○目が痒い
○わけもなく涙が出ることがある
○目が赤くなる
○目がゴロゴロする
○目が乾いた感じがする
○ものがかすんで見える
○光が眩しいと感じる
○目が痛い
○白っぽい目やにが出る
1~4項目に該当・・・油断は出来ませんが現時点で問題はないでしょう。
5~7項目に該当・・・症状が長引くようなら一度眼科を受診してください。
8項目以上に該当・・・今すぐに眼科を受診し、症状に合わせた治療が必要です。
あなたの目は大丈夫? その2
10秒位上まばたきをせず、目を開けていられますか?
10秒開けていられない場合はドライアイの可能性が高いです。
ドライアイを撃退!原因と対策
軽度のドライアイとは『涙が少なくなっている』というよりも、その涙や水分が蒸発しないように分泌されている『油分が上手く出ていない』ことが原因にあります。
対処法として、朝・晩に蒸しタオルを目の上に乗せ温めるようにしましょう。
蒸しタオルが熱くなりすぎた場合は、じんわり温かい程度まで冷まして使ってください。
これを3日ほど続けることでドライアイは緩和されます。
あと、パソコンやスマホに集中すると人の脳は『まばたきの司令を出し忘れる』傾向にあります。
その回数は通常の約1/4まで減っています。
しっかりと意識的にまばたきを行うように心掛けましょう。
その他にも、高齢化・エアコンで乾燥・コンタクトレンズの着用などでもドライアイを引き起こします。
ドライアイに悩まされている人口は日本だけでも800万人以上と言われています。
「目が疲れたな」「酷使しすぎたかな」と思ったら、目を休めるようにしてくださいね。
ドライアイとはどんな症状?セルフチェックをして原因と対策に迫る!のまとめ
少し前までは「ゲームは30分」と決められ、テレビ画面を見ている時間は長くはありませんでした。
しかし今は、仕事でパソコン、帰宅中はスマホでゲーム、帰宅後はテレビ・パソコン・スマホと、画面を見ていない時間の方が少くなっています。
それに伴って、日常会話レベルで当たり前のように「私、ドライアイだから・・・」というワードを耳にするようになり、現代人のまばたき事情が心配になります。
ドライアイはれっきとした病気です。
少しでも異常を感じたら眼科を受診するようにしてくださいね。