台風直撃の時でも法事は出席する必要ある?中止や延期の可能性は?

台風 荒波

「聞いて!こないだ大型台風が来たじゃん」

これは私の友人の話なのですが、結婚して初めて旦那さんの実父の法要が執り行われたのですが、その日にたまたま台風が直撃したのでした。

「法事の当日に旦那に実家に来るようにって、姑に言われてたんだよね」

彼女の声は悲しみに溢れていました。

嫁という立場は本当に弱いもので、姑と意見が違った時ちょっと口を挟めば「最近の若いものは・・・」と、明らかに毛嫌いされている始末です。

この法事のことだって例外ではありませんでした。

彼女は姑に、前日から泊まりで行くことを提案していたと言うのですが、その時のお姑さんの言い分が「あなたの布団がないから、当日に来て頂戴」だったそうなのです。

そしてその法事の日に、どうやら台風が直撃しそうな気配となり、断腸の思いで欠席することを決め連絡を入れたのですが・・・。

「台風だろうがなんだろうが、嫁という立場で法事を欠席なんてありえません!電車が止まるならタクシーに乗ってでも来なさい!」

キンキン声で怒鳴られたそうです。

私も数少ない法事に参加してきましたが、このような悪天候の日に当たることがなかったので、そこまで深く考えることがありませんでした。

そこで疑問に思ったのが、法事ってそんなに大切な行事なの?でした。

生命に危険が及んでも参加しなければならないものなのでしょうか?

そこで今回は、台風の時でも法事に参加すべきなのか、法事自体を中止や延期はできないものなのかについて調べてみました。

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台風直撃の時でも法事は出席する必要ある?

結論から述べると、『法事に参加すべきだ』という人もいれば、『行く必要はない』という人もいるようです。

法事に参加すべきだ

法事とは、亡くなった人の冥福を祈るために親戚などが集まって、僧侶から読経・説法をいただく行事のことをいいますよね。

田舎になればなるほど、先祖代々続けていればいるほど、『法事は絶対』と思い込んでいる人が多く見受けられます。

そのような強い思いを秘めた人に対して、「台風が直撃する予報なので行けそうにありません」というのは通用しないものです。

台風が直撃する予報だとしてもお天気のことですので、必ず予報どおりになるとも限りませんよね。

実際にどんな状況になるかは、当日になってみないとわからないということです。

多少の悪天候でも、行けそうなら『どんなことをしても行く』という気持ちを見せておいた方が無難です。

法事の当日の天候を把握してから行動するようにしましょう。

行く必要はない

台風が直撃するということは、いつもは穏やかにしている風景が大荒れになることくらい、誰にでも容易に想像ができます。

傍若無人に吹き荒れる風によって、大粒の雨が体を叩きつけてくるわけです。

傘なんて全然役に立ちませんよね。

台風直撃で公共交通機関が止まるなら、高速道路だって通行止めになります。

国道など一般道路でも、排水溝から排水されない雨水で道路は冠水し、通行止めになるのもよくあることです。

そのような台風直撃コースだと、タクシー会社だってお客さんの安全が確保できないわけですから、長距離の問い合わせは断りますよ。

そんな危険を冒すくらいなら、無理して法事に参加する必要はありません

生命第一・安全第一を考えてください。

仮に途中まで電車が動いていたとしても、そこから先は運行見合わせで立ち往生です。

タクシーの姿もありません。

実家から迎えに来てくれるのかといえば、そんなこともありません。

途方にくれているところに強風に煽られて転倒、更には事故にでも遭ってしまえば心配をかえるどころか、嫌味さえ言われることになり兼ねません。

「うちの嫁は、私が「台風でも法事に来い」って言ったら本当に来よって、途中で事故に遭っとうとよ。普通は来んやろ。それくらい判断できんのかね・・・」って。

台風の時は無理をせず、通り過ぎるまで出かけないことが鉄則です。

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そして何を言われようともお断りをする勇気を持ちましょう。

安全が第一ですよ。

台風が直撃したら法事は中止できないの?

そうです。

そもそも台風という予測不可能の異例事態ですから、県を跨ぐ遠方から来られる親族のためにも法事自体を中止すれば良いのです。

台風が直撃することで、公共交通機関は乗客の安全を優先して運転を見合わせ交通網は麻痺します。

台風圏内に入ってしまえば身動きがとれなくなり立ち往生させてしまい、それこそ危険に晒すことになるしご迷惑をおかけすることになるでしょう。

このような緊急事態なのですから、急な中止としても誰も文句は言いません

お姑さんには、その日の法事は中止をして、後日改めて日程を調整してもらえるように伝えてみましょう。

しかし田舎の頑固なご年配ともなると、冒頭で紹介した友人のお姑さんのような場合、嫁の意見など聞く耳持たないし、口を出してしまうと揉め事になってしまいます。

この様なときの発言権のある人物から提案していただきましょう。

お姑さんの兄弟、あなた達からみると『伯父・伯母』にあたる人物が適任と思われます。

若しくは、あなたの旦那さんならお姑さんの実の息子なのですから、旦那さんの方から法事の中止を提案してもらいましょう。

法事の中止・延期をすることに問題はありませんよ。

台風が直撃しても法事は延期しちゃいけないの?

『仏様のことは早めるのは構わないが、先延ばしにすることは良くない』とされて、多くの人が先延ばしを嫌いますよね。

あなたの周りでもその様な会話を聞いたことはありませんか?

僭越ながら私の両親も、当然のような口ぶりで「法事は遅らせたらいかんって言うけんね」と言っていますよ。

でも実は、それは古い人達の間でまことしやかに語り継がれている『迷信』のようなもので、その思い込みの裏側には、故人やご先祖様を軽んじてはならないという、尊ぶ気持ちが反映されたものに他ならないものだったのです。

現に、「本来法要というものは、忘れずにお勤めをすることが大切」としていて、これは僧侶が話していたことですので間違いはありません。

因みに、早める法要は『予修法要』、先延ばしの法要を『延修法要』いいます。

大切なのは、忘れずにお勤めをすること!なのです。

台風だから予定していた法要を中止・延期したからといって、なんら影響も問題もありません。

しかし、台風だからと言って僧侶のほうからは法要の取りやめを申し出ることはありません。

寺院の考えにもよりますが、お参りに来られる人が1人でもいる限り、どんなに悪天候であっても法要は執り行うそうです。

約束している時間に遅れることになっても、僧侶は必ず法要に訪れて来られます。

中止を申し出ない限り少人数でも法要は執り行えますが、お参りに来られない遠方の親戚のために日程を改めるという申し出が喪家の方からあれば延期して構わないとしています。

大切なのは、忘れずにお勤めをすること!だからです。

もしかしたら古い考えのお姑さんは、法要の中止・延期ができることを知らない可能性もありますので、寺院の方に問い合わせみるように旦那さんから促してもらってはいかがでしょうか。

台風直撃の時でも法事は出席する必要ある?中止や延期の可能性は?のまとめ

結婚して初めての法要ともなれば、しかも長男の嫁ともなれば参加して色々とお手伝いをしなければならないことくらいはわかっています。

しかし、台風模様となれば話は別です。

近所ならまだしも、片道三時間という距離なら辞退することも仕方がありません。

お姑さんには、行けなくなるかも知れない旨を早い段階で連絡を入れておくことをオススメします。

ただし、『行かない』という決めつけではなく、あくまで『いけなくなるかも知れない』という可能性があることを伝えるに留めておいた方が良さそうです。

そして、可能であれば法事の延期を、旦那さんから提案していただくと良いですよ。

先延ばしにすることがダメなのではなく、お勤めを忘れずにすることの方が大切なのですから。

そこをわかっていただけるように説明して、他の遠方から来られる親族の方も後日改めて参加できるように尽力してみてください。

それでも頑なに法事を執り行うと譲ってくださらないなら、法要当日の天候を見てお断りをして後日お参りに伺わせていただきましょう。

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