小さい子どもが楽しみにしているイベントのひとつに、サンタさんからのクリスマスプレゼントがありますね。
わたしも小さい頃は、サンタさんからのプレゼントが楽しみだったよ。
でもそろそろ、サンタさんから卒業する必要があります。
えぇっ、なんで?!
毎年楽しみにしてるんだから、このままでもいいじゃん。
子どもが「何を欲しがっているのか?」とか「何に興味があるのか?」とかをリサーチしたり、こっそりプレゼントを買ってきてみつからないように隠したり・・・。
子どもが眠ったところに忍び込んで、プレゼントをそっと枕元におくミッションはハラハラドキドキしましたよね。
そしてクリスマスの朝、サンタさんから届いたプレゼントに目を輝かせながらよろこぶわが子の姿は、親としては本当にほほえましく思えるのです。
そうよ。
あんなに喜んでくれるんだから、いつまでも夢を見させてあげようよ。
でも子どもは成長とともに、サンタさんの存在に疑問を持つようになってくるのです。
「本当にサンタさんっているのかな・・・?」って。
半信半疑。
もしお友達から「サンタクロースなんていないんだよ」なんて言われてしまった日にゃ、どれだけ傷つくかわかったもんじゃありません。
本気で信じているからこそ、サンタさんの正体をばらされる前に卒業させる必要があるのです。
かわいいお子さんの夢を壊さないためにも、なるべく早いほうがいいですね。
ということで今回はサンタクロースから上手に卒業するための方法として、『サンタクロースからの最後の手紙』を紹介していきますね。
よろしくお願いいたします!
目 次
サンタクロースから届く最初で最後の手紙
子どもがじょうずに、サンタクロースから卒業するには『サンタクロースからの手紙』が最も効果的です。
単純に思われかもしれないけど、サンタクロースの存在を信じきっている子どもにとっては、かなり有効的な手段といえるでしょう。
これまでのお子さんの行動を振り返ってみても分かるとおりです。
- サンタさんにプレゼントしてほしいものを手紙で伝えたり
- サンタさんが大好物な甘いお菓子を作って準備してあげたり
- 煙突がなくてお部屋に入ってこれないんじゃないかと心配したり
- サンタさんに会いたい一心で眠いのを我慢して起きていたり
などなど。
わたしも。
サンタさんに会いたくて夜遅くまで起きてて、お父さんに怒られたわ。
これらの様子から分かるように、子どもはみんなサンタさんを信じているし大好きなのです。
そんな憧れのサンタクロースからの手紙が届くんだから、全力で信じるし、信じないわけがありません。
サンタクロースの手紙・・・は、親であるあなたがサンタクロースになりきって、丁寧に作成していきましょうね。
サンタさんの手紙って・・・。何を書いたらいいのよ。
大丈夫。
わたしがレクチャーするので、頑張って書いていきましょう!
ヒント:サンタクロースの存在意義を確認
まず、サンタクロースが、多くの子どもたちにプレゼントを届ける意味を考えてみてください。
サンタクロースから贈られるプレゼントには、特別なメッセージが込められているのです。
『特別なメッセージ』?・・・なんだろ?
『あなたのことを大切に思う人がそばにいますよ』
サンタクロースはプレゼントを介して子どもたちに、『あなたを見守る存在がいるんだよ』っていうメッセージを送っているのです。
でも、一晩で世界中の子どもたちのもとにプレゼントを届けるなんて、サンタクロースひとりでは到底ムリなはなしですよね。
そこで。
サンタクロースは、世界中の子どもたちを愛するお父さん・お母さんにお仕事の依頼をします。
パパやママに、サンタさからのお仕事の依頼かぁ。
「わしの代わりに、子どもたちが笑顔になれるような愛を詰め込んだプレゼントを届けておくれ」
依頼を受けたお父さん・お母さんは、子どもの笑顔を思い描きながら、たくさんの愛をクリスマスプレゼントという形に変えて贈り続けます。
そして。
サンタクロースからのプレゼントが終了する今夜、子どもは『自分の成長を大切に見守っていてくれる存在がある』ということに気づくというわけ。
それは、毎年贈られたプレゼントの中に詰め込まれた愛によって、心の優しい子に成長したからにほかなりませんね。
サンタクロースは、優しさに包まれた子どもにひとつの願いを託します。
「君がおとなになったとき、今度は君がサンタクロースになって『あなたを愛している人がずっとそばで見守っているよ』という、メッセージを伝えてほしいんだ」
おとなになると、サンタクロースのことを信じていた無垢な心を忘れてしまうのが人間です。
それでもサンタクロースは、世界中の子供たちのことが大好きなのです。
素敵なおはなしね。
サンタクロースから届く手紙の内容は?
子どもにとってのサンタさんは、プレゼントをくれる優しいおじいちゃんという存在ですよね。
でも・・・。
サンタさん自身の諸事情によって、プレゼントを届けることができなくなったってなると、やっぱり納得できないと思います。
「もうサンタさんが来ないって。プレゼントももらえないんだ」
サンタクロースからお別れをする趣旨の手紙を読んだとき、子どもを悲しい気持ちにさせてしまってはいけません。
「これまでありがとう、ぼくの優しいおじいちゃん」
子どもに悲しい気持ちにさせるのではなく、サンタクロースの愛を感じられるような内容にすることが重要なのです。
子どもの気持ちを一番に考えて、前向きなメッセージを伝えましょうね。
サンタクロースの最後のメッセージは3ステップ
前向きに・・・って、どんなことを書けばいいのかなぁ?
サンタクロースからのメッセージに盛り込むのは、たったの3つでOKです。
- 『ありがとう』
- 『ごめんなさい』
- 『大好きだよ』
この3ステップで、サンタクロースからじょうずに卒業させてあげましょうね。
1ステップずつ、解説していきます。
サンタクロースのメッセージ:ステップ1『ありがとう』
『ありがとう』のパートでは、サンタさん自身がプレゼントを届けるときのワクワク感や、毎年成長している姿が垣間見たときのウキウキ感などを与えてくれた子どもへの、感謝の言葉を綴りましょう。
サンタさん自身が子どもの成長をみられて、気持ちがはずんだ様子で書いてください。
お子さんにプレゼントを届けることがどんなに楽しくて、クリスマスが待ち遠しかったかを伝えるといいでしょう。
加えて、サンタさんのプレゼントを楽しみに、ずっと待っていてくれていたことへのお礼の言葉も綴るのを忘れないようにしてください。
サンタさんが楽しくプレゼントを贈ってくれていたことを知って、お子さんは喜ぶに違いありません。
『ありがとう』のパートの言葉
・君にプレゼントを届けて、今年が10回目だね
・これまで君の成長を見させてくれてありがとう
・とてもいい子に育ったね
サンタクロースのメッセージ:ステップ2『ごめんなさい』
『ごめんなさい』のパートは、最後のクリスマスプレゼントになってしまうことをお知らせする重要なパートとなります。
子どもにとって、1番ツラい思いをする瞬間だよね・・・。
このパートでお子さんが悲しい気持ちにならないような、配慮が必要になってきます。
単に「プレゼントが最後になる」ことだけを記すのではなく、どうして届けることができなくなるのか・・・、その理由をちゃんと伝えるようにするのがポイントです。
本当はもっと、ずっと君の成長を見守っていたかったという残念に思う気持ちと同時に、世界中に新しく誕生している小さい子どもたちを優先して届けなければならないとう現実が、ちゃんと伝わるようにわかりやすい言葉で伝えることが重要となります。
サンタクロースからのプレゼントは終了するけど、その代わりに来年からは両親がパトンを受けてプレゼントをすることを伝えましょう。
『ごめんなさい』のパートの言葉
・残念だが、わしからのプレゼントは今年が最後になるんだ
・君よりももっと小さい子供たちにプレゼントを届けなければならない
・これからはわしの代わりに両親からプレゼントしてもらってくれ
サンタクロースのメッセージ:ステップ3『大好きだよ』
『大好きだよ』のパートは、とても大切です。
プレゼントが届かなくなることが、サンタクロースがお子さんのこと忘れてしまうこととイコールでないことを伝えるパートとなるからです。
あなたの子どもと、別のちいさな子どもたちを、天秤にかけたわけじゃないよって伝えましょう。
サンタさんはプレゼントを届けなれなくなったけど、お子さんが頑張って取り組んでいることをこれから先もずっと応援しているし、ずっと見守っていることを伝えます。
いつの日か、サンタクロースの正体がお父さん・お母さんであることに気づいたとき、ずっと応援してくれていたこと、ずっと愛さていて育てられていたことに感謝するはずです。
『大好きだよ』のパートの言葉
・いつまでもわしは見守っているよ
・ピアノの発表会、君ならうまくやれるよ!
・素振りをもうちょっと丁寧に練習しよう!君ならプロの選手になれるさ
・今の笑顔を忘れないで
・素直な気持ちを忘れないで
サンタクロースからの手紙は夢を壊さない
お子さんの夢を壊さないように、且つ、スムーズにサンタさんとのお別れができる方法として好評なのが『サンタクロースからの最後の手紙』。
この方法だと、下の兄弟だけにサンタさんからのプレゼントが届いても「自分にだけサンタが来ないのは悪い子だからだ」などと言われることがありません。
また、いきなりのことでショックを受けそうな子どもには『君のところに来るのは来年が最後です』と、ワンクッション置くことで、心の準備ができてショックが軽減されるはずですよ。
サンタクロースからの手紙は日本語?英語?
サンタクロースは子どもの目からしても、日本人でないことは明らかですよね。
先輩。
サンタクロースからの手紙って・・・日本語?それとも英語?
そうね。
手紙を日本語にするか英語にするかは、お子さんの年齢に合わせたらいいですよ。
■日本語
たとえば、小学生低学年だったり、これまで日本語の手紙をつけていたりしていたら日本語でのメッセージでも問題なしです。
■英語
これまでのプレゼントに手紙をつけていないのであれば、よりリアルな感じを出すために英語の文面がおすすめでし。
小学3~4年生以上なら、英語のほうが怪しまれることはありません。
サンタクロースからの英語の手紙を見て、なんて書いてあるのかを問われても「ママは読めないから、英語の先生に聞いてみて」と答えると、更に信憑性が高くなってGOODですよ。
どちらにしても子どもにあてる手紙なのですから、難解な内容にしないのがポイントですよ!
日本語にするか、英語にするか。
意外と重要なのね。
英語の例文
英語例文
「I’m glad you have been looking forward to my present.
I have to send many presents for new-born babies and younger children.
So this is the last present for you, but I’m always in your heart.
I hope you are thoughtful and very warm-hearted.
Thank you for all.
I’ve enjoyed!」
「今までサンタクロースのプレゼントを楽しみにしてくれてありがとう。
私は、新しく生まれる命、幼い子ども達に夢を届けなくてはなりません。
これが最後のサンタクロースからのクリスマスプレゼントになります。
でも、信じていればいつまでも君の心の中にサンタクロースはいます。
これからも優しく思いやりのある人に成長してください。
今までありがとう。
とても楽しかったよ。」
サンタクロースから卒業する手紙は英語で!子供の夢壊さずサヨナラをのまとめ
子どもはいつの時代も、サンタクロースのことが大好きです。
自分の子どもには、いつまでも夢を見させてあげたいって思うのが親心だけど・・・。
でも、いずれはサンタクロースの存在に疑問を持つときが必ずやってきます。
サンタクロースの秘密を知ったとき、お子さんの心が傷つくのを防ぐためにも、早めにサンタクロースから卒業しておくことをおすすめします。
サンタクロースを卒業するきっかけとして『サンタクロースから届く最後の手紙』は、子どもの夢を壊さない最高のアイテムとなるのは間違いありません。
「サンタさんは、本当は存在しないんだよ」と否定することもなく、両親がサンタクロースに扮してプレゼントを贈り続けていた真実を伝えるのですから。
それまで両親が与えてきた夢は、お子さんを大切に思う気持ちからきていたのだということを、ちゃんと子どもに伝えていきたいですね。
『親が子どもをおもう気持ち』がサンタクロースの真の姿だとしたら・・・サンタクロースって、本当に存在するのかもしれませんね。