
毎年楽しみにしている、サンタさんからのクリスマスプレゼント。
お子さんが何を欲しがっているのかとか、何に興味があるのかとかをリサーチしたり、こっそりプレゼントを買ってきてみつからないように隠したり・・・。
お子さんが眠ったところに忍び込んで、プレゼントをそっと枕元におくミッションはハラハラドキドキ。
そしてクリスマスの朝、サンタさんから届いたプレゼントに目を輝かせながら喜ぶわが子の姿は、親としては本当に微笑ましく思えますよね。
でも、子供は成長とともに、サンタさんの存在に疑問を持つようになってきます。
お友達から「サンタクロースなんていないんだよ」なんて言われてしまった日にゃ、どれだけ傷つくかわかったもんじゃありませんよね。
だからこそ、お子さんの夢を壊すことなく、早めにサンタクロースを卒業する必要があるのです。
そこで今回は、サンタクロースから上手に卒業するための方法として、『サンタクロースからの最後の手紙』をご紹介します。
目 次
サンタクロースから届く最初で最後の手紙
子供が上手に、サンタクロースから卒業するために必要なのが『サンタクロースからの手紙』です。
単純に思われますが、サンタクロースの存在を信じきっている子供にとっては、かなり有効的な手段なんですよね。
これまでのお子さんの行動を振り返ってみてください。
・サンタさんが大好物な甘いお菓子を作って準備してあげたり
・煙突がなくてお部屋に入ってこれないんじゃないかと心配したり
・サンタさんに会いたい一心で眠いのを我慢して起きていたり
などなど。
これらの様子から分かるように、子供はみんなサンタさんを信じているし、大好きなんですよね。
そんな憧れのサンタクロースからの手紙が届くのですから、全力で信じますし、信じないわけがありません。
サンタクロースの手紙・・・は、親であるあなたがサンタクロースになりきって、丁寧に作成していきましょう。
ヒント:サンタクロースの存在意義を確認
サンタクロースが、多くの子供たちにプレゼントを届ける意味を考えてみましょう。
サンタクロースから贈られるプレゼントには、『あなたのことを大切に思う人がそばにいますよ』というメッセージが込められています。
でも、一晩で世界中の子供たちのもとにプレゼントを届けるなんて、サンタクロースひとりでは到底無理なはなしですよね。
そこでサンタクロースは、世界中の、子供たちを愛するお父さん・お母さんにお仕事の依頼をしたのです。
「わしの代わりに、子供たちが笑顔になれるような愛を詰め込んだプレゼントを届けてくれ」と。
お父さん・お母さんは、子供の笑顔を思い描きながら、これまでたくさんの愛をクリスマスプレゼントという形に変えて、贈り続けます。
サンタクロースからのプレゼントが終了する今夜、子供は、『自分の成長を大切に見守っていてくれる存在がある』ということに気づきます。
それは、両親から贈られたプレゼントの中に詰め込まれた愛によって、心の優しい子供に成長したからです。
そのときサンタクロースは、子供に一つの願いを託します。
「君が大人になったとき、今度は君がサンタクロースになって『あなたを愛している人がずっとそばで見守っているよ』という、メッセージを伝えてほしいんだ」と。
おとなになると、サンタクロースのことを信じていた無垢な心を忘れてしまいますが、サンタクロースは、世界中の子供たちのことが大好きなのです。
サンタクロースから届く手紙の内容は?
お子さんにとってのサンタさんは、プレゼントをくれる優しいおじいちゃんという存在です。
でも・・・。
サンタさん自身の諸事情によって、プレゼントを届けることができなくなったってなると、やっぱり納得できないですよね。
サンタクロースからお別れをする趣旨の手紙を読んだとき、「もうサンタさんが来ないって。プレゼントももらえないんだ」と、子供を悲しい気持ちにさせてしまってはいけません。
子供に悲しい気持ちにさせるのではなく、「これまでありがとう、ぼくの優しいおじいちゃん」と自然に思えるような内容にすることが大切です。
お子さんの気持ちを一番に考えて、前向きなメッセージを伝えましょう。
サンタクロースの最後のメッセージは3ステップ
サンタクロースからのメッセージに盛り込むのは、たったの3つです。
『ありがとう』と『ごめんなさい』と『大好きだよ』の3ステップで、サンタクロースから上手に卒業させてあげましょう。
1ステップずつ、解説をしていきます。
サンタクロースのメッセージ『ありがとう』
『ありがとう』のパートは、サンタさん自身がプレゼントを届けるときのワクワク感や、毎年成長している姿が垣間見たときのウキウキ感などを与えてくれた子供への、感謝の言葉を綴りましょう。
お子さんにプレゼントを届けることが、どんなに楽しくてクリスマスが待ち遠しかったかを伝えるといいですね。
加えて、サンタさんのプレゼントを楽しみに、ずっと待っていてくれていたことへのお礼の言葉も綴りましょう。
サンタさんが楽しくプレゼントを贈ってくれていたことを、お子さんは喜ぶに違いありません。
・これまで君の成長を見させてくれてありがとう
・とてもいい子に育ったね
サンタクロースのメッセージ『ごめんなさい』
『ごめんなさい』は、最後のクリスマスプレゼントになってしまうことをお知らせする重要なパートです。
このパートでお子さんが悲しい気持ちにならないような、配慮が必要ですね。
単に「プレゼントが最後になる」ことだけを記すのではなく、どうして届けることができなくなるのか・・・、その理由をちゃんと伝えるようにしましょう。
本当はもっと、ずっと君の成長を見守っていたかったという残念に思う気持ちと同時に、世界中に新しく誕生している小さい子供たちを優先して届けなければならないとう現実が、ちゃんと伝わるようにわかりやすい言葉で伝えましょう。
・君よりももっと小さい子供たちにプレゼントを届けなければならない
・これからはわしの代わりに両親からプレゼントしてもらってくれ
サンタクロースからのプレゼントは最後になるけど、その代わりに来年からは両親がバトンを受けてプレゼントをすることを伝えましょう。
サンタクロースのメッセージ『大好きだよ』
『大好きだよ』のパートは、とても大切です。
プレゼントが届かなくなることが、サンタクロースがお子さんのこと忘れてしまうこととイコールでないことを伝えるパートだからです。
サンタさんはプレゼントを届けなれなくなったけど、お子さんが頑張って取り組んでいることをこれから先もずっと応援しているし、ずっと見守っていることを伝えましょう。
いつの日か、サンタクロースの正体がお父さん・お母さんであることに気づいたとき、ずっと応援してくれていたこと、ずっと愛さていて育てられていたことに感謝するでしょう。
・ピアノの発表会、君ならうまくやれるよ!
・素振りをもうちょっと丁寧に練習しよう!君ならプロの選手になれるさ
・今の笑顔を忘れないで
・素直な気持ちを忘れないで
サンタクロースからの手紙は夢を壊さない
お子さんの夢を壊さないように、且つ、スムーズにサンタさんとのお別れができる方法として好評なのが『サンタクロースからの最後の手紙』です。
この方法だと、下の兄弟だけにサンタさんからのプレゼントが届いても「自分にだけサンタが来ないのは悪い子だからだ」などと言われることがありません。
また、いきなりのことでショックを受けそうなお子さんには『君のところに来るのは来年が最後です』と、ワンクッション置くことで、心の準備ができてショックが軽減されますよ。
サンタクロースからの手紙は日本語?英語?
サンタクロースが日本人でないのは、子供の目から見ても明らかですよね。
しかし、日本語にするのか英語にするのかは、卒業させようとしている年齢に合わせたらいいと思われます。
例えば、小学生低学年だったり、これまで日本語の手紙をつけていたりしていたら日本語でのメッセージでも問題はありません。
もし、これまで手紙をつけていないのであれば、よりリアルな感じを出すために英語の文章がおすすめです。
小学生中学年以上であれば、英語の方が怪しまれることはないでしょう。
サンタクロースからの手紙を見て、なんて書いてあるのかを問われても「ママは読めないから、英語の先生に聞いてみて」と答えると、更に信憑性が高くなります。
でも、子供にあてる手紙なので、難解な内容にしないのがポイントです!
サンタクロースからの英語の手紙の例文
「I’m glad you have been looking forward to my present.
I have to send many presents for new-born babies and younger children.
So this is the last present for you, but I’m always in your heart.
I hope you are thoughtful and very warm-hearted.
Thank you for all.
I’ve enjoyed!」
「今までサンタクロースのプレゼントを楽しみにしてくれてありがとう。
私は、新しく生まれる命、幼い子ども達に夢を届けなくてはなりません。
これが最後のサンタクロースからのクリスマスプレゼントになります。
でも、信じていればいつまでも君の心の中にサンタクロースはいます。
これからも優しく思いやりのある人に成長してください。
今までありがとう。
とても楽しかったよ。」
サンタクロースから卒業する手紙は英語で!子供の夢壊さずサヨナラをのまとめ
子供はいつの時代もサンタクロースのことが大好きです。
でも、いずれはサンタクロースの存在に疑問を持つときが必ずやってきます。
サンタクロースの秘密を知ったとき、お子さんの心が傷つくのを防ぐためにも、早めにサンタクロースから卒業しておくことをおすすめします。
サンタクロースを卒業するきっかけとして『サンタクロースから届く最後の手紙』は、子供の夢を壊さない最高のアイテムですよ。
「サンタさんは、本当は存在しないんだよ」と否定することもなく、両親がサンタクロースに扮してプレゼントを贈り続けていた真実を伝えるのですから。
それまで両親が与えてきた夢は、お子さんを大切に思う気持ちからきていたのだということを、ちゃんと子供に伝えていきたいですね。
『親が子供を思う気持ち』がサンタクロースの真の姿だとしたら・・・サンタクロースって、本当にいるのかもしれませんね。