紫外線とは?わかりやすく解説!浴びると悪影響だが健康に良いことも

夏が近づいてくると気にしなければいけないのが、紫外線です。

日差しが強くなり気温が上昇し始めると、報道番組お天気コーナーの気象予報士さんが「しっかりと紫外線対策をしてお出かけしましょう」と促してくれます。

CMや広告・雑誌でも、紫外線対策グッズの宣伝をバンバン流してきますよね。

しかし、そもそも紫外線って何なのでしょう。

夏の間、こんがり小麦色に焼いたとしても、冬になると肌の色はある程度落ち着いてきますよね。

結局もと通りに戻るのだったら、そんなに騒ぎ立てることもないのでは?って、思いませんか?

なぜに、そんなに悪者扱いしなければならないのでしょうか。

そこで今回は、紫外線の正体に迫ってわかりやすく解説していきます。

確かに、紫外線を浴びすぎてしまうと体に悪影響を及ぼしますが、100%悪いとも言えないことがわかりました。

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紫外線ってなぁに?わかりやすく解説!

紫外線は、太陽から放出される太陽光線の成分のひとつで、短い波長の高いエネルギー光線のことをいいます。

皆さんご存知の『虹』は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色で構成されていますよね。

色が違って見えるのは、波長の長さの違いによるものです。

赤色から紫色に近づくにつれて、波長はだんだん短くなっていきます。

※注意・・・なので、美術でならった『色相環』のように、紫色までいったら赤色に戻ってくる・・・なんてことはありません。

以上の7色は、目に見える光ということで『可視光線』といいます。

では問題の紫外線はというと・・・読んで字の如く、紫色の外側の光となります。

可視光線(虹)の、一番端っこの紫色を超えたところにある紫外線は『不可視光線』となり、目に見ることができない光の領域ということになります。

紫外線は、この、不可視光線(虹の外側)に分類されます。

紫外線は別名、UVとも呼ばれますよね。

それは、目に見える虹色・可視光線の、紫色を超えたところにある光ということで、ラテン語で紫外線を『Ultra Violet(ウルトラ・バイオレット)』って、いうんですね。

で、Ultra Violetの頭文字をとって『UV』となります。

可視光線の外側

  ↓

紫外線

  ↓

Ultra Violet(ウルトラ・バイオレット)

  ↓

頭文字をとってUV

因みに、紫外線の逆側となる赤色側には『赤外線』があるんですけど、赤外線には熱的な作用があるので温度を感じることができます。

この、熱的な作用を利用しているのが、電子レンジです。

カチコチに凍らせて保存している冷凍食品を、ものの数分で解凍から温めまで実現しています。

しかし紫外線は、赤外線のようにはっきりとした熱を感じることはありません

殺菌作用など化学変化の作用がある紫外線は、医療関係の場で活躍することがおおいです。CT検査やレントゲン検査が、まさにそれです。

目にも見えず、温度も感じることとがないからこそ、紫外線への危機感を覚えることが困難なのです。

家の中にいれば直射日光を浴びないから大丈夫

・海で泳いでも水の中なら大丈夫

・山で森林に囲まれていれば大丈夫

このような間違った認識で無防備にしていると、大量の紫外線を浴びてしまうことになってしまうのです。

次の章では紫外線を種類別に紹介していきます。

紫外線は3種類

紫外線は細かく、3種類に分けることができます。

・UV-A

・UV-B

・UV-C

この内、地上に届いているのはUV-A・UV-Bの2種類だけです。←ここ重要!

紫外線は浴びると悪影響!A派/UV-A

地上に届く紫外線の、約90%を占めているのが『UV-A』です。

オゾン層をものともせずスルッとすり抜けてくる、憎いやつです。

UV-Aは、紫外線の中でも最も害を及ぼさないとされていますが、活性酸素を発生させるエネルギーがめちゃめちゃ強く、雲・窓ガラス・水中をも通り抜けてお肌を攻撃します。

毛根の深さとなる真皮層にまで到達するので、コラーゲンが破壊されて肌の弾力がなくなり、シミやしわといった老化現象を引き起こします。

肌の老化を加速させるUV-Aは、別名『光老化』とも呼ばれています。

ひかりろうか・・・、なんだか恐ろしい響きですね。

人間の老化現象を100%としたとき、この光老化による老化は、なんと!80%も占めていたのです。

生きていれば当たり前に老けていく老化は、たったの20%程度だったです。

なので、

「白髪はえてきた」

「肌のハリ・ツヤがなくなった」

「顔中しわだらけ」

「脂肪が蓄積されてきた」

「加齢臭大放出」

このような様々の悩みの大半は、紫外線・UV-Aが原因だったのです。

単純計算をすると、紫外線を受けなければ老化の進行を5分の1のスピードに落とせることになりますね。

さきほどもご紹介したとおり、紫外線は物質を通り抜けやすい性質のため、天候にもほとんど左右されることなく年中通して地上に降り注ぐから厄介です。

○ UV-Aの悪さの特徴

・しみ

・シワ

・たるみ

UV-Aは、見た目の肌トラブルに影響を及ぼします。

紫外線は浴びると悪影響!B派/UV-B

UV-BはUV-Aとは違って、大部分はオゾン層で吸収されるので、地上への線量は紫外線全体のわずかに10%程度です。

「UV-Aよりも降り注ぐ量が少ないんだったら、たいしたことないな」と思うのは、大間違いです。

線量は少ないのですが、UV-Aと比較するとUV-Bの方が1000倍以上もの有害性があるとされていて、人体への影響力は大きいのです。

波長がさらに短いので真皮層までは届きませんが、表皮を赤く炎症させるヤケドのような症状をあらわします。

他にも、メラニン色素を作り出して肌を真っ黒にしてしまったり、細胞を傷つけ皮膚がんを引き起こしたりします。

○ UV-Bの悪さの特徴

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・肌を赤く炎症させる日焼け

・しみ

・シワ

・そばかす

・乾燥肌

・皮膚がん

・白内障

・免疫力低下

UV-Bはお肌の老化だけでなく、深刻な健康被害にも及びます。

紫外線は浴びると悪影響?C派/UV-C

UV-Cは殺人光線と呼ばれ、UV-AやUV-Bよりも有害性があるとされてきました。

しかしほとんどのUV-Cはオゾン層に吸収されてしまうので、地上に降り注ぐことはなく人体への影響はないとしていました。

UV-A・UV-Bよりも危険なんだけど、オゾン層に吸収されるから浴びる心配がないよという考えです。

しかしこの度、UV-Cを見直す発表がなされました。

神戸大学大学院医学研究科内科系講座皮膚科学分野とウシオ電機株式会社の研究チームによると、UV-Cを浴びた人間の皮膚や目に、ガンの発生が認められなかったそうなのです。

今後は、医療現場や日常生活での殺菌消毒など、広く活躍が期待されているところです。

UV-CとUV-A・Bとの違いはズバリ、UV-Cは皮膚の奥まで浸透することがなく細胞のDNAを破壊しないということです。

地上には到達しない紫外線・UV-Cは、医療などの現場で高い殺菌消毒効果を発揮する人体に優しい紫外線でした。

紫外線は浴びすぎると悪影響!

結局、地上にまで降り注いでくるUV-AとUV-Bは、老化現象や深刻な健康被害をもたらすのですから、やはり『紫外線は有害』という位置づけになりますね。

紫外線は基本的に、太陽が出ている時間は常に降り注いでいると考えて間違いありません。

ただし、場所や時期によってその強さには違いがあります。

紫外線が強い季節は?

春の訪れで気温が上がる5月頃から、紫外線の量は急激に上がり始めます。

7月をピークにして8月までキープし、紅葉の盛り頃となる10月にかけて紫外線の量は減っていきます。

だいたい4月と9月の紫外線量は、ほぼ同じであるというデータがあります。

一年間を通して、紫外線の降り注がない日はありません。

紫外線が多い時間帯は?

一日の中で紫外線量が多くなる(一日の約60%を占める)のは、10時~14時となっています。

やはり、太陽が頭上から直接狙い撃ちしてくる時間帯が、もっとも紫外線量が多くなります。

紫外線量は天候でどれくらいの差がある?

快晴の紫外線量を100%としたときの比率を算出しました。

快晴・・・・100%

薄曇り・・・50~80%

雨の日・・・30%

何度もいってしまいますが、UV-Aはオゾン層に吸収されませんし、雲・ガラス・水などを透過して襲ってきます。

「今日は日差しがないから、紫外線なんてへっちゃら」・・・ではなく、曇りのときこそしっかりと紫外線対策をしなければならないのです。

紫外線を受けた細胞はダメージを受け、老化の原因となってしまいます。

紫外線が健康にいいところって?

前章までは、紫外線の悪い部分を紹介してきました。

しかし紫外線は、人間が生きていく上でなくてはならないもの、切っても切り離せない大切な部分もあるのです。

『紫外線には殺菌作用がある』と、ご紹介しました。

例えば、天気の良い日に布団や洗濯物を干すと、雑菌して嫌なにおいを消し去ってくれます。

また、血行促進・新陳代謝促進・免疫力を高める作用があります。

朝の日光浴は体内時計を正常化し、睡眠・食欲・気分などの生体リズムを整えてくれます。

そして、人間にとって必要不可欠となる『活性型ビタミンD(ビタミンD3)』の生成を、紫外線が手助けしてくれるのです。

ビタミンDと活性型ビタミンD(ビタミンD3)とは

ビタミンDとは、以下の総称となります。

・ビタミンD2(植物性食品より摂取)

・ビタミンD3(動物性食品より摂取)

・ビタミンD4

・ビタミンD5

・ビタミンD6

・ビタミンD7

この中で人間に必要となるのがビタミンD2とD3なのですが、食事やサプリメントで摂取しても、そのままでは使うことができません。

取り込んだビタミンDを活性型ビタミンDに加工しなければならないのですが、そこで必要になってくるのが紫外線というわけです。

効率的な紫外線摂取方法

ビタミンDの生成に必要な紫外線、一体どの程度を取り込んだらいいのでしょうか。

もっとも効果的とされている時間帯は、午前9時までの紫外線です。

紫外線対策をせずに10分間の日光浴をすることで紫外線を摂取できるだけでなく、体内時計や生体リズムが整えられて一石二鳥です。

紫外線を摂取しなかったら

紫外線を浴びなければ活性型ビタミンDを生成しませんので、慢性的なビタミンD欠乏症に陥ってしまいます。

体内のビタミンDが不足すると、主に骨の病気が生じます。

・骨格異常

・くる病

・骨軟化症

・骨粗鬆症

仮に、食事でビタミンD摂取量が多少不足したとしても、十分に日光浴をしていればビタミンD欠乏症にはならないと言われています。

規則正しい生活をおくることを心がけましょう。

紫外線とは?わかりやすく解説!浴びると悪影響だが健康に良いことものまとめ

白い肌をキープするために、昼夜逆転の生活をしているという女性がいます。

また、白い肌を焼かないために、年中日焼け止めクリームを塗り、帽子やサングラスや手袋はもちろん、全身黒の洋服で完全防備の女性がいます。

確かに紫外線の浴びすぎは、肌トラブルや皮膚がんを引き起こすことがあるので、しっかりと対策する必要はあります。

しかし、過度の紫外線対策も問題が生じます。

そのさじ加減は人それぞれですが、高齢者となったとき健康体を維持するためにも、計画的な紫外線欲を心がけましょう。

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