インフルエンザが大流行する前から始める予防法とは?最も効果的なアレ

健康・からだ


季節は移り替わって冬が近づいて来ました。冬と言えば、これからクリスマスや忘年会・新年会や正月といった楽しい行事が目白押しですね。

でもウキウキ浮かれてばかりはいられません。寒い冬と一緒に、毎年猛威を振って私たちを困らせてくれている『インフルエンザ』の時期が近づいてきたことを意味しますからね。

昨年かかったから今年は大丈夫と、油断しているととんでもない目に遭いますよ。実際私は二年連続でインフルエンザにかかってしまい、本当に苦しい思いをしました。
とにかく全身の関節が痛み、どんな姿勢でも楽になることは許されず、頭痛と高熱の中で浮かんでくるのは『やっぱり健康が一番』という言葉です。元気な日常を送れる体であることに感謝しました。

こんなに辛い思いは二度としたくないと思っている人必見です。
インフルエンザがどのようにして自分の体に侵入するのか、そのルートを知った上で、ではどのように予防していけばいいのかをご紹介していきます。

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インフルエンザのウィルス感染ルート

インフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染することで起きる病気です。インフルエンザウイルスの大きさは『0.1ミクロン』で、『0.0001㎜』と果てしなく小さいものです。
目では確認が出来ないので、どこでどのように潜んでいるのかに気付くことは困難だと言えます。

インフルエンザの主な感染経路は以下の3パターンとなります。

① 飛沫感染

感染経路として一番多いパターンです。感染者の咳・くしゃみ・会話で発生した飛沫に含まれる菌やウィルスを鼻や口などから吸い込むことで感染します。

飛沫は一回のくしゃみで約200万個・咳で約10万個もの数を約1~1.5m飛散させています。飛沫の大きさもわずかに『5ミクロン(0.005㎜)』と回避しようがない程ですが、水分が付着しているので重さがありすぐに落下してしまいます。
目の粘膜からもウィルスは侵入しますので注意が必要です。

② 接触感染

皮膚や粘膜の直接的な接触はもちろん、ドアノブ・手すり・便座・エレベーターのボタンなど、不特定多数の人が触る可能性があるところを介して、間接的な接触でも感染します。

人は無意識のうちに手を鼻や口などの周りのもっていく癖があります。間接的に手に付着させたウィルスを知らず知らずのうち体の中に侵入させています。インフルエンザウィルスは乾燥した環境を好みますので、冬はどこにいても長時間活動ができるのです。

③ 空気感染

感染者から排出された飛沫核に付着している菌やウィルスを吸い込むことで感染します。飛沫感染と似ていますが、飛沫の水分がなくなった粒子と思ってください。水分がなくなった分とても軽くなったインフルエンザウィルスは、ふわふわして長時間遠くまで浮遊することが出来ます。非常に小さいので直接肺の奥に届き危険です。

インフルエンザに最も有効的な予防とは

手を介して体内に侵入するウィルスには最も効果的だとされている予防法が『手洗い』です。上記した通り、人は無意識に手を顔周りに持っていきがちです。ウィルスをたっぷり付着させた手で食事したり、顔を触ったりすると体内へのウイルス侵入を許してしまうことになり兼ねません。自分の身を守るためにも、多少神経質と思われるくらい徹底的に手洗いをするのが一番の予防になります。

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正しい手洗い


流水でザッと流して終わりにしていませんか?その程度ではウィルスは取れていませんよ。しっかり丁寧に手洗いを行うように心掛けましょう。

① まずは流水で手を洗います
② 次に石鹸で洗いますが、しっかりと泡を立てるようしましょう
手のひら・手の甲をしっかりとこすり洗いします
指の間は両手を組むようにしてこすり洗いです
親指は反対の手に包み、ねじるように洗います
指先・爪の間は、手のひらでこするように洗います
手首は親指同様、反対の手でねじるように洗います
⑧ 流水で石鹸と汚れを十分に洗い流します
⑨ 清潔な乾いたタオル、又は使い捨てペーパータオルで十分にしっかりと拭き取ります

ポイント 指先・指の間・親指は洗ったつもりになっていることが多いので意識して洗うようにします。手首のしわまでキッチリ洗うことが大切になってきます。
手洗いをしたくても出来ない時はアルコール手指消毒剤を活用すると、予防対策の強い味方になってくれます。デパートやスーパー、病院などの入り口に置いてありますね。

やりがちな間違った手洗い法

●水やお湯で軽くすすぐだけ。
この程度ではインフルエンザウィルスは落ちません。

熱いお湯で洗う。
冷たいからと水ではなくお湯を使うことで、皮膚の油分が奪われてしまい乾燥の原因になります。荒れた肌から細菌が大繁殖してしまします。

●石鹸を使っても良く泡立てず、すぐにすすいでしまう。
石鹸自体には消毒効果はありませんので、時間をかけて丁寧に洗わないと効果は半減します。

手のひらだけを洗う。
指先・指の間・親指など手全体を洗わないと効果はほとんどありません。

共有のタオルを使用する
湿ったタオルで繁殖した細菌が再び手に付着してしまいます。

手洗い以外の有効な予防法

インフルエンザの予防接種

摂取したからすぐに効果があるわけではありませんので、注意してください。

ワクチン接種後、抗体ができるまでに約2週間かかりますので、インフルエンザが流行する前に受けることが最も大切です。インフルエンザに感染しても発病する可能性を低減し、かかっても重症化防止に有効です。

人ごみを避ける

不特定多数の人との接触を減らすことで感染防止に繋がります。

湿度管理を徹底する

乾燥を抑えることで感染を防ぎます。必要に応じて加湿器などを使い、湿度を50%~60%に保つことが効果的です。

栄養のバランスの摂れた食事と休養

体の抵抗力を高めるために、バランスの良い食事をしましょう。そして体が疲れていたり弱っていたりするとウィルスに感染しやすくなります。しっかりと睡眠をとり、規則正しい生活を送るようにしましょう。

水分補給

水分補給は緑茶がおすすめです。緑茶にはカテキン成分があり、ウィルスを撃退する効果があります。免疫力を強くする調節性T細胞の数も増やしてくれます。

インフルエンザウィルスの予防のまとめ

インフルエンザウィルスは細菌よりも小さいものなので、どんなに予防をしていても100%防ぐことは不可能です。

今まで当たり前のようにしていたうがいやマスクも、予防効果としてはあまり意味がなさそうです。

簡単に行える予防は手洗いでしたね。小学校の手洗い場に、手の洗い方の図解が貼られていたことを思い出します。
インフルエンザのあの苦しみを味わわないように、しっかりと手を洗い、出来れば予防接種を受けるようにしましょう。

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