花粉はいつまで飛散?花粉症アレルギーの正体である抗体を減らす近道

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スギ花粉
今や、日本人の4人に1人が花粉症に悩まされています。

花粉症が発症すると、くしゃみ・鼻水・鼻づまりで仕事に集中出来ませんよね。鼻をすすったり、かんだりすることで頭部に力が入ってクラクラしてしまいます。

症状を抑えるために薬を飲むと、それによって眠気やだるさが出てしまい、やる気が失せてしまいます。夜は夜で鼻が詰まるので眠れなくなり睡眠不足。

昼間はくしゃみ・鼻水と薬の作用、夜は鼻詰まりと睡眠不足で苦しめられるという悪循環。これが数ヶ月も続くわけですから、花粉症の人は堪らないと思います。

そこで今回は、花粉の飛散の状況と、花粉症アレルギーの種類、原因となっている抗体を減らすという考え方についてご紹介致します。

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花粉はいつまで飛散するの?

花粉症歴が長い人はご存知でしょうが、『花粉』自体は一年中飛散しています。ただし、年中同じ花粉が飛んでいるわけではありません。受粉するタイミングが植物それぞれで違いますので、その時期のタイミングで受粉するために花粉は降り注いでいるのです。

その中でも最も多くの人に影響を及ぼすのが、春先のスギ花粉とヒノキ花粉です。

花粉症の一番の原因となるのがスギ花粉の方になります。杉人工林(人工的に作った森)の面積は日本の森林面積の18%を占めています。花粉の飛散量が非常に多く、風に乗せてより遠くまで花粉を運ぶのが特徴(風媒花)です。

飛散時期は1月~4月で、『くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ(アレルギー性か結膜炎)』が症状として表れます。

時期を少しずらして、3月~5月に飛散するのがヒノキ花粉です。ヒノキ人工林の面積は森林面積の10%を占めています。スギ花粉と同じく風媒花のため、ヒノキ花粉も風に乗せて広範囲に及んで飛び回っています。

花粉の成分はスギ花粉とよく似ているので、症状の表れ方もスギ花粉と大きく変わることはありません。しかしヒノキ花粉は目の粘膜に反応しやすいため、目の痒みや涙が出るという症状が出やすいのが特徴です。

花粉症アレルギーの種類

花粉症はアレルギー性鼻炎の一種です。

そうなんです。花粉症は鼻炎に属するのです。知りませんでした。

空気の通り道が塞がり(鼻づまり)呼吸が出来ない状態は鼻腔が炎症しているから、といわれたら納得せざるを得ないですね。

アレルギー性鼻炎は更に二種類に分けられます。『季節性アレルギー性鼻炎』と『通年性アレルギー性鼻炎』です。

花粉症は『季節性アレルギー性鼻炎』に属します。決まった月や季節の変わり目など、花粉が飛散する時期に症状が出ます。

一方『通年性アレルギー性鼻炎』はダニやホコリなどのハウスダストやペットの毛で症状が出るものを言います。

アレルギー性鼻炎は、体に入ってくるアレルゲン(異物)から見を守るための機能が過剰に反応しているもので、自律神経のバランスが崩れると症状が発生します。

『花粉症アレルギーは遺伝!メカニズムを喩えたコップを満たさない予防』

花粉症に対抗するには抗体を減らすことが近道

花粉症の症状を根本的に断つにはIgE抗体の過剰生産量を減らすのが一番です。

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病院から処方される薬やドラッグストアに置いてある薬は、花粉症の症状を抑える働きで、IgE抗体が減っているというわけではありません。

IgE抗体はリンパ球によって作り出されますが、もう少し詳しく説明すると、『リンパ球の指示で白血球のヘルパーT細胞がIgE抗体を生産している』のです。

実際にIgE抗体を生産するヘルパーT細胞は1型と2型と二種類あります。

1型ヘルパーT細胞は、IgE抗体の生産を抑制する働きをしています。
2型ヘルパーT細胞は、IgE抗体の生産を促す働きをしています。

この2つのバランスが崩れた時、IgE抗体が増えすぎてしまいアレルギー症状がひどくなります。

アレルギー症状を緩和させるためには、1型ヘルパーT細胞を強め、2型ヘルパーT細胞の働きを弱めることが出来ればいいわけですが、そんな都合のいいものが・・・あるんです!

それが『乳酸菌』です。

腸内環境を整えてくれるだけでなくアレルギー症状までも緩和させるなんて、乳酸菌は本当に頼もしい存在です。

1型ヘルパーT細胞と2型ヘルパーT細胞のバランスを整えば、アレルギー症状を起こすヒスタミンなどの化学伝達物質の放出を減らすことに繋がり緩和されるという仕組みです。

素晴らしいですね。

なお、乳酸菌は生きたまま大腸に届かせるのが必須条件です。

摂取するなら、空腹時はより満腹時がおすすめです。空腹時は胃酸が多く分泌された状態ですので菌が腸まで届きにくくなるのです。そして毎日続けてください。

『継続は力なり』です。

花粉症に有効と言われる乳酸菌

リフレクト乳酸菌(T-21株)は、腸内の免疫システムに働きかけ、インターロイキン-12の生産を促進する能力が非常に高いです。

L-92乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株)は、免疫を司る細胞に働きかけ、抗アレルギー作用を引き出してくれます。

フェカリス菌は、他の乳酸菌よりも菌の大きさが小さく、5分の1程度なので一度に多くの菌を摂取出来ます。たとえ胃酸で死滅しても、善玉菌の餌となり無駄にはなりません。

などなど。乳酸菌の働き方は様々です。そして腸内環境も人それぞれです。

私の腸内環境と相性がいい乳酸菌が、あなたの腸内環境との相性がいいかと言うと、そういうわけではありません。

ですので、一つの乳酸菌を一定期間試してみて効果が現れない場合、『花粉症に乳酸菌が有効というのはガセだった』というのではなく、『この乳酸菌では私の腸内環境には合致しなかった』と思うのが懸命です。

花粉の飛散はいつまで?のまとめ

スギ花粉とヒノキ花粉は成分が非常によく似ているので、スギ花粉症にかかった人は7割方ヒノキ花粉症も発症します。

両方の花粉に反応している場合は、寒い季節からゴールデンウィークまでと、非常に長い期間辛い思いをすることになります。

体の中で作られるIgE抗体を抑制することが出来ればアレルギー症状を緩和されますので、乳酸菌のちからを借りて花粉に打ち勝ちましょう!

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