夏の楽しみといえば、各地で盛大に行われる花火大会ではないでしょうか。
久留米市では、江戸時代から続く『水天宮奉納花火』が起源とされた『筑後川花火大会』が今年も盛大に開催されます。
西日本最大級の花火大会を誇り、各地から大勢の観覧客が押し寄せるほど有名となりました。
その姿をひと目見ようと筑後川に訪れる観覧客の人数は実に45万人と言われ、その数は年々増えているそうです。
久留米の夜空を彩る筑後川花火大会は、より多くの人に観覧してもらえるために6会場を準備しています。
そこで今回は、筑後川花火大会の各会場の様子をまとめました。
目 次
筑後川花火大会開催!基本情報はこちら!
多くの観覧客を魅了してやまない筑後川花火大会ですが、実は『水の祭典久留米まつり』というお祭りのイベントの一つであることをご存知でしょうか。
3日間にかけて行われる久留米まつりの最終日に打ち上げられるのが、ご紹介している『筑後川花火大会』なのです。
久留米まつりといえば明治通りを封鎖し歩行者天国にするなどして、盛大なステージやパフォーマンスが繰り広げられているのですが、何故だか花火大会だけが単独で知名度をあげてしまいました。
水の祭典久留米まつりの最終日に開催される『筑後川花火大会』の基本的な情報はこちらです。
筑紫川花火大会の基本情報
大 会 名/ 筑後川花火大会
大会開催地/ 福岡県久留米市 水天宮対岸河川敷 篠山城跡対岸河川敷
大会開催日/ 毎年8月5日に固定(※曜日は関係ないのでお間違えないように)
大会開催時間/ 19:40~21:10(※悪天候の場合は別の日に延期)
打ち上げ数/ 18,000発
打ち上げ時間/ 90分
筑紫川花火大会へのアクセス
JA鹿児島本線久留米駅から徒歩約10~15分
西鉄久留米駅から徒歩約20分
駐車場/ なし
有料席/ なし ※観覧無料
問い合わせ先/
0942-32-3207(筑後川花火大会実行委員会)
0942-31-1717(久留米観光コンベンション国際交流協会)
筑後川花火大会の京町会場と篠山会場の紹介
筑後川花火大会は、JR久留米駅を挟んで筑後川の二箇所で開催されています。
2000年頃までは水天宮前の一箇所のみで開催されていたのですが、2001年の明石花火大会遊歩道事故(兵庫県)を受け、2004年から現在の京町会場側と篠山会場側の二箇所で打ち上げられるようになりました。
観覧スポットは、京町会場側が3ヶ所、篠山会場側も3ヶ所、大小合わせて合計6ヶ所に設けられています。
それぞれの会場をご紹介します。
京町会場側
仕掛け花火に力を注いでおり、ナイアガラの滝に歓声があがります。
打ち上げ花火は、篠山会場で打ち上がる尺玉よりも小ぶりとなる7号玉が最大となるのですが、川幅が狭い分花火を真上に眺めることができ、更に、後ろの堤防に振動が反響するので、体に受ける迫力は臨場感が溢れています。
京町会場(メイン会場)
6会場の中でも最もオススメの会場が、京町会場となります。
篠山会場よりは狭い観覧スペースとなるのですが、この会場こそ江戸時代から続く花火大会を見ることができるので人気を博し、観覧席の争奪戦となっています。
大人気会場故に非常に混み合いますし、早めに会場入りしておかないと入場規制がかかって入場できないという悲しいことも起こり得る会場です。
また、目の前の水天宮に参拝出来ることも、京町会場が人気となる要因ではないでしょうか。
お祭り気分を味わうのに神社へのお参りと屋台は必要不可欠ですから、水天宮前こそ雰囲気が漂うベストポジションなのです。
長門石会場
メインである京町会場の対岸に位置する長門石会場は、打ち上げ花火の着火スペースの並びとなるため、見どころとなるナイアガラ滝を見ることが不可能な会場となります。
しかし、京町会場のごった返す混雑を免れますし、打ち上げ花火のみを堪能するには十分満足できる会場となっています。
みやき会場
長門石会場と同じく京町会場の対岸に位置し、南側にある豆津橋を渡った場所が観覧スペースとなっています。
壮大なナイアガラ滝を見ることは出来ませんが、二箇所で打ち上がる花火を一方方向に眺めることができる、オイシイ場所です。
篠山会場側
京町会場側から比べると、川幅が広いので尺玉(10号玉)の打ち上げを体感することが出来ます。
打ち上がったときの破壊力は、こちらの会場にいないと体験できません。
篠山会場(メイン会場)
久留米の土地勘がない人は、この篠山会場がオススメです。
なんといっても京町会場よりも観覧スペースが広々としているので、河川敷までたどり着くことができれば、ゆっくり座って見ることが出来ます。
例えたどり着いた時に打ち上げが始まっていても、場所にこだわらなければ足を投げ出せるほどのスペースを確保することができます。
屋台が多く立ち並ぶのも篠山会場の魅力の一つではありますが、屋台近辺というのがどうしても混み合ってしまうので、少し離れたポイントだと余裕で花火を堪能することが出来ます。
小森野会場
篠山会場の対岸で、二千年橋と小森野橋に挟まれた北側の会場です。
打ち上がった花火はどのポジションから見ても綺麗ですので、人混みが苦手な人にはおすすめの会場となります。
鳥栖会場
篠山会場の対岸となります。
6会場の中でも1番駅からの距離があるという理由で人気がなく、穴場となるのが鳥栖会場です。
とても開けている場所ですし観光客が少ないので、目玉の尺玉が打ち上がった時の爽快感は格別です。
筑後川花火大会のおすすめスポットは?
会場内でのベストスポット
6会場の中では、篠山会場のJRの高架線付近がおすすめです。
その辺りになると、両会場の花火を同時に堪能することが出来るので、かなりお得なスポットです。
更にみやき会場でも、豆津橋周辺でも両会場の打ち上げ花火が見ることができます。
会場以外でのベストスポット
会場以外だと、久留米駅が近い久留米市役所前の広場が最高の広々スポットとなっています。
低い位置に仕掛けられたナイアガラの滝を見ることはできませんが、それを差し引いても、高く上がる打ち上げ花火をゆっくり見るのには十分なスポットです。
ゆめタウン久留米店の屋上は筑後川から距離があるので迫力には欠けますが、両会場の花火を同時に見ることができる、欲張りスポットです。
スーパーの屋上ということで、トイレ・食べ物・飲み物・駐車場が確保できることが強みですね。
長門石町の農道は、周りが田んぼや畑ばかりに囲まれているので、視界を遮る高いビルや建物がなく、地元住民の穴場として知られている場所です。
最大のデメリットは、虫さされの被害に遭いやすいということです。
十分な虫よけ対策が必要となります。
筑後川花火大会2018開催!京町会場と篠山会場中のおすすめスポットのまとめ
筑後川花火大会が、久留米まつりのイベントの一つだったとは驚きでしたね。
二箇所で同時に打ち上げられる理由も、事故に繋がらないよう観光客への配慮からというのが高感度益々UPです!
歓声が上がるほどの仕掛け花火・ナイアガラの滝は絶対に見たい!ですので、早めに現地入りしておくことが大事です。
遅くとも16時くらいまでには到着して、京町会場の最前列を狙いましょう!
打ち上げ時間ギリギリの到着になりそうな場合は、篠山会場で広々ゆったり堪能しましょう!
伝統と歴史とある筑紫川花火大会!
この夏は絶対に見逃さないようにしましょう!