台風でもバイクで通勤できる?!運転するリスクは雨と風と飛来物!

台風 荒波夏に関すること

台風 荒波

毎年勢力を増していくつも日本に訪れる台風。

 

ひとつ過ぎ去ったと思ったらもう次の台風が発生していたり、複数の台風がやってきたりと猛烈な爪痕を残していきます。

 

自然のものなので仕方がないのですが、お勤めされている人にとってはそうも言っていられません。

 

雨が降ろうと風が吹こうと雪が積もろうと、台風が来ようとも、会社が「出てきて働いてください」と言えば何が何でも出勤しなければならないからです。

 

雨風が吹き荒れる中、家族が止めるのも振り払って玄関の扉を開ける瞬間は、会社は鬼だと思いますよ。

 

さて、この嵐の中、徒歩やマイカーや公共交通機関を利用して通勤している人、若しくはその通勤が可能な人にとっては出勤ができそうですが、問題はバイクを使って通勤している人です。

 

車も持っていない、歩いて行くには距離がありすぎる、バスや電車が通っていない辺鄙な場所に会社がある・・・そんな人はいつも通りバイクを出さざるを得ない状況ですよね。

 

しかし外は台風。

 

荒れた天候の中をバイクで駆け抜けて大丈夫なのでしょうか。

 

そこで今回は、台風の時にバイクで通勤が出来るのかを雨・風・飛来物に分けてまとめました。

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台風でもバイクで通勤できる?!運転するリスク① 雨

普段と違って断続的に打ち付けてくる雨は、非常に痛みを感じます。

 

晴れているときよりも通勤時間がかかりますので、その間ずっと雨に打たれ続けることになり心が折れそうになります。

 

また、雨足が強いため視界がかなり悪くなります。

 

フルフェイス型ヘルメットを着用されると思いますが、ヘルメットのシールドの外側は雨粒が付き、内側は呼吸や温度差で曇ってきます。

 

並走している車もまた、バイク以上に視界が悪く安全確認がし辛いため、事故に巻き込まれる可能性が高くなってしまいます。

 

水たまりが水深5cmにもなっていたら、ハンドルが取られる上にブレーキの効きが悪くなるので非常に危険です。

 

視界の悪さと水たまりで道路状況がわかりにくく、僅かな段差にも対応できなくなります。

 

雨に関しては、ヘルメットのシールドの曇りやフッ素加工を施すことで行けなくはなさそうですね。

 

 

 

台風でもバイクで通勤できる?!運転するリスク② 風

雨よりも対応が難しいのが風です。

 

バイクは横風に煽られると、いとも簡単に車線変更させられてしまいます。

 

どちらか一方からの風なら少しくらいは反応出来るかも知れませんが、台風の風は右から左から縦横無尽に強風が吹き荒れますので、コーナーを曲がる時も転倒しそうになりかなり怖い思いをします。

 

信号待ちでの停車中も踏ん張りが利かないので、倒れてしまいそうになるのをこらえるのに必死です。

 

基本的に風に対抗できるのは重量ですので、軽量のバイクほど横風の影響は大きく出ます。

 

例えば大きいトレーラーなどは、風を受ける面積は大きいものの重量があるのであまり影響を受けることはありません。

 

最悪横転することはありますが、それもめったにあることではありません。

 

それに比べるとバイクの重量は軽いため、風の影響をモロに受けやすいのです。

 

実際はわからないにしても、バイクごと風に持っていかれそうになるので数十cm以上も横に飛ばされる感覚に襲われます。

 

60kmで普通に走行しようものなら、相当怖い思いをすることになります。

 

風が通り抜ける橋は危険地帯

橋の上での走行は想像している以上の風圧を感じ、横から煽られると車体を直立させたままでは直進できないだけでなく、2m程度なら簡単に車体がずれるのを感じます。

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台風を正面から受ける形で走った場合、三車線道路を左端から右端まで流されます。

 

逆に台風の風を背中で受ける形だと、橋と橋のつなぎ目の僅かな段差にタイヤが浮く感覚に捕らわれます。

 

川にかかっているような小さな橋でも、風が通っている状況でなら渡らないほうが無難です。

 

風速18m/sでも橋の上では簡単に煽られ、ハンドル取られてしまいます。

 

判断を誤ってしまうと最悪の場合、橋の外に放り出されるかもしれませんし、対向車線まで飛ばされる可能性があります。

 

風が吹き抜ける橋は特に危険な場所ですので、渡らずに迂回するようにしましょう。

 

強風でバイクに乗る時に注意すること

強風の中ではスピードを落とすのが一番の安全対策です。

 

伏せの大勢を保ちしっかりとニーグリップをすることで、仮に飛ばされたとしても真横移動だけで済み転倒は免れるでしょう。

 

強風に煽られまいとハンドルにしがみつき腕に力が入っていると、風に対抗しようとして体が動くのと同時にハンドルが持っていかれたり、セルフステアの防げになったりするので余計に不安定になることを念頭に置いておきましょう。

 

横風に煽られてふらついているところを並走してくる車にも危険を感じます。

 

徐行運転をしたら通勤はできないこともなさそうですが、台風の時はバイクには乗らないほうが良さそうです。

 

ベテランライダーさんでさえも、強風の時にはツーリングには行けないと言うくらいですので、バイクでの出勤は断念することをおすすめします。

 

台風でもバイクで通勤できる?!運転するリスク③ 飛来物

台風の時はどこからともなくゴミなどが飛んできます。

 

前方を走る車の荷台に粗大ゴミなどが積んである時は、強風に煽られてものが飛ばされてくる可能性が高いので離れて走行するようにしてください。

 

ダンボールの破片が飛んで来た時さえ避けることが出来ず、それが命中してしまうとその威力はまるで鉄板のように感じるそうです。

 

とあるバイク乗りが、風速50m/sの台風が直撃した時に400ccバイクで自宅を出発し、どこまで行けるのか、どこまで耐えられるのかという実験を試みたそうです。

 

結局その人は200m程度進んだものの、恐怖のあまり引き返してきたそうですよ。

 

体感したのは、停車しようとして横風に煽られて転倒、そのあと瓦やトタンが飛んできて命の危険を感じたという検証結果でした。

 

夜間走行となると更に視界が悪くなります。

 

街路樹の木々の枝が折れ道路に落ちていたりぶら下がっていたりしますが、小枝だと思って甘く見ていると飛んで当たった時の衝撃は予想以上です。

 

下手すると転倒し二次災害に巻き込まれてしまいます。

 

ダンボールの破片でさえかなりの威力ですから、街路樹の折れた枝・看板・トタン屋根・瓦なんてものが飛んできた日にゃ、怪我では済まないことは容易に想像がつきますね。

 

台風でもバイクで通勤できる?!運転するリスクは雨と風と飛来物!のまとめ

台風とは、大雨と強風という組み合わせですよね。

 

大雨は視界が極端に悪くなり路面は滑りやすく、集中豪雨で道路が一時冠水します。

 

強風では道路に色々なものが飛んできたり、落ちていたりして避けることが難しい状況になっています。

風に煽られると、バイク1台くらい簡単に横流しされていまいます。

 

雨と風、どっちかだけもバイク操作が困難になるのに、どっちもが同時に襲ってくるとなると人間の力では為す術がありません。

 

バイクは横風に煽られ危険ですので、車や電車でも対して時間が変わらないのであればそちらを利用して通勤することをおすすめします。

 

冒頭でも述べた通り辺鄙な場所に会社がある場合、無理して通勤するのではなく、有給休暇を取るという選択肢はないのでしょうか。

 

台風の時に出勤出来る出来ないは、他人に判断して貰う事ではありません。

 

「気をつけて運転したら大丈夫かも」と言われたからと言って、通勤中に強風に煽られ転倒しても、誰も責任を取ってくれる訳ではありません。

 

自分の安全は自分で確保してください。

 

最終的な判断は自己責任となります。

 

どうか、命だけは大切にしてくださいね。

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