台風を理由にバイトを休むのは非常識なことでしょうか?
外はすでに激しく吹き荒れていて台風が正にこれから直撃しようとしている時分、こんな日に限ってバイトのシフトを入れているって人いますよね。
雨脚が強いため、TVで流れる台風情報の音声さえ全く聞こえない状態だというのに。
通っている高校は台風の影響を受け急遽休校となったわけですから、当然バイトも休めると思って連絡を入れたのに、店長からは「働いている責任感がなさすぎる。レジはいないといけない部門だから親に送ってもらってでも出勤しろ」と言われてしまいます。
17時から21時という夜の時間帯にスーパーでレジのバイトをしている高校生に、どう考えても外出するには危険すぎです。
バイトって休むことは出来ないのでしょうか?
むしろ嵐の中を出勤して来いという店長のほうが常識はずれなのではないでしょうか?
そこで今回は、未成年である高校生でも台風を理由にバイトを休むことが出来ないのかについてまとめました。
目 次
台風でバイトを休ませてくれない!まずはお店側の状況を考える
高校生のバイト通勤は、大体の人が自転車を使っているのではないでしょうか。
その自転車での通勤が困難なら公共交通機関を使い、それさえも運転見合わせのため動いていないなら親に送迎してもらえ・・・なんて店長の言葉は、ちょっと乱暴にも聞こえて来ますよね。
まだ成人もしていない高校生に対して、サラリーマンと同じような要求をする店長が存在するなんて考えられません。
「そんなの無視して休めばいいじゃん。だってまだ子供なんだから」
と言いたいところですが、それはあまりにも身勝手で無責任すぎだと思いませんか?
台風が接近していて、外が危ない状態にあるのは誰の目にも明らかなのに、それでも店長が「休まずに出てきてくれ」と言うのには理由があることに着目してください。
パートとして働いている主力の主婦は、家に小さい子供だけを残して出勤なんて出来ず急に休んでいるのかもしれません。
雇われている期間が長ければ長いほど、自分の主張を通して強行欠勤する傾向にあります。
若い大学生の先輩アルバイトも、掛け持ちしていたバイト先からはどうあがいてもたどり着けない場所で足止めを食らっているのかもしれません。
そうしてみんなが休んでしまうと、スーパーは店長が一人で切り盛りしている状態かもしれませんよね。
こんなに大変な状態になってしまうと、高校生のバイトとは言え休まれると困るものなのです。
ですので、安易に「親が危ないから行くなと言っている」などという、言い訳はしない方が良いでしょう。
台風の時にどうしてもバイトを休みたい理由としては「交通機関がストップした」というのが、一番納得してもらいやすいのではないでしょうか。
しかし「交通費を出すからタクシーで出勤してほしい」と言われたら、それに従いタクシーを使って通勤するようにしましょう。
「台風だったからお店がガラガラで、行く必要なかったやん」というのは結果論で、シフトを入れている場合は何が何でも出勤するのが一般的です。
事例
こんな高校生がいました。
台風が来ていることを前もって分かっていたが、急用で休みたいというパートさんがシフトを変わって欲しいと言われ断われなかったそうです。
いざ台風当日を迎え、荒れた天候を理由にバイトを休みたいというのはあまりにも無責任ですよね。
台風で出勤が困難になることは想像できますし、出勤ができないならパートさんだろうが先輩だろうが、きっぱり断るべきです。
この場合は休みたいのであれば、店長に正直に話をしましょう。
しかし今後、社会人として人間性を疑われても仕方がない状況ですよ。
台風時にバイトは休校となった高校生でも通勤しなければならない理由は?
確かに台風でもお店が営業して働いている人がいるのですから、社員・パート・アルバイト関係なくバスタオルを持ってでも通勤するのが一般的です。
高校生とは言え例外なく、アルバイトで給料をもらっている以上は簡単に休んではいけないのです。
自転車が使えないならタクシーを使うなり歩くなり、どんな手段を使ってでも出勤すべきです。
「アルバイトだから休んでも問題ない」というのは甘えた考えであり、責任感がなさすぎですよ。
台風だからと言ってみんながバイトを休んだらどうなるかを考えましょう。
それをわかっている人は台風の中でも出勤しているのです。
「危ないから行かないで頂戴」と涙目で懇願する母親の言う通りに休んでしまうことで、店長から信頼されなくなり、ずっと厳しい目で見られることは避けられません。
そもそもシフトを組んで動いているのであれば、台風情報は前もってわかっているはずですので、シフトの調節をしてもらう責任があったのではないでしょうか。
アルバイトも賃金が発生している以上は社会人として仕事をしているのであって、遊びではないのです。
しっかりとわきまえて行動しましょう。
台風時にバイトを休校となった高校生が休んでも良いとされる理由は?
とはいうものの、やはり台風の中に我が子を放り出す親はいません。
親からすると、自転車しか移動手段がない高校生に対して台風の中を出勤してこいというお店の対応を疑いますよね。
高校生アルバイトでも責任感や自覚は確かに必要ですが、台風の中を通勤しろという店長は配慮がなさすぎではないでしょうか。
「親に送迎してもらってでも」って、そうしてあげたくても親が必ずしも免許を持っているとも限りませんよね。
そもそも学校が休校しているなら、外出禁止となっているのが普通ですのでアルバイトに行くことも禁止となるはずです。
公共交通機関がストップしていれば会社員だって休みをもらえるところは多いですし、出勤時に帰宅困難になりそうだと予想される場合は、かえって回りに迷惑をかけることになるので出勤しないのが原則です。
たとえ自分が大丈夫だと思っていても会社の指示で帰される社員もいるのですから。
安全のために休むほうが正しい選択かもしれません。
台風でバイトを休ませてくれない!休校の高校生でも通勤する理由は?のまとめ
親には危ないから休むと連絡しろと言われます。
アルバイトの高校生に、社員と同じ様な責任を押し付ける店長が間違っていると判断するでしょうし、危険にさらしてまでバイトには行かせないでしょう。
実際に、通勤途中に何かあったとしても店長は何の責任も取ってくれないかもしれませんから。
子供を守ろうとする親の無償の愛は、本当にデカいですね。
でも、それにいつまでも甘えていてはいけません。
たかがバイトと思うかもしれませんが、されどバイトです。
台風だってポッと出て吹き荒らしているのではなく、南の方から徐々に北上してきますし、どんな勢力を保ってどれくらいのスピードで接近しているのかは報道を見ていればわかることですよね。
あらかじめ大事を取って休む旨を伝えれば済むことですし、全員が出勤できない事がわかっていればお店側も臨時休業など、対処の仕様があるというものです。
台風が直撃することを予想し、前もってバイトのシフト調整をしていないあなたにも落ち度はありますよね。
今回はすでに台風が来てしまっているのですから、休むにしても出勤するにしてもご自身の『正しいと思える答え』に従ったら良いと思います。
今後社会に出て会社勤めをするための勉強だったと思い、極力当日欠勤をしなくて済む方法を考えながらアルバイトに取り組むようにしてくださいね。