平成元年から始まった『なにわ淀川花火大会』は、毎年思考を凝らした演出と音楽に合わせた迫力ある光の花が咲き乱れるパフォーマンスで、訪れた多くの観覧客を楽しませています。
花火のバリエーションも年を重ねるごとにグレードアップしているので、観覧しにきた人の中には涙しながら拍手を送る姿があるというのも有名な話です。
そんなに素晴らしい花火だったらぜひ一度、お金を払ってでも良い場所で見たいものですよね。
しかし、なにわ淀川花火大会は1km以上もある河川敷の両方の川岸から見ることができ、不公平がないようにと細かくエリアを区切ったチケット販売を行っています。
そこで今回は、なにわ淀川花火大会の会場において、どの席が一番お買い得なのかについてまとめました。
この記事が参考になれば幸いです。
目 次
なにわ淀川花火大会のお得なチケットは?
毎年大盛況のなにわ淀川花火大会。
有料エリアの地図や価格などはこちらのページをご参照ください。
各エリアには写真が添付してありますので、会場の雰囲気や席のゆったりさなどがなんとなく想像できますね。
チケットを購入する利点として、迫力ある打ち上げ花火や水中花火が楽しめるだけではありません。
座席が確保されていることで炎天下の中を何時間も場所取りしなくて済みますし、有料エリア専用のトイレが設置されているなど、かなり優遇されています。
各エリアをご紹介していきます。
なにわ淀川花火大会のお得なチケットは梅田会場?
淀川の南側に位置するのが、梅田会場です。
梅田会場は淀川に対して若干右よりにあるので花火を左斜め前に見る形になりますが、全ての人がパイプ椅子に腰掛けて観覧することが出来ます。
足元のスペースにもかなり余裕があります。
席は指定することが出来ない自由席ですので、早めに行って良い席を確保することをおすすめします。
梅田会場エリアは、全体的にゆるやかな傾斜となっていますが花火は上に打ち上がりますので、かなりの後方席になってしまっても問題なく美しい花火を観覧することが出来ます。
開演ギリギリに到着したとしても、問題なく普通に座ることができます。
一度着席すると、おしくらまんじゅう状態になることもないので快適です。
花火大会が始まってしまえば、映画を鑑賞するような感覚で夜空に開く光の花を楽しむことが出来ます。
しかし立地が悪いと感じる人もいます。
まず、花火大会自体が梅田会場の対岸にある十三会場を正面として構成されているので、音楽が聞こえません。
かすかに聞こえてくるかもしれませんが、花火が開く音ではっきりとは聞こえない可能性があります。
更に、対岸の十三会場から見える演出が正面ですので、梅田会場側は裏側に当たり花火が100%楽しめないという声もありました。
会場自体も少々問題があるようです。
花火パフォーマンスのある淀川に向かって左側の雑草が育ちすぎていて、見どころの水中花火の時に左側が見えないことがあるそうです。
仕掛け花火を大迫力で見たいなら前の方がよいでしょう。
花火全体を見渡すのであれば、会場席の真ん中より若干右側の中間から後方付近が見やすいです。
会場自体不人気なので混雑が少ない
トイレの混雑が少ないので、開演30分前に行っても比較的スムーズ。
パイプ椅子席に座って観覧するので足元が広く快適
前でも後ろでも見え方は変わらず、どこに座っても全体が見えやすい
梅田より南側や奈良方面から来られる人はアクセスが良い
南側河川敷の真ん中(会場の左側)が立ち入り禁止区域で塞がれているので、花火の全景が見えない場合がある
左半分の席からは、成長した雑草が邪魔で見えにくいことが多々ある
屋台は少なめ
ステージ演出が全くない
音楽はほとんど聞こえない
最寄り駅から結構遠い
(例えば、所東梅田からだと通常は7~16分の距離なのだが、花火大会当日は大混雑のため30分~1時間かかる)
なにわ淀川花火大会のお得なチケットは十三会場?
普通に花火をキレイに見るなら、北側となる十三会場のセンターに近いブロックがおすすめです。
なにわ淀川花火大会のメイン会場となるだけあって、いくつものブロックに分かれています。
エキサイティングシート・アリーナシート・パノラマスタンドをそれぞれご紹介します。
エキサイティングシート
エキサイティングシートは、大迫力の花火が間近で見える特等席といっても過言ではありません。
全ての席は指定ではありませんので、早い者勝ちの自由席です
正午12時前後から並び始める人もいますが、エキサイティングシートですと遅くとも2時間前くらいに到着すれば家族や友人同士と、離れて座らなければならないということはなさそうです。
エキサイティングシートは折りたたみテーブルとパイプ椅子が並べられています。
お弁当とお茶が付いているのが魅力ですね。
アリーナシート
アリーナシートはブロック指定で自由席なので、エキサイティングシートと同じく早い者勝ちとなります。
比較的平坦な場所なので、水中花火は前の人の座高次第ではみにくくなるかもしれません。
アリーナシートも折りたたみテーブルとパイプ椅子が並べられています。
お弁当とお茶が付いているので、食事をしながらゆっくり観覧することができます。
パノラマスタンド
パノラマスタンドはレフトスタンドとライトスタンドがあり、どちらからも見下ろす感じで花火を観覧することになります。
パイプ椅子ではなく、配布されるクッションシートを敷いて地べたに座るスタイルの自由席ブロックとなっています。
クッションシートは人によってはお尻が痛くなりますが、敷物は自宅から持参することは出来ません。
一人に割り振られているスペースがクッションシート分のみなので、基本的に荷物を置くことができません。
入場される前のショッピングはやめておいたほうが良さそうです。
手荷物は最小限で且つコンパクトにまとめ、ショルダーバックやウエストポーチにするなどで抱え込めるタイプのバッグをおすすめします。
このエリアも自由席となっていますが、芝生傾斜の角度が強いのでずり落ちないように気をつけてください。
花火全体を見渡せるとあって人気のあるエリアですので、当然ながら観覧客が多いです。
ライトスタンドとレフトスタンドでは、レフトスタンドのエリアをオススメします。
花火演出が十三会場を中心に構成されており正面に見える
イベントも十三会場側に設置されている
一番安い席でも傾斜があるので花火がキレイに見える
屋台が充実している
北摂方面からのアクセス良い
距離だけなら駅から近い
人気のある会場なので観覧客が多い
安い席は一人に割り振られたスペースが狭い
花火大会終了後の退出は、値段の高いシートの人から誘導され出してもらえない
帰りの混雑が半端ない(道狭い・商店街が近い)
なにわ淀川花火大会のお得なエリアおすすめベスト3!
第3位・梅田会場
一般的な花火大会の会場は混雑していて当たり前なのに、比較的リーズナブルな料金でど迫力の花火をゆったりと味わうことが出来る会場です。
屋台が少なめなので食べ物にこだわりがなく、人混みが苦手と言う人にとってはモッテコイです。
打ち上げ花火を間近で感じたい人におすすめエリアです。
第2位・十三会場エキサイティングシート
一番近い距離で打ち上げ花火の迫力を味わえる特等席です。
ゴミゴミすることなく自分の場所を広く確保されていますし、お弁当とお茶がついているので屋台の列にわざわざ並ぶ必要がありません。
まさに、花火演出を独り占め出来る極上のエリアです。
第1位・十三会場アリーナシート
エキサイティングシートより後ろのシートになりますが、そのエリアの中でも最前列をGETできれば、エキサイティングシートとほぼ同じ感覚で花火全体を観覧できます。
当日券も販売されているので、後方はゆっくりしたスペースが確保できるかもしれません。
番外編・夏ぴあシート
夏ぴあシートも、エキサイティングシートと同じ距離感で花火を楽しむことが出来ます。
しかし人気エリアなので競争率が高く、チケットが発売されるとものの数十分で完売となります。
『最寄り駅への到着が、午後6時頃を過ぎると打ち上げ時間までに会場に到着できない場合があります。
また午後6:30を過ぎると、安全確保のため河川敷内に入場できない場合がありますのでくれぐれもお早めにご来場ください』
以上のように案内が出ていますので、時間には余裕をもってお出かけするようにしてくださいね。
なにわ淀川花火大会のお得なチケットは?エリアおすすめベスト3!のまとめ
本来、夜空に打ち上げられる花火の観覧は無料で出来るはずなのに、良い席を有料にするなんて、どれだけ金儲けしたいのかと思ってしまいますよね。
しかし、有料エリアは無料エリアとの差別化を図り、料金を支払っても満足してもらえるように考えられています。
エリア専用のトイレを設置するとは、ちょっと驚きました。
花火終了後も、混雑を解消するためにエリアごとに開放され、高額チケット購入者から優先的に誘導してもらえます。
水面に扇状に開く水中花火も、チケットを買った人だけが美しく見られる特権です。
一年に一度の贅沢です。
よりキレイに見えるエリアで、夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。