愛犬の散歩は大変ですよね。
雨が降っても、風が吹いても、暑い日も寒い日も季節に関係なく毎日散歩に行かないといけないので、ペットを飼っていない人からすると単純に「大変だなぁ」と思ってしまいます。
もし一日でも散歩に行かない日があったら愛犬はストレスを感じてしまい、家の中を駆け回ることもありますよね。
では、台風の日は散歩に行くべきなのでしょうか?
窓の外は強風雨が吹き荒れて、どう考えても歩ける状態ではありません。
テレビから流れて来る報道では、『危険なので不必要な外出は避けましょう』という注意喚起されています。
愛犬は天気に関係なく散歩に出掛けたいのでしょうが、人間にとっては溜まったものではありません。
もし出て行って、看板や瓦が飛んできたのでは命の保証はないというものです。
そこで今回は、台風の日に犬の散歩は行くべきなのか?どんなお散歩コースでどんなスタイルで行くべきかをまとめました。
目 次
台風の日に犬の散歩は行く?行かない?
「台風の中を散歩なんていけないよ」というのが一般的な回答です。
そりゃそうですよ。
雨がパラついているだけでもしろしいのに、ましてや台風の日に外出なんて考えられませんよね。
強風雨に傘は役に立たないどころか壊れて使い物にならなくなるし、服はびっしょり濡れるし、メイクも髪型もぐしゃぐしゃになってしまいます。
視界が悪い中思いもよらないものが飛んできて、それこそ本当に命がけの散歩ですよね。
連れられる犬だって、どんな危険が及ぶかわかったものではありません。
「台風の日くらい、散歩に行かなくても大丈夫!」・・・と言いたいところですが、それはペットを飼っていない人の意見です。
ペットを飼っている、特に室外犬を飼っている人はそうも言ってられません。
台風だろうと雪が降ろうと、インフルエンザにかかっていたって犬の散歩は欠かすことが出来ないのです。
なぜなら犬は、散歩中にしか排泄をしてくれないからです。
危ないから散歩に『行かない』という選択肢はありません。
『犬の健康のために』散歩に行かなければならないのです。
お散歩でしかおしっこが出来ない犬であれば、台風や自分の体調に関係なく、トイレを兼ねて連れていくのが『飼い主の責任』なのです。
台風の日に犬の散歩は行かないとトイレはどうなる?
「台風でも犬の散歩に行くよ」と、当たり前のように答える理由は、愛犬の排泄に秘密が隠されていました。
もし散歩をしない日があると犬は家の中での排泄を拒みますので、一日中我慢をしてしまいます。
室内犬だと決められた場所でのおしっこを躾けていますので心配は要らないのですが、室外犬はほとんどの場合ひらすら我慢をします。
私たち人間に置き換えて考えて見るとわかりやすいと思いますよ。
想像してみて下さい。
自宅のトイレが使用禁止ともなろうものなら、何も手につかず、トイレのことだけを考えてしまいませんか?
限界ギリギリまで我慢してしまいますよね。
ただ人間の場合は犬と違って、ご近所さんやコンビニ・スーパーなどに行けばトイレを借りることが出来、スッキリすることが出来ます。
でも犬にはそんな手段はありませんので、結果的に次の散歩まで我慢することになるのです。
愛犬にとってはかなり負担になりますし、ストレスにもなってしまいます。
これが台風の日でも散歩に行く、本当の理由です。
台風の日に犬の散歩の散歩コースは?
では、台風が来た時のお散歩コースはどうしたら良いのでしょうか。
流石にいつものコースをいつもの時間だけかけて散歩するのは厳しいものです。
自宅の庭を歩かせる。
アーケードのある商店街を歩かせる。
頑なにいつものコースを歩かせる。
風雨が弱まったところを見計らって行く。
排泄を済ませる15分で切り上げる。
悪天候の中で行く散歩の目的は『排泄』です。
戸建てだと、庭を駆け回らせておけば満足してくれる子がいますので、楽に散歩を済ませることが出来ます。
アーケードのある商店街もそんなに距離があるわけではないので、同じ場所を行っきり来たりするそうですよ。
小雨になるタイミングを見計らって行くのも良い方法ですが、いつ吹き荒れてくるかわかりませんので速やかに帰ってきたいですね。
台風のお散歩スタイル
犬用のレインコートが出回っていますが、あれは拷問のように思う犬もいますので嫌がるようでしたら無理に着せないようにしましょう。
そもそも犬は、雨に濡れることを嫌がってはいません。
大雨が降っているとレインコートを着せていても、結局濡れてしまいますので着せる作業がとても面倒です。
排泄のためだけに行く散歩ですので何も身に着けずに行って、帰宅後はタオルで十分に拭いて上げるだけで大丈夫です。
特にお腹は冷えに繋がりますので、しっかりとゴシゴシ拭いてあげましょう。
泥まみれになってしまっていたら、お風呂場で足とお腹を洗ってあげましょう。
台風の日に犬の散歩は行かないとトイレはどうなる?散歩コースは?のまとめ
犬の散歩は運動させるだけでなく、排泄も兼ねています。
散歩中にしかおしっこをしないのであれば、どんな天気でもどんな状況でも散歩に連れていくのが『義務』となります。
しかし、そもそも愛犬に外でおしっこをさせるのが間違いであるということを認識しましょう。
一歩外に出ると、フンの後始末の看板をアチコチで見かけるようになりましたよね。
これは飼い主さんのマナーやモラルが欠けている証拠ではないでしょうか。
そうでないにしても愛犬が歳を取ったり病気になったりすることも考えると、室内トイレで排泄できるように躾けておいた方が、飼い主にとっても犬にとっても楽ではないでしょうか。
老犬になった時や体調が悪く数歩しか歩けないという時、体力もないのにトイレも我慢しとても心配になりますよね。
台風で散歩に行けないことを想定するなら、トイレシートの練習も必要かもしれません。
もしトイレシートでおしっこが成功すれば、これからそんな心配もなくなりますし、老犬になった時も犬に負担をかけずに済みますね。
コレを機に、自宅でトイレをすることを教えてみるのも良いいかもしれませよ。
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